妻への手紙(10)、アンケート
このアンケートは、あなたの神慈秀明会に対する現在の気持ちを知っておきたいので、作りました。
あなたを理解する為に作ったのであり、この結果によってあなたを叱ろうとか、悪い結果に誘導しようとするものではありませんので誤解しないでください。
「こんなふうに答えたら、まずいんじゃないだろうか・・・?」等と考えて、答えを実際に思っている答から変更したりすると全く意味がないので、思った通り回答して下さい。よろしくお願いします。
T、岡田茂吉について
- 岡田茂吉は宗教家として優れた人であると思う。(はい・いいえ)
- 岡田茂吉は神人合一の神に近い人であると思う。(はい・いいえ)
- 岡田茂吉は宗教的妄想癖が強い精神異常者だと思う。(はい・いいえ)
- 岡田茂吉は腹のなかに光の玉を有していたと言われているのは本当だと思う。
(はい・いいえ)
- 岡田茂吉の「御教え」は、神慈秀明会によって正しく伝えられていると思う。(はい・いいえ)
- 岡田茂吉の「御教え」を都合のよいように取捨選択して利用しているのが神慈秀明会だ。(はい・いいえ)
- 岡田茂吉は一枚一枚、「お光り」を手書きで書いている。(はい・いいえ)
- 岡田茂吉は現在は霊界にいるが、「お光り」を通して現界とつながっていると思う。(はい・いいえ)
- 岡田茂吉に対する信仰心というものは、疑いから出発するのではなく、無条件に信ずることから始まると思う。(はい・いいえ)
- 岡田茂吉が現在の神慈秀明会を見たら、賞賛すると思う。(はい・いいえ)
U、神慈秀明会について
- 神慈秀明会の宗教法人としての方針は正しい。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会がその方針の基に行ってきた街頭浄霊などの布教活動は正しい。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会が信者に伝えてきた「手かざし」は浄霊として正しい行為だと思う。(はい・いいえ)
- 「手かざし」には、一定の治療効果など、未知のパワーがあると思う。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会が信者から献金を集めてきた行為は、一部に行き過ぎがあったが、大筋においては正しい行為だと思う。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会が信者に修勉や特修会等で教えてきた教義はおおむね正しい。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会がいうように、霊界は182段階になっていると思う。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会が信者から集めた金で信楽に神殿や美術館を建設したことは地上天国実現に一歩近づいたので意義がある。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会が行ってきた活動のために、離婚や家族離散、退学、退職等の悲劇が多数起こっていることを知っている。(はい・いいえ)
- 上記9の離婚や家族離散、退学、退職などの問題は、その個人の問題であり、神慈秀明会に責任はない。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会が行ってきたインターフェース活動やNGO、NPOへの参加は売名行為ではなく、世界平和を目指して行われていると思う。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会の実態は宗教団体ではなく、集金団体だ。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会の次期会主が小山家の人間で世襲されて行くことは問題ない。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会は過酷な献金のために生活を破壊された被害者に謝罪し償いをすべきだ。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会が信者に渡す「お光り」は岡田茂吉が手書きしたものだ。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会は数多くの新興宗教や既存宗教とは別格の、世界と人々を救う唯一の宗教だ。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会がいう、「最後の審判」は近い内に来ると思う。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会は数々の人権侵害をしてきたと思う。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会を批判する人たちは、神慈秀明会のことを理解していないから批判するのだと思う。(はい・いいえ)
- 神慈秀明会への参拝や玉ぐし奉納は、一般神社での参拝と同じだと思う。(はい・いいえ)
V、自分について
- 私は、神慈秀明会にだまされていたと思う。(はい・いいえ)
- 私は、できれば神慈秀明会を脱会したくない。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会から得たものもたくさんある。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会の人達は、一部の幹部を除けばいい人たちだと思う。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会を信仰してきて良かったと思う。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会のことで夫(妻)や子供達に迷惑をかけたことはない。(はい・いいえ)
- 私は、できれば神慈秀明会に家族全員で入信したらいいと思う。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会からマインド・コントロールされていたと思う。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会が好きだ。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会の活動には多少の問題点はあったが、カルトだとは思わない。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会の奇跡はあると思う。(はい・いいえ)
- 私は、夫(妻)が私の神慈秀明会への信仰を制限するのは信教の自由に反すると思う。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会が目指す「地上天国」を実現したい。(はい・いいえ)
- 私は、「離脱の神意」は神慈秀明会が教えている通りで、世界救世教は悪の教団だと思う。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会を止めると、何か悪いことが起きるようで怖い。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会を止めても「お光り」だけは持っていたい。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会から完全に決別をつけるために「お光り」を処分したい。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会を止めた場合は、それに代わる他の宗教を信心したい。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会のことで家族から質問されたり、追及されるのがいやだ。(はい・いいえ)
- 私は、神慈秀明会のことに関しては私が正しいと思っている。(はい・いいえ)
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アンケート結果
私と登志子との間に神慈秀明会の問題が明らかになって以来、話し合いをしたり、手紙を書いたり、私が買ってきた本を読んでもらったり、インターネットの神慈秀明会に関する情報を見せたりしてきた結果、登志子の気持ちも徐々に神慈秀明会から離れてきたように思えた。
しかし、登志子の方から積極的にそうした心の変化について話すことはなかったので、上記のようなアンケートを作成し、設問に答えてもらう形式にして彼女の気持ちを確認させてもらうことにした。
しかし、これは一種の「思想調査」のようなものであるから、誰にでも答えてもらえるというものではない。調査する者とされる者との間に、よほどの信頼関係がなければこうした設問に答えてもらうことは不可能だろう。
私がたくさんの宗教関係の本を読んだり、インターネット上にホームページを作って活動している一連の行動を彼女も知っており、そうした私の行動が彼女のための活動であることは彼女も理解していたので、私を敵として見るようなことはなかった。
通常は、カルトから脱会をさせようとする者は、カルト信者からは敵として警戒されるものであるが、私は彼女を被害者として対応してきており、決して敵として扱ったことはなかったので、彼女も私を敵対視することはなかった。
こうした関係の維持はカルトから身近な人を救い出すときに非常に大切なポイントだと思う。敵対してしまうと、どのような話も通じなくなってしまう。
ただ、彼女にしてみれば、自分が信じている神慈秀明会のことを私にも理解してほしいという気持ちはあったようであるが、私がそうしたことに関して懐疑的かつ否定的であったので、彼女は私への説得や説明をあきらめていたようである。
このように、私は彼女から警戒されたり、拒否されたりという関係ではなかったので、登志子は私からのアンケート依頼を受け入れてくれるのではないかと思い、このアンケートを作成した。
このアンケートを実施することによって、登志子の気持ちがかなり明白になるだろうと思って作ったアンケートであったが、結果を見るのが少々恐い気持ちもあった。
私がこれまで行ってきた登志子をカルトから奪還する戦いの「結果」がそこに表れる訳であるから、場合によっては悲劇的な結果を見せつけられる可能性もある。私としては精一杯頑張ってきたつもりであるが、それがどこまで登志子に通じているかは私自身わからなかった。
登志子が一人で家にいて、十分な時間がある時を見計らって登志子にアンケートに答えてもらうように依頼しておいた。
私が会社から帰ると、私の机の上にアンケート結果が置かれていた。服を着替えるのも後回しにして、ざーっと回答を見て私が思ったのは、 「 カ ル ト に 勝 っ た 」 という思いだった。
設問の多くは、これまで登志子との会話の中で、登志子自身の口から言われた内容を取り入れてある。全部で50問のアンケートであるが、カルトに肯定的立場で全問回答すると1問2点で100点満点となるように作ってある。
カルトに対して肯定的回答をした場合は1つ2点、否定的回答は0点、中間的回答は1点として計算してみると、登志子の得点は28点であった。神慈秀明会の問題が発覚した当時にこのアンケートを実施していたら、登志子の得点は100点近い点数をあげていたと思われる。それが28点とは、意外な点数であった。
この結果は、私が予想していた結果よりも、大幅に良い結果だった。日頃の登志子の様子からはそれほど大きな心理変化を読みとることができていなかっただけに、私は登志子のこの回答を見て、驚いた。
特に、「私は神慈秀明会が好きだ」という問いに対して「いいえ」と答えたこと、「私は、神慈秀明会からマインド・コントロールされていたと思う」という問いに「はい」と答えたことは、彼女の神慈秀明会に対する明白な決別の意志の表れだと思った。
「私は、神慈秀明会から完全に決別をつけるために『お光り』を処分したい」という、問いにも「はい」と答えているが、この点は最後まで彼女がこだわっていた点であり、「お光り」に対する恐れや畏敬の念も払拭できたことを表している。
このように、私の予測を超えるよい結果が出た背景には、「カルトテクニック」の校正を彼女に任せたことが、効果的に作用したのではないかと思っている。あの「カルトテクニック」は、神慈秀明会が行っている数々のマインド・コントロールについて具体的に解説したページだが、インターネットでの公開に先立ち、登志子に原稿を渡して誤字・脱字、内容の誤りがないか校正を依頼した。
校正が終わって登志子から戻ってきた原稿には、30枚以上の付箋がつけられ、随所に鉛筆で内容の修正が指摘されていた。その指摘箇所は、確かに私が勘違いしていたり、表現が誤解を招くおそれがあったりした場所であり、登志子の指摘は正しい指摘であった。
これだけきちっとした校正ができるということは、かなりその内容を精読しないとできないことであり、登志子が「カルトテクニック」を非常によく読んだ結果であると言える。
登志子の口からも、「カルトテクニック」の校正を終わったとき、「とても長文で疲れたけれど、神慈秀明会のマインド・コントロールについて、よく分かった」との感想があった。
アンケートに答えてくれたことについて、私が登志子に「ありがとう」と言うと、登志子は、「期待に応えられる答えじゃなくてごめんね」と言った。私が、「いや、そんなことはないよ。私が思っていた以上に良い結果だったよ」と言うと、登志子はうれしそうな顔をした。
私と登志子との間に神慈秀明会の問題が明らかになってから、約1年間程の時間がかかったが、この時点で一つの区切りがついたように思う。彼女は神慈秀明会がカルトであることを自ら認め、カルトの象徴である、お光りの処分についても同意してくれた。私はカルトのマインド・コントロールから登志子を奪還できたのであろう。
まだ、カルトからの執拗な勧誘や、登志子自身が不安からカルトに引き戻される危険性がない訳ではないが、私の助言あったとはいえ、最終的なカルトとの決別の意志決定は彼女自身が行ったのであり、きっと彼女はこれからもカルトに対峙して生きて行けると思っている。
登志子が昔、カルトにはまった時は彼女一人であったが、今は私と二人なのだから、二人でカルトと戦って行けば、どのようなカルトの魔の手からも彼女を守って行けるだろう。
登志子が神慈秀明会への決別の意思表示をした数日後、神慈秀明会会主・小山美秀子が没した。
登志子の手元から、お光りがなくなってしまった後、彼女が精神的に不安な気持ちにならないように、私は近所の神社に行って「お守り」をもらってきた。
(写真はイメージです)
登志子のアンケート回答(赤文字が登志子が選択した答え。)
T、岡田茂吉について
- 岡田茂吉は宗教家として優れた人であると思う。(はい)
- 岡田茂吉は神人合一の神に近い人であると思う。(はい)
- 岡田茂吉は宗教的妄想癖が強い精神異常者だと思う。(いいえ)
- 岡田茂吉は腹のなかに光の玉を有していたと言われているのは本当だと思う。(わからない)
- 岡田茂吉の「御教え」は、神慈秀明会によって正しく伝えられていると思う。(いいえ)
- 岡田茂吉の「御教え」を都合のよいように取捨選択して利用しているのが神慈秀明会だ。(はい)
- 岡田茂吉は一枚一枚、「お光り」を手書きで書いている。(はい)
- 岡田茂吉は現在は霊界にいるが、「お光り」を通して現界とつながっていると思う。(わからない)
- 岡田茂吉に対する信仰心というものは、疑いから出発するのではなく、無条件に信ずることから始まると思う。(はい)
- 岡田茂吉が現在の神慈秀明会を見たら、賞賛すると思う。(いいえ)
U、神慈秀明会について
- 神慈秀明会の宗教法人としての方針は正しい。(いいえ)
- 神慈秀明会がその方針の基に行ってきた街頭浄霊などの布教活動は正しい。(いいえ)
- 神慈秀明会が信者に伝えてきた「手かざし」は浄霊として正しい行為だと思う。(いいえ)
- 「手かざし」には、一定の治療効果など、未知のパワーがあると思う。(はい)
- 神慈秀明会が信者から献金を集めてきた行為は、一部に行き過ぎがあったが、大筋においては正しい行為だと思う。(いいえ)
- 神慈秀明会が信者に修勉や特修会等で教えてきた教義はおおむね正しい。(わからない)
- 神慈秀明会がいうように、霊界は182段階になっていると思う。(わからない)
- 神慈秀明会が信者から集めた金で信楽に神殿や美術館を建設したことは地上天国実現に一歩近づいたので意義がある。(いいえ)
- 神慈秀明会が行ってきた活動のために、離婚や家族離散、退学、退職等の悲劇が多数起こっていることを知っている。(はい)
- 上記9の離婚や家族離散、退学、退職などの問題は、その個人の問題であり、神慈秀明会に責任はない。(いいえ)
- 神慈秀明会が行ってきたインターフェース活動やNGO、NPOへの参加は売名行為ではなく、世界平和を目指して行われていると思う。(いいえ)
- 神慈秀明会の実態は宗教団体ではなく、集金団体だ。(どちらとも言えない)
- 神慈秀明会の次期会主が小山家の人間で世襲されて行くことは問題ない。(いいえ)
- 神慈秀明会は過酷な献金のために生活を破壊された被害者に謝罪し償いをすべきだ。(はい)
- 神慈秀明会が信者に渡す「お光り」は岡田茂吉が手書きしたものだ。(いいえ)
- 神慈秀明会は数多くの新興宗教や既存宗教とは別格の、世界と人々を救う唯一の宗教だ。(いいえ)
- 神慈秀明会がいう、「最後の審判」は近い内に来ると思う。(いいえ)
- 神慈秀明会は数々の人権侵害をしてきたと思う。(はい)
- 神慈秀明会を批判する人たちは、神慈秀明会のことを理解していないから批判するのだと思う。(いいえ)
- 神慈秀明会への参拝や玉ぐし奉納は、一般神社での参拝と同じだと思う。(いいえ)
V、自分について
- 私は、神慈秀明会にだまされていたと思う。(どちらとも言えない)
- 私は、できれば神慈秀明会を脱会したくない。(いいえ)
- 私は、神慈秀明会から得たものもたくさんある。(どちらとも言えない)
- 私は、神慈秀明会の人達は、一部の幹部を除けばいい人たちだと思う。(はい)
- 私は、神慈秀明会を信仰してきて良かったと思う。(どちらとも言えない)
- 私は、神慈秀明会のことで夫(妻)や子供達に迷惑をかけたことはない。(いいえ)
- 私は、できれば神慈秀明会に家族全員で入信したらいいと思う。(いいえ)
- 私は、神慈秀明会からマインド・コントロールされていたと思う。(はい)
- 私は、神慈秀明会が好きだ。(いいえ)
- 私は、神慈秀明会の活動には多少の問題点はあったが、カルトだとは思わない。(いいえ)
- 私は、神慈秀明会の奇跡はあると思う。(はい)
- 私は、夫(妻)が私の神慈秀明会への信仰を制限するのは信教の自由に反すると思う。(いいえ)
- 私は、神慈秀明会が目指す「地上天国」を実現したい。(はい)
- 私は、「離脱の神意」は神慈秀明会が教えている通りで、世界救世教は悪の教団だと思う。(いいえ)
- 私は、神慈秀明会を止めると、何か悪いことが起きるようで怖い。(いいえ)
- 私は、神慈秀明会を止めても「お光り」だけは持っていたい。(いいえ)
- 私は、神慈秀明会から完全に決別をつけるために「お光り」を処分したい。(はい)
- 私は、神慈秀明会を止めた場合は、それに代わる他の宗教を信心したい。(どちらとも言えない)
- 私は、神慈秀明会のことで家族から質問されたり、追及されるのがいやだ。(どちらとも言えない)
- 私は、神慈秀明会のことに関しては私が正しいと思っている。(いいえ)
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