沖縄県教育委員会
委員長 ○○○○○様

突然このようなメールをお送りする失礼をどうかお許しください。
私は霊感商法やカルト被害から市民を守る活動をしている●●●●と申します。
一頃マスコミで「霊感商法」として大きく報じられた(有)神世界という団体に関する内容で、なおかつ貴沖縄県教育委員会様に関係すると思われる情報を入手致しましたので、その件についてお知らせしたいと思い、今回のメールを送らせていただきました。

勤務先学校名など詳細については関知しておりませんが、沖縄県内の中学校にて教師をしている来間加津美という女性がおられるようです。(有)神世界が発行する機関紙「神世界新聞」第10号に、この来間加津美教師が投稿した文章が掲載されています。
その投稿文の中で、「神書の内容を生徒に伝えていこうという気持ちが湧いてきて」など、「神書の内容を生徒に伝えよう」とする気持ちを持って学級運営をしていることを来間教師は述べています。
「神書」というのは(有)神世界の教えが書かれた教典ですが、その内容たるやオウム真理教の教えをしのぐ極めてカルト臭の強いものであり、到底一般人が受け入れられるようなものではありません。
教育の場に特定の宗教を持ち込むことは避けなければならないのは当然ですが、ましてや霊感商法として警察の捜査対象になっている団体の教えを信じている教師が教壇に立っている事実を保護者が知れば、大きな問題になるのではないかと思います。

(有)神世界に対しては警察の強制捜査が繰り返し入り、多くの被害者が損害賠償を求めて東京地裁に提訴し現在係争中です。
事件に関与した神奈川県警の警視は懲戒免職となり、同じく事件に関与した北海道大学准教授も解雇されています。
(有)神世界は裁判の中で「神世界は宗教だ」と主張しておりますが、実際にはまともな宗教などではなく、明らかな霊感商法団体です。

突然このような内容が伝えられましても貴教育委員会としてすぐに判断を下すのは難しいかと思います。下記に神世界事件に関する詳細な内容が掲載してございますので参考にご覧いただければ幸いと存じます。

なお、来間加津美教師の投稿文は　http://anticult.minibird.jp/salon/shinbun.html#010　にて原文を読むことができます。
紙面での氏名は「来間加津美」となっていますが、この団体の特徴として下の名前は改名している場合がよくあり、「加津美」という文字は本名では違った文字である可能性もあります。

どうか子供達に被害が及ぶことのないよう、教育委員会様におかれまして事実関係の調査、並びに然るべき処置をお願いしたく存じます。

（参考）
●神世界事件の全貌を紹介しているＨＰ
http://anticult.minibird.jp/salon/index.html
●神世界の教典、「神書」の内容について
http://y30.net/anti_cult/salon/shinsho.html
●神世界新聞第10号に掲載された来間教師の投稿文
http://anticult.minibird.jp/salon/shinbun/shinbun.html#010