先に紹介した神世界の接客マニュアル1に続いて、別バージョンの接客マニュアル2を入手した。
下記に全容を掲載しているので、ご覧頂くとその詳細を確認できるが、全体として怪しさ満載の内容になっている。
●「物足りないと感じる程度の情報を与え、体験につなげる」
●「相手がいうまで、知っていても出さない」
●「終わりの方でびっくりさせる」
●「感動をあおる。感動に油を注ぎ、騒ぐ」
●「本人の気付かぬ変化を伝える」
●「不安げに話すと怪しまれる」
●「何でも3回位やらないと解らないですよね」
●「解らないことに触れず、仲間意識を持たせる」
他にも多々問題点はあるが、中でも極めつけは、”感動をあおる。感動に油を注ぎ、騒ぐ”だろう。
”煽る(あおる)、油を注ぐ”もまともではないが、”騒ぐ”とはなんたる痴態か。さもそれが大変な奇跡であるかのように思わせるために、客の周囲でスタッフ等が大げさに騒ぎ立てることまでマニュアル化している。
カルト宗教団体が、新たな信者を獲得するときの有名な手法に、”称賛のシャワー”というのがあるが、それと全く同じことが、この神世界の接客マニュアルには明記されている。
”本人の気付かぬ変化を伝える”も、非常に違法性が高い。これは本人には何も自覚症状がないのに、周囲で見ていた者が、「いまあなたの頭の先から黒い煙が立ち上った」、「あなたの背中の贅肉が、いますっと落ちた」など、デタラメを言ってそれを信じさせてその気にさせるものだ。これが詐欺でなくてなんなのだ。
この接客マニュアルを見ただけでも、神世界がどのような団体であるかが明白となる。
このようなカルト手法満載のマニュアルを駆使して客集めを行ってきた神世界という団体は、どう見ても癒しを与えるためのヒーリングサロン等ではなく、客を”カモ”として利用してきただけの団体であることがわかる。
各種心理操作によって客の欲をくすぐり、あるいは脅し、次々と客をこちらのペースに巻き込んで荒稼ぎをしてきた証拠の品が、この接客マニュアルだ。