(下記文章は、anti_cult掲示板に投稿されたものです)
はじめまして、私はシュウメイへ入信18年目になります。
しかし、本質的に、私は信者ではありません。というと誤解を受けそうなので少しだけ説明させていただきます。
元々、私の主人(当時は彼)が信者で、その彼に勧められての入信でしたが、とは言っても、彼が信者だから私も入信しようなどとという安易な気持ちで入信したのではなく、彼が一生懸命に頑張っているその宗教団体とは一体どんなものなのか自分の目で見極めようと思い入信したのです。
それまで私はどの宗教団体にも入っていません。それに特別宗教団体を差別的に見ていたということもありません。ただただ、彼が入っているシュウメイという団体がどうゆうものなのか知るためには自分自身がその中へ入らない限り本質は見えないと思ったからです。
皆さんご存じだと思いますが、入信するためには、第一〜第二〜第三講と受けなければいけません。私はまずその第一講を聞いた時と、周りの信者の方の会話を聞き、かなりレベルの低い人達だという感想を受けました。
でも、それはまだまだ最初のことですから一部の人達で判断するのも誤りの元だと思い、とにかく最低一年間はこの宗教を観察してみようと思いました。
反面、知らない内にこういう人達の影響を受けるのは怖いな、とは思いながら、それでも月三回の行事、その他でも極力、支部へ出かけ他の信者さんとの交流を図るように心がけました。この宗教の本質を見るためには入信しても、他の信者さんとの交流を持たなければ、ただ信者である、ということだけであってなんの意味もないからです。
残念なことにシュウメイに、深くは入れば入るほど、そして信者の方を知れば知るほど、関われば関わるほど、この支部、信者さんの信じられないほどの人間としてのレベルの低さを感じずにはいられませんでした。
このような、私の考えを主人には一切話すことはありません。
なぜなら、主人はシュウメイの幹部でもあり、盲目的ではありませんが、彼の信じるシュウメイは昔と変わりありません。私はその部分を切り離して主人と接しています。
結局、私は18年もの長い間在籍はしているのですが、主人との関係で脱会はしていません。しかし元々心はシュウメイには無く、私自身の考えは何も変わってはいません。
しかし、シュウメイ、またそこへ属する信者の方は私の主人も含め、人間としてあまりにもレベルが低すぎることは否めません。逆に言えば、そういうレベルの人達が集まるのには自然な流れだったのかもしれません。
ですから、多分、シュウメイに入信する人はこれからも数多くあるでしょう。洗脳だとか色々なことを言われますが、シュウメイの門をくぐった時点でそこが本物であるかどうかは解る人には解るし、解らない人には解らないから、そういう解らない人を解るように説得するのは相当難しいことだと思います。
彼らと同レベルになって非難をすることは逆にマイナスだと思います。そういうところを意識することも大切なように思います。
多分この掲示板をシュウメイ信者は殆ど見ることはないでしょう。
なぜなら、彼らは批判を批判とは認めない体質を持っています。自分たちの気分を害するものは"邪心"でしかありません。だから、こういう掲示板は見ないと思います。
このような掲示板を見られる方は、入信されて間もなく不安になっている方や、家族が入信して困ってらっしゃる方、等、何らかの形で関わっていらっしゃる人達だろうと思われます。
だからこそ、キチンとしたやり取りでの掲示板というものが大きな意味を持ってくるのではないでしょうか。
誤解なさらないで下さい。この掲示板が悪いと言っているのではありません。
それどころかこのウェブサイトを運営されておられる方の勇気に拍手を送りたいくらいです。僅かながらでも私もお役に立ちたいと思っています。
(上記に対する、fujiyaからの返事)
○○さん、こんにちは。
大変、示唆に富んだお話、ありがとうございます。
私も一時期、妻が入っていた宗教団体・神慈秀明会の実体を知るために、自分もそこへ入信してその実体をつかもうと思った時期がありました。私の場合はそれは実現しませんでしたが、○○さんは実際にご主人が信じている宗教の実体を知るためにご自分も入信されたとのことで、その行動力には敬服いたします。
○○さんが見てこられた秀明の実体、特にそこに属している信者たちのレベルについての考察は的を得ているのだと思います。他の方も同様のことを言われている方が多いように思います。早期に秀明がどのような団体であるかを見抜いた方は、直に秀明を去って行きますので、残った方はその実体を見極められない方や、自分でものごとの判断を決するのが苦手な方など、比較的他者依存性の高い方が秀明に残る結果となっているのだと思います。秀明という「ふるい」にかけられ、そのふるいの目からこぼれ落ちた、ある意味「従順」な方たちばかりが秀明の虜(とりこ)になって信者として残っているのでしょう。
カルトにとってこれはまことに都合のいいことで、そうした人間は組織の命令を従順に受け入れ、組織の言うとおりに動いてくれるので、去る者は追わず、残った者を温存してカルト稼業に精を出しているのでしょう。こうした集団に、○○さんのように冷静な目を持った方が入り、周りを見渡すと、物事を客観視できず盲目的に会の教えにのみ従っている人間の集団がそこにあり、「人間としてのレベルの低さを感じずにはいられませんでした」ということになるのだと思います。
人間には色々なタイプの方があり、神秘的なことに興味がある方、自ら進んでオカルトや新興宗教の門をたたく方もいる反面、そうしたことにはきわめて懐疑的で拒否反応を示す方もあります。一つの新興宗教で騙されても、それに懲りず、再び別の新興宗教に走る方も多いようで、自分一人の判断では不安で、何らかの拠り所を求めて宗教遍歴をする方もあるのだと思います。宗教にすがる前にすることがあるだろうと言いたくなりますが、そのような方にはそんなことを言っても無駄なのだと思います。体質的にそうなってしまっている方がいるようです。そんな方が現在の秀明信者の中にも多いのでしょう(中にはそうではない方もいるとは思いますが)。
私たちがカルト相手に活動する際も、そうした相手のレベルや気質を知った上で行動しなければならないのだと思います。
私は基本的に一般信者の方は被害者であると思っており、批判は秀明会幹部に対してのみ行うべきと思って行動しております(どこまでを幹部とするか難しい問題もありますが)。このサイトは、神慈秀明会を批判していますが、それは一般信者を批判しているのではなく、あくまでも秀明会を主体的に操っている幹部に対する批判です。
私がこの「家族を新興宗教から守ろう」のページを作ってから10カ月程(平成16年6月現在)になりますが、お陰様で、この間沢山の方に見ていただいております。日増しにアクセス数が増加しており、少しずつ輪が広がっているように思います。
その中には、ご家族や恋人がカルト信者である方からの相談や、現役信者で長年やってきた方からの脱会に関する相談、元信者であった方からの貴重な情報提供などがあります。信者の方が直接見るよりも、その家族の方などがご覧になる機会が多いかな?という思いがありましたので、構成もそれを意識した作りになっています。
現役信者の方がここを見て脱会を決意された方も数名おられ、こうした情報が現役信者に対して全く無力ではないようにも思います。中には反感を持った現役信者の方が抗議?めいた内容のメールを送ってくる時もありますが、そのような場合もできるだけ丁寧にお答えをするようにしております。
このような現状で、微力ではありますが、カルト被害防止に少しは役だっているかな?と思います。カルト被害を防止するには事前の啓蒙活動が最も大切であると思いますので、何らかの折りにこうしたページが人々の目に触れてくれる機会があれば幸いと思っております。
インターネットには数多くの掲示板が設けられており、活発な論議が繰り広げられていますが、中には到底まともな会話とは思えない猥雑なやりとりに終始しているところも多いようです。その点、ここの掲示板ではまともな会話が成立しており、これもひとえに皆様のおかげと感謝しております。
この掲示板を設置するに当たり、色々な危険性も考えられましたので、設置すべきか否か随分悩んだのですが、とりあえず設置しようと思い運用を始めました。掲示板を通して多くの方から貴重なご意見を頂戴することができ、本当に設置してよかったと思っております。今後ともよろしくお願い致します。
○○さんのように、「実体験」をお持ちの方のご意見は大変参考になります。今後ともよろしくお願い致します。