A君のこと

(下記文章は、anti-cult掲示板に投稿された、数回分の書き込みを一つに編集してあります)

 私は1日でも、1秒でも早くカルト団体秀明会が解散してほしい、と心から願うものです。
 と言いますのは、私の友人に秀明会にかぶれてしまったA君という人がおり、私はこのA君に以前から秀明会から脱会してほしく、繰り返し繰り返し注意してきたからです。
 A君は、とにかく猛烈な秀明会信者です。彼はたまに私と会うと、いつも浄霊が云々とかMIHO美術館や自然農法が・・・、とか全国の病院はいらないとか、秀明会関係の話を私にしつこくしてきます。
 「もう私の前では、いっさい浄霊云々の話は一切するな」と言っても、その次に会った時には、二言目にはMIHOの美術館がすばらしいとか、自然農法がすばらしいとか、浄霊関係の話をしてきます。

 A君は普段から仕事が終わったら秀明会の集会所に行っているようです。また、かなり昔から毎月かかさずバスで滋賀の秀明会本部にも行っているようです。「○○祭」など、秀明会の特別な催しも欠かさず参加しているようですが、彼の住居地から滋賀までは高速バスで行っても8〜9時間位もかかるのに毎月行っているようです。
 A君のお母さんは、私の知っている限りではきちんとした感じの良いお母さんですが、A君の影響で何年か前からお母さんも熱心な秀明会の信者となっていることを知った時はびっくりしました。
 A君のお母さんも頻繁に集会所に出入りし、お母さんも毎月滋賀の本部まで行ったり、こちらのホームページで紹介されておられる様な活動を猛烈にやっておられます。

 A君は、昔からとても真面目で良い人間なのですが、悩みがいろいろあったのか人生でちょっとした挫折があったのか、入会した動機はわざわざ聞いておりませんが、久しぶりにあった時には秀明会の猛烈な信者になっていました。
 会う度に浄霊の話をするので、「馬鹿なことを言うな」と、さんざん世の中の社会常識とか、私なりの人生観などを何度も何度もいろいろ語って努力をしてきたのですが全く駄目でした。
 彼は19歳の大学1年生の時、秀明会に入会した様で、それ以来15年くらい熱心に活動しているようです(その大学も結局1年生で退学)。

 私は彼に秀明会がいかにカルトで馬鹿げた詐欺団体であるかを指摘するのですが、彼は聞く耳を持たず、こちらがあまり言い過ぎると逆に逆上して、「世の中の人間がみんな秀明会の信者になったら、いい世の中になるんだ」と叫んだりします。
 このA君にどう言ったらいいのだろうといろいろ悩んでいたら、たまたまこのホームページの存在があるのを知りました。このホームページを読ませて頂きますと、「なるほどこういう思考停止の思想に基づいて友人はいつもこんな主張や発想をしていたのか」という事がとてもよく分かりました。そこで、私は彼にこのホームページを読んでみる様に伝えました。
 それから何日かしてA君に会った時、A君は私に、「秀明会の悪口を書いているホームページからは光が出ているから、そんなホームページは見んほうがいい、と幹部の人が言っていたよ。そんなホームページをみたら、見た人間がやられる・・・・」と常識を逸脱した訳の分からぬことをさんざん私に言ってきました。
 私はもうあきれてしまって言葉がありませんでした。今はあきらめて放っておいているのですが、しかしできることならば、彼にこのホームページを見てもらって、いかに秀明会が詐欺のカルト馬鹿集団であるか分かってほしいと思っています。

 私自身は代々、浄土真宗本願寺派の家庭でありまして、昔から浄土真宗を信仰しておる人間であります。
 昔から、そして今でも私は人それぞれの宗教に関しては寛容を基本に置いております。仏教であれ神社信仰であれキリスト教であれイスラム教であれ、あるいは無宗教な方であれ信教の自由と言うものを尊重しております。
 ですからA君の選んだ宗教に関してもできれば自由にさせてあげたいのですが、彼の選んだ宗教は、生活面、金銭面その他の面であまりにも信者を振り回している感じがしてなりませんでした。彼が秀明会に振り回されている状況については、このホームページでたくさん指摘されている通りの典型的な状態です。彼は、もう15年近くそういう生活の様です。
 A君に他の宗教の話をしても、「秀明会は仏教、キリスト教なんか全然問題にならない。秀明会の浄霊は、宗教も超えどんなものも超えたとにかくすごいものなんだ」と申します。その言葉を聞いて、さすがに私もあきれてしまい、「思考停止の状態で、もう駄目だなぁ」と正直思いましたし、つくづく疲れました。

 fujiyaさんがおっしゃられる様に、ここまで洗脳されると友人自身が痛い思いをして自ら目を覚ますのを待つしかないかもしれないですね。私もあきらめました。
 昨日このホームページに光を破った写真が載っておりましたが、さっき私のカメラ付き携帯で撮りました。その破られた写真を機会があったら彼に見せてやろうと思います。  彼は、「そんな写真を携帯電話に保存していたら、おまえに悪いことがおこるで」みたいなことをたぶん真顔で言うでしょうが、私がまっとうな生き方をして、そんなこと全く関係ないことを時間がかかっても証明してやれればなぁと思ったりしております。ほんと秀明会という団体は困ったもんですね。人間の大事な人生を駄目にしてしまいますね。

(上記を受けての他の方達からの書き込みに対して)
 皆さんからの、ありがたい丁寧なご意見も本当にそのとおりだと思います。とても心強く勉強になり、かつすごく勇気づけられました。
 「友人A自身が痛い目をしてA自身が気づくのを待つ」という私の選択では、皆さんの尊い助言に正確に添えてない様で恐縮しておる気持ちも感じてはおりますがお許し下さい。皆さんには本当に感謝の気持ちで一杯であります。ありがとうございます。私の友人A君に対する悩みをこうしてオープンに述べさせてもらうことだけでも本当にずいぶん肩の荷も降りました。

 こちらの様な充実したすばらしいホームページや掲示板の存在を一人でも多くの秀明会関係者に知ってもらい、少しずつ、あるいは一気に洗脳を解いていくことも大事なんだなぁとも思いました。今後もこのホームページには期待しております。


(最初に上記書き込みを受けた後の、fujiyaからの返信)
 ○○さん、こんにちは。う〜ん、困りましたね・・・。
 『秀明会の悪口を書いているホームページからは光が出ているから、そんなホームページは見んほうがいい。と幹部の人が言っていたよ・・・』とは、かなりの重症ですね。
 『世の中の人間がみんな秀明会の信者になったら、いい世の中になるんだ』という発言からすると、もう完全に秀明思想が浸透しきっているのでしょう。
 ここまで重症になると、もう救いようがないのでは?と思います。○○さんのお友達ということですので、そう簡単に突き放さずに、なんとか救ってあげたい気持ちはあるのですが、他人が救える限界を超えているようにも思います。後は自分が痛い思いをして自ら目が覚めるのを待つしかないように思います。
 お友達は一生このままかも知れません。秀明に染まりきって死んでいくことになるかも知れませんが、それはその人が選んだ人生なのだと諦めなければ仕方がないようにも思います。
 少しでもこちらの話に対して、「聞く耳」を持っている人ならば、徐々に話し合いを進めて行くことも可能ですが、このお友達のように、「聞く耳を持っていない」人はどうすることもできません。
 ここまで秀明思想に毒される人がいるということは、本当に恐ろしいことです。
 お力になれず、すみません。

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