私は信仰2世です。母が大学生時代に入信して、結婚後父も入信、そして生まれた子供(娘2人)は生まれた時から信者でした。
それでも、私が小学生になる頃まではそこまで熱心な訳でもなく、最低限の支部の行事、月に1回の支部の当番をするくらいでした。
そこまでは、家族も仲良く平穏な日々を過ごしていた記憶があります。
しかし、旧体制が激化した頃からは母は幼い子供を放置し、朝から晩まで家を空ける、もしくは二人とも支部に連れて行き1日中軟禁状態でした。
学校が休みの日は朝起きると、置き手紙と、一緒に千円札がテーブルに置いてあるのが定番でした。
今思えばその頃から、大人になるまで母と楽しく過ごした記憶はありません…
私が中学生になると、毎月学生祭に行かされるようになりました。
いえ…その頃は生まれた時から洗脳されていた私は自ら、本部に行くのは有難い!と率先して行っていたように思います。もしかしたら、母が喜んでくれるから私も嬉しかったのかも…
母はそんな私を『この子は神に許されて幸せだ』と思っていたと思います。
そんな私も高校生になり、段々と秀明会に疑問を持つようになりました。
その頃には、母は助教師になり家庭の中もグチャグチャ…
勿論、父も『オカシイ』と気づいていました。
最初は父が少しずつ離れて行き、私も高校を卒業する頃には心が離れて行きました。
妹も当然、信者でしたが中学生だった為まだ母について毎日のように支部に参拝していましたが…
しかし、母に疑問に思っている事を打ち明けられずにいました。
今思えば、これが恐怖信仰なんですよね、、、
言ってしまえば『曇った』『浄化した』『貴方達が今、幸せに暮らせているのは誰のお陰だと思っているんだ』などと言われるであろう事が目に見えていたからです。
そして、自分の曇りで子供がこんな風になったんだと更なる献金をする事も…
うちの父は自営業で、その頃事業がうまく行かず資金繰りに苦労していました。
そんな父の借金の為に18歳と15歳の娘2人でバイトを掛け持ちし、寝る間も惜しんで働いていました。(妹は高校生だったので夕方からのバイト)
しかし、母はそんな中どんどん献金にお金を使ってしまい、毎月子供に数万円ずつ借りる程ドップリ秀明会にハマっていました。もちろん、働いても働いても借金まみれでした。
そして父、私、妹は完全に秀明会が憎い存在になりました。
そうです。完全に覚醒したのです。
家族がどんどん離れていく、父と母は毎日のように言い合いをし、娘は身をこにして働いていても、助けようともしない母に絶望し、すぐに家庭は崩壊しました。
精神的に参ってしまった私は実家から逃げるように結婚し、妹は一人暮らしを始めました。
そして、ついに母は資格者になりました。
もう元の家族には戻れません。
どんなに平凡な家族になりたくても、ただ皆で笑い合う事すらも無理しょう…
秀明会の洗脳は凄まじいです。母は入信して30年以上経ちましたが、今後も死ぬまで秀明会に居ると思います。
悲しいことですが、母には家族によりも大切な場所になってしまったのです。
今、私も娘を持ち、子育ての苦労や大変さもわかる様になり、母が育ててくれた事にも感謝できるようになりました。
しかし、秀明会は憎んでします。
うちの家族を崩壊させた元凶ですから…
私は今、参拝もしていないし、勿論お光りもかけていません。
でも、秀明会に行っていた時より遥かに幸せな毎日を過ごしています。秀明会の恐怖から、脱したから当然ですね。
もし、私の体験を読んでくださる現役信者のお母さんがいらしたら子供が悲しむ前に、傷つく前に、家族がバラバラになってしまう前に、少しでも秀明会に疑問を持って頂けたらいいなと思います。
ハッキリ言います。
自分の家族も幸せにできない人が世界平和、地上天国が造れる筈がありません。
秀明会は、熱心な信者同士の夫婦でもない限り必ず家庭を崩壊させます。
これ以上、うちのような家族が増えない事を祈るばかりです…
(2013.9.21投稿)