独占使用していた不動産

 平成18年4月25日(火)、会社の用事で兵庫県下への出張があったついでに、先頃新聞報道され話題になった、小山家が、”独占使用していた不動産”を見に行ってきた。

 兵庫県下のある私鉄駅から比較的近い場所に小山弘子の自宅がある。私が小山弘子の自宅の場所を知ったのは、神慈秀明会本部の登記簿に書かれた代表者・小山弘子の住所からだった。登記簿は、ある秀明信者の方が以前に調べてくれていた。それがこの兵庫県下の住所だった。
 Google Mapにその住所を入れて検索すると直ちに正確な場所が表示される。これを印刷して現地へ行くと、すぐにその場所は特定できた。この地域は区画ごとに番地が細かく表示されているので番地さえ分かれば目的の家を探すのは簡単だった。

 小山邸に着いた。
 家の周りを二周して写真を撮ったり観察をしてみたが、私が今までに見てきた個人宅としては最も立派で大きな家だった。
 下記の写真を見ながら解説をお読み頂きたい。
 (写真をクリックすると大きくなります)

@東側から見た小山邸全景。この写真では1階部分が手前の土地の陰になって写っていない。
屋根が入母屋造りになっていることからも、この家が高級住宅であることがわかる。
 左側の電柱の向こう側に階段が見えるが、これは小山邸の庭にある階段だ。
高低差、奥行きのある広大な庭である。樹木の手入れも比較的よくされている。
庭は写真に写っている南側だけでなく、家の西側(裏手)にも広大な庭がある。

A北東側道路から見た小山邸。Aから見た写真が下記B、Bから見た写真が下記C及びDである。
この写真に写っているAの角から手前の石垣が高くなっているところのこちら側までが小山邸だ。
これだけの広さがあれば庶民の住宅なら何戸が建つだろう。これは家というより、城のようだ。

B玄関A(勝手口?)。「小山」の表札が掲げてある。

C玄関B。ガレージのシャッター。どんな車が・・?

Dこちらの玄関BはAより新しい。インターホンはテレビカメラ付きだ。床に貼られたタイルやドアも高級そう。


 新聞には、「兵庫県内の同会名義の不動産を小山会長らが独占使用していた」と書かれていたので、もう少しは神慈秀明会の施設らしいものが建っているのかと思っていたが、実際に見てみると全くもってそれは個人の邸宅であり、どこをどう見ても宗教団体の所有物とは見えないものであった。  ”不動産の独占使用”とは分かりやすく言えは、”自宅として居住している”ということだった。

 秀明会信者の中には個人の住宅を秀明会の集会所として提供したりしている者もいるのに、小山邸には神慈秀明会の「し」の字も見あたらない。近所の人には自分が新興宗教の会長であること知られたくないのだろう。きっと知られたくない”後ろめたい”気持ちが会長にはあるのだろう。

 この閑静な住宅地で、これだけの広さの家を購入しようとすれば数億円は下らないだろう。
 この家を小山会長は、”著しく低額な家賃”で自宅として独占使用しており、国税当局に摘発された。
 どう見ても個人の豪邸にしか見えない小山邸だが、持ち主は、「宗教法人・神慈秀明会」なので、信者の皆さんが献金してきた金がこの家の購入・維持に使われて来たわけだ。
 信者の皆さんは自分でも知らない間に立派に小山家を養っていたのだ。

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