あれから13年

(下記文章はメールにて投稿されたものです。ご本人の了解を得て公開しています)

 初めまして! 僕は平成4年に入信した元信者(今だお光を処分出来ずに悩んでるから現役信者?)です。
 最近インターネットで神慈秀明会を検索したらこの様なサイトを見付け、何だか懐かしくも、とても嬉しくなりました。
 全国には僕と同じように秀明会で大変な体験をしてきた元信者の方々が沢山いるのですねっ!


 僕が神慈秀明会に入信したキッカケはT駅前で浄霊を受けたのが始まりでした。この時浄霊の取り次ぎをした信者K林は一見真面目で大人しそうな、僕とほぼ同年代(少し年上)の青年であったから安心してしまったのでしょうか。
 第一講・第二講と教修を受けてついに入信してしまいました。
 入信してからは、集会所に参拝しない日があれば、「どうして今日は参拝に来なかったの?」、「明日は献金させていただこう!」などとK林から執拗に誘いの電話があり、電話地獄でした。
 「お金がないから献金は出来ないっ!」と言えば、「君が乗っている原付バイクを売って、そのお金で献金させていただこう!」とか、「学校で使う参考書を買う理由で親からお金をもらって、そのお金で献金させていただこう!」などと言ってくるのは日常茶飯事でした。

 「秀明会のトップは運転手付きで高級外車を乗り回してるのに、何で一般信者には原付バイクを売り払ってまで献金しなければならないんだろう?」(もちろん当時原付バイクは僕にとって大切だったので売ってませんが…(苦笑))。 「親を騙してまで得たお金を献金して喜ぶ神様って本当に正しいのだろうか…?」と入信してからは常に『?』だらけでした。

 また寝ている時にお光を折り曲げてしまった事があったのですが、それを知ると「君のご先祖様は大変お怒りになっている。このままでは君は必ず不幸になる。今すぐにお詫びしなさい!本来なら最低でも桃の実(100万円)献金をしなければいけないが君はまだ学生だから桃の種(10万円)献金をさせていただこう!」と献金を迫られた事もありました。
 祟りが恐ろしかった僕はその年に親や親戚から頂いたお年玉や僅ながらもアルバイトで貯めた貯金をおろして桃の種献金をしてしまいました。
 僕が秀明会にしてきた献金は十数万円と他の信者と比べると低額かもしれませんが、当時は収入もさほどない十代の学生である僕にとっては痛いほど高い額の献金でした。
 その後、僕が秀明会に入信してる事が親に知られて秀明会の集会所に参拝しなくなりました。勿論、班長(ルビーって呼ばれる人?)やK林が家に押し掛けて集会所に参拝に来るように迫ったり強制浄霊をしたりしましたが、一切無視し続けたら諦めたのか家に来なくなりました。

 正直言って、僕は『神様』の存在を信じています。喜ばしい事があると神様(見えない何かの存在)に感謝する事もよくあります。その様な側面があるから秀明会に入信してしまったのかも…(苦笑)
 岡田茂吉師の本来のみ教えは素晴らしいものなのかもしれません。しかし秀明会の理不尽な新規入信者の勧誘と献金の強要は誰がどう見ても間違っていると思います。
 秀明時代に僕は本部への参拝、秀明カレッジの入学や献金を断わる度に、「その様な明主様を侮辱した傲慢な態度はやめなさい!」ってよく世話人から言われました。でも、岡田茂吉師のみ教えをダシに使い、「先祖の祟りがある」と脅しかけ、「親を騙してお金をもらってそのお金で献金させていただきなさい」と理不尽な献金の強要する秀明側こそ明主様を侮辱した傲慢な態度ですよねっ。


 あれから13年の月日が経ったにもかかわらず、神慈秀明会の理不尽な教えは僕のなかでトラウマになっていましたが、この様なサイトを知り、秀明会のトラウマから解放された気持になりました。
 近々、実家に戻り、13年間放置しておいた『お光』を処分する決心も付きました!
 今、冷静に考えてみると僕を入信させたK林も神慈秀明会の被害者なのかもしれません。K林は給料が安いと言う理由で公務員から肉体労働に転職したと聞きました。きっと秀明会から多額の献金を迫られた結果なのでしょう。
 神慈秀明会は新体制になった様ですが、恐怖信仰を利用して信者に献金強制等をしてきたことの精算も謝罪もしないこの様な宗教団体は断じて許してはいけないと思います!

 こうした体験談を読んで頂くことで、一人でも多くの秀明信者が目覚めてもらえればっ!と心から思って投稿させて頂きました。
 フジヤさんのサイトを閲覧する事で、多くの信者・元信者が苦しみや恐怖から解放されると信じてます。僕も微力かもしれないけど応援しています!頑張ってくださいっ!

平成4年入信 T支部 ○○集会所の元信者より

(2005年9月投稿)



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