5、佐野孝、淺原史利、淺原嘉子 第5回公判
斉藤亨 第2回公判
(この回より、上記3被告と教祖・斉藤亨の公判は併合審議となった)
(以下の第5回公判に関する記事は、公判を傍聴していただいた方のレポートを基に構成しました)
1 日時:平成24年1月10日(火) |
●被告人等の報酬に関する内容(部分)
229から234号証は、それぞれの被告人に関する報酬状況の報告書だった。
229号証・佐野被告の報酬:2億4052万円。(H13.1〜H19.12の間)
230号証・佐野孝被告の報酬の使途に関する状況。ブルガリやシャネルなど、有名ブランド品や貴金属を購入している。
231号証・淺原史利被告の報酬:5千851万円。(H13.5〜H19.12の間)
232号証・淺原嘉子被告の高額商品の購入状況。シャネルやエルメス、ブルガリなどのブランド品を購入している。
233号証・淺原嘉子被告の報酬:6千82万円(H13〜H19の間)
234号証・斉藤亨被告の報酬:16億2980万円(13.1〜19.12の間)
上記、検察が提出した証拠は、被告及び代理人も承認したので、裁判の証拠として採用された。証拠調べが終わった後、佐野孝被告の情状証人として出廷した佐野孝の妻・佐野りら証人に対する尋問が開始された。
■佐野りら証人への尋問
●市河弁護人による尋問(要約)
市河弁護人:佐野孝の妻?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:結婚したのはいつ?
佐野りら証人:平成15年の2月
市河弁護人:えんとらんすアカサカの会員?
佐野りら証人:はい
【えんとらんすで「会員」なんて言葉使ったことありませんっっ】
市河弁護人:えんとらんすには、いつ頃から通うようになった?
佐野りら証人:平成13年11月頃から
市河弁護人:誰かの紹介?
佐野りら証人:母からの紹介で・・・○*△×%#*・・・(声が小さすぎて聞き取れず)
市河弁護人:初めてえんとらんすのサロンに行ったときに御霊光を受けた?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:誰から御霊光を受けた?
佐野りら証人:○*△×%#*、佐野孝さんから・・・
市河弁護人:受けたときに何か体感は?
佐野りら証人:受けたときと受けた後、体がポカポカして少し汗ばむような感じがあった
市河弁護人:体調不良だとか悩み事があった?
佐野りら証人:はい。当時、父が精神病を10年以上患っていて、○*△×%#*・・・精神的にも肉体的にも辛い状態だった
市河弁護人:それから通い続けた?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:平成13年から約1年半くらい通い続けたということ?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:あなたはスタッフにもなった?いつ頃?
佐野りら証人:平成14年の12月頃
市河弁護人:結婚したのは15年2月ということですが、平成15年に佐野孝さんはアメリカに行っていなかった?
佐野りら証人:はい、行った
市河弁護人:あなたも一緒に行った?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:その目的は?
佐野りら証人:主人の方からは、アメリカで3.11の悲劇が起き、悲しみの念が広がっているので、海外で布教活動をすると聞いていた
市河弁護人:アメリカに神世界の布教のために行ったわけ?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:どれくらいの期間行っていたのか?
佐野りら証人:半年くらい
市河弁護人:日本のサロンと同じようなことをしていたのか?会社も作ったのか?
佐野りら証人:はい、作りました
市河弁護人:客はたくさん来たのか?
佐野りら証人:理解されず、あまり来なかった
市河弁護人:その後、佐野孝さんは日本に戻っているが、あなたも戻ったのか?
佐野りら証人:片付けなどをしていたので、1カ月ほど遅れて戻ってきた。平成15年の11月頃に戻ってきた
佐野りら証人:佐野はそれより2カ月くらい早く帰ってきていた
市河弁護人:日本に戻ってきた佐野さんはなにをしていたのか?
佐野りら証人:山梨に○*△×%#*・・・しながら○*△×%#*・・・(声が小さく聞き取れず)
市河弁護人:取り次ぎなどはしていなかった?
佐野りら証人:私が知っている範囲ではしていなかった
市河弁護人:平成16年7月に五反田のマンションに佐野会主は引っ越した?
佐野りら証人:はいあります
市河弁護人:あなたも一緒に引っ越した?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:そこから先は佐野会主は何をしていた?
佐野りら証人:一部の人に対して○*△×%#*・・・をしていた
市河弁護人:そのときに今回問題になっている神霊鑑定は彼はしていた?
佐野りら証人:私が知っている範囲では主人はしていなかった
市河弁護人:平成16年に佐野会主は神世界に出入りしていたか?
佐野りら証人:その当時は、私が知っている範囲ではしていなかった
市河弁護人:あなたもその頃、平成16年当時、えんとらんすアカサカのサロンでスタッフとして働いていた?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:あなたはスタッフの中で主任という立場だった?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:神霊鑑定はあなたもした?
佐野りら証人:していません
市河弁護人:あなたも佐野会主の神霊鑑定を受けた?
佐野りら証人:1度か2度受けた
市河弁護人:アカサカで淺原史利が行っていた神霊鑑定講座を受けたことはあるか?
佐野りら証人:一度もない
市河弁護人:今回の事件があった、平成18年3月に分社化し、えんとらんすアカサカは、他に、えんとらんす3-2-1、わーるどヒルズの3社に分社化したが、その経緯について佐野さんから何か聞いているか?
佐野りら証人:はっきりとは覚えていないが、特に何か聞いたことはないと思う。
市河弁護人:平成18年6月頃からいわゆる推進室、統括室というのがあるが、そちらであなたは責任者をするように佐野さんから言われたか?
佐野りら証人:はいあります
市河弁護人:そこであなたは何をしていたのか?
佐野りら証人:観音祭の準備などをしていた
市河弁護人:推進室の他のメンバーは?
佐野りら証人:私の他には、Tさん(現・k山)、A葉さんがいた
市河弁護人:あなたはサロンのことを佐野さんに報告していたのか?
佐野りら証人:はい、各サロンを回り、時々気付いたことや状態などを報告するなどしていた
市河弁護人:ミーティングをしていたが、そこにはあなたも参加していたか?
佐野りら証人:はい、佐野と共にミーティングにも出席した。
市河弁護人:そこでは佐野さんは「売り上げが低い」とか言っていたか?
佐野りら証人:はい、佐野が売上について話したことは聞いている。佐野はミーティングで指示以外に、神様のこと、神書について、スタッフや客のこと、日々の改善点についてなど話していた。
市河弁護人:ミーティングの頻度は?
佐野りら証人:週1〜2回のときや、多いときは週に3回の時も・・
市河弁護人:ミーティングの時間は?
佐野りら証人:30分だったり1時間〜3時間のときもあった
市河弁護人:佐野孝さんの当時(H18)の活動は?
佐野りら証人:平成18年には、佐野はスタッフや客にも取次した。月の3分の1は出張。神様からの御歌の作成などを行っていた
市河弁護人:佐野さんは奇跡の話というのをたくさん集めて出すようにと指示をしていた?
佐野りら証人:奇跡の話は、客が積極的に書いていた。
市河弁護人:その際に、出された体験談に修正を加えることをしていたか?
佐野りら証人:奇跡をいただいたお客様が、興奮のあまり、「絶対御祈願すれば」とか、「絶対○○すれば」など、積極的に書いたものに対し、組織としてそれを容認することを懸念したものに関してや、「○○先生から」など客が勘違いしているものに関しては、本人の了承を得た上で修正したことがある。
市河弁護人:斉藤亨と佐野さんがミーティングをしていて、そこにあなたも参加したか?
佐野りら証人:いえ、それはない
市河弁護人:あなたはH18年当時、斉藤亨と話をしたことはあるか?
佐野りら証人:H18年の神世界大祭の前夜祭で初めて会ってご挨拶したことはある
市河弁護人:淺原史利(当時は天野先生)と彼の奥さん淺原嘉子(当時は橘とか協会長)と佐野さんはえんとらんすアカサカの経営に関するミーティングは行われていたが、そこに参加したことはあるか?
佐野りら証人:私は参加していない
市河弁護人:あなたは佐野さんの収入がいくらだったか覚えているか?
佐野りら証人:佐野の収入については、全てを把握していたわけではないのでよくわからない。
市河弁護人:佐野さんがカードでエルメスとかブルガリなどの買い物をしていたことはあるか?
佐野りら証人:はい
市河弁護人:その買い物の中身は?
佐野りら証人:佐野本人が身に付けるようなものではなかった。
佐野りら証人:母(KR山E子)が離婚したばかりで自己破産もしたため、クレジットカードが作れず、そのため母の活動に必要なものを購入するなどした。
佐野りら証人:また、自分達は2年近く一緒に住んでいなかったので、佐野が気を遣ってくれて、誕生日や結婚記念日にプレゼントをしてくれたことはある。
佐野りら証人:拠点内には色々な人が来るので、食器やティ−カップなどを購入した。
佐野りら証人:佐野が、所謂ブルガリやエルメスなどで購入した身に付けるものは、ネクタイや靴だけだ。
市河弁護人:神書の教えでは、肉を食べることは良くないとされていましたが、佐野さんは肉を食べたり牛乳を飲んだりしていたことはあったか?
佐野りら証人:(佐野は)基本的には所謂ベジタリアン、菜食。出先で付き合いの際に魚類などを食べることはあった。
市河弁護人:えんとらんすアカサカが3社に分社した際、それらの分社した会社にお金を貸し付けたことはあったか?
佐野りら証人:会社を立ち上げるために必要な資金を貸し付けたことはあった。
市河弁護人:平成19年12月の強制捜査後や、杉本明枝が逮捕された後、佐野さんから何か相談はあったか?
佐野りら証人:佐野は自分に相談したことがある。
佐野りら証人:平成20年頃、佐野はお金を返したい、返さないといけないというのが神様の御意志、すぐに自分もそのようにしたいが、そうではない意見があり悩んでいる、との相談があった。その相談の頻度はだんだん高まり、逮捕前には何度も強い言い方で言っていた。
市河弁護人:プライベートな旅行は?
佐野りら証人:佐野は、えんとらんすアカサカ活動に忙しく、プライベートな時間、旅行などする時間はなく、NYから戻った後に1〜2回、近場の海外に行ったことがあるだけ。場所は、アメリカ関係。
⇒このあたりから、「まあー、あのー」が非常に増える。
佐野りら証人:平成18年頃は、本当に24時間、自分のためやお酒、遊びなどなく、本当に24時間専業、全身全霊で活動していた。
市河弁護人:佐野さんが、神世界のナンバー2であるとの認識はあったか?
佐野りら証人:そのような認識はなかった
市河弁護人:佐野さんが神世界というところに属しているという説明はあったか?
佐野りら証人:説明があったかどうかは、よく覚えていない。そういう所に属しているとは聞いていた。
市河弁護人:今回、佐野さんが、組織的詐欺に訴因変更されたことを認めたことに関して、あなた自身は?
佐野りら証人:裁判を傍聴する中で、詐欺があったと自分も認めた。
市河弁護人:詐欺を行ったことを、あなたはどう感じている?
佐野りら証人:被害者に対しては、このような事態になってしまったことに対し、ご迷惑をおかけして申し訳ないと思っている。
佐野りら証人:妻という立場でも、統括室の責任者としてもお詫びしたい。
市河弁護人:佐野さんは、悩みをさらけ出すタイプ?
佐野りら証人:いえ、佐野は普段から話をしない、一人で悩みを抱えてしまうタイプ。本人(佐野)の話をもっとよく聞いてあげれば、と、私自身も反省している。
市河弁護人:今後、神世界との関係は?
佐野りら証人:今後は神世界と離れる。ご覧の通り、佐野が車椅子状態なので、まずは体調を整えてから・・。
佐野りら証人:今後は、アトピーやアレルギー、食事制限などをもつ人のために、動物性ではないものや大豆などを安く販売、美味しく楽しく、そういう会社をやっていく予定。もう準備もしている。
市河弁護人:佐野さんの状態は?
佐野りら証人:佐野は保釈された日の朝、動けなくなり、車椅子で警察を出た。
佐野りら証人:12月半ばに保釈後、自分一人ではトイレにも行けず、自分が付きっきり。筋力が低下してしまっている。
●尾崎弁護人による尋問(要約)
尾崎弁護人:平成15年にアメリカに行っているが、これはお金になったのか?
佐野りら証人:アメリカ滞在中は収入を得ていなかった。
尾崎弁護人:お金目的で行ったと言うことではない?
佐野りら証人:はい
尾崎弁護人:アメリカ布教の際、佐野はどのようなことをしていたのか?
佐野りら証人:佐野がしていたことは、9.11の件で神様からの御意志を受け取ったり、お祈りしたり、神様のお話をしたりなど。自分達は英語が話せず、佐野は特に話せなかったので、自分が辞書を引きながら、つたない英語で頑張った。
尾崎弁護人:検察によると、不幸な被害者の話があったが、その反面、感謝している客もいると話もあった。、代表的な例は?
佐野りら証人:代表的なのは、若い女性の癲癇(てんかん)が良くなったケース。3週に1度、時と場所を選ばない癲癇の発作に何年にもわたって何度も悩まされていたのに、御祈願後、全く起きなくなった人がいる。
尾崎弁護人:サロンには、「奇跡の体験談」が置かれていたか?
佐野りら証人:はい、奇跡の体験談は3冊に及び、60人位の体験談が綴られていた。
尾崎弁護人:佐野被告の性格について、具体的に聞かせてほしい。人に優しいところがあるか?
佐野りら証人:はい、優しいを通り越して、人にとにかく気を遣う。私利私欲がなく、趣味も読書くらい。全身全霊で御神業に取り組み、夜中に体調が悪い客がいれば寝ないで遠隔している姿も近くでずっと見てきた。
尾崎弁護人:佐野被告は、御霊光や御祈願の活動はいつまで行っていたか?
佐野りら証人:平成19年12月以降、この4年間は予約を一切受けていない。
尾崎弁護人:神霊鑑定“士”なのか、神霊鑑定“師”なのかどちらなのか?
(「証人に確認する内容ではない」と裁判長から注意を受けるが、尾崎弁護士は証人の意見を聞きたいと主張)
佐野りら証人:私は武士の「士」だと思う。
尾崎弁護人:弁護士の「士」ですね。
●前田検事による尋問(要約)
前田検事:あなたは、「このようになることは予測できたにも係わらず」と述べたが、それは佐野被告に言われたのか?
佐野りら証人:はい
前田検事:いつ言われたのか?
佐野りら証人:今回の事件後に言われた
前田検事:事件以前は?
佐野りら証人:言われていなかった
前田検事:あなた自身が、今回の事件を詐欺だと認めたのはいつか?
佐野りら証人:今回の裁判を通して、本人が詐欺だと認めた時点で私も詐欺だと認識した
前田検事:事件があった当時は、詐欺だとあなたは思っていなかったのか?
佐野りら証人:はいそうです
前田検事:あなたは神世界やえんとらんすという組織は宗教組織だと認識しているのか?
佐野りら証人:はい、認識しています
前田検事:客から宗教かどうかと聞かれたことは?
佐野りら証人:私の記憶では私自身が聞かれたことはなかったと思う
前田検事:えんとらんす内部では、宗教かどうかという認識について、一般的にどうだったのか?
佐野りら証人:内部でどうかという全体的な考えについては分からないが、当時の私の考えでは、既存の宗教とは違うと認識していた
前田検事:佐野被告からミーティングで「ここは宗教ではない」と言うよう指示があったことは知っているか?
佐野りら証人:…(しばし答えに詰まる)既存の宗教とは違うと話があったのは知っている
前田検事:えんとらんすの内部では、御霊光のことをヒーリングとかアイディールと言っていたね?
佐野りら証人:はい、そういうときもあった
前田検事:神霊鑑定についてはカウンセリングと言っていた?
佐野りら証人:神霊鑑定という言い方もしていた
前田検事:新規の人にも神霊鑑定と言っていたか?
佐野りら証人:言っていたときもあると思う
前田検事:新規の客を獲得するために、入りやすいように「ヒーリング」や「カウンセリング」と言うことはあったか?
佐野りら証人:そういうときもあった
前田検事:あなた自身には神霊能力はない?
佐野りら証人:はい
前田検事:あなたは、事件当時は佐野被告に神霊能力があると思ったのか?
佐野りら証人:あると思った
前田検事:淺原史利被告や淺原嘉子被告には?
佐野りら証人:あると思った
前田検事:あなたの認識では神霊能力とはどのようなものか?
佐野りら証人:神霊能力とは、神様からのメッセージを受け取れる能力。客の相談内容の答えを伝えるためのもの。そのような能力を授かることによって、カウンセリングの際に神様にお聞きして、相手に伝えるという・・・
前田検事:あなたに神霊能力はないにしても、見えないものが見えたり、未来が分かるなど霊に関する能力はあるか?
佐野りら証人:全くない。
前田検事:当時あなたは、スピコン(スピリチュアルコンベンション)で、「リズムバランス」という名前のものをしたことはないか?
佐野りら証人:あります
前田検事:それは、「当てもの」ということか?
佐野りら証人:うーん・・・・、当てものというのかどうか…
前田検事:具体的には、お客さんの痛みの部位を当てるということをしたのでは?
佐野りら証人:はい、やったかもしれない・・・
前田検事:Tさん、Kさんの供述調書には、あなたと一緒にやったと記載されている
佐野りら証人:よく覚えていないが、やったと思います
前田検事:Tさんの供述調書には、あなたが痛みの部位を特定したとあるが、あなたはどのようにして痛みの部位を特定したのか?
佐野りら証人:御霊光の取次を相手の方にしていく中で、相手の方が、頭が痛いとか肩が思いとか感じることがあったので、それを相手に伝えた
前田検事:御霊光を通じて感じたことを伝えたということか?
佐野りら証人:そうです
前田検事:初めて会う客に御霊光の前に当て物したのでは?
佐野りら証人:御霊光しながらしていた
前田検事:当てものの際、頭を空っぽにして頭に浮かんだことを書き込むよう話してていないか?
佐野りら証人:はい。取次ぎのときも○*△×%#*・・・
⇒史利被告がちらっと含み笑いをする
前田検事:頭空っぽにしてというのは、神霊能力では?
佐野りら証人:いえ、神霊能力ではない
前田検事:史利被告が神霊能力開発講座でそのような説明をしたが、あなたはそういう認識ではない?
佐野りら証人:全くない
前田検事:今後、えんとらんすの活動はしていかない?事務所はどうなっている?
佐野りら証人:はい。すべて知っているわけではないが、えんとらんすは解散・・・自主的に活動されている方が何かしているか分からないが・・○*△×%#*・・・
前田検事:スタッフは解雇?いつ頃?
佐野りら証人:はい。はっきり分からないが去年
前田検事:どうして解散?
佐野りら証人:このようなことになって被害者に迷惑おかけしたことと、逮捕拘留されていたので会社自体が回らないので
前田検事:解散を決めたのは佐野被告?
佐野りら証人:誰か分からない。弁護士と相談して決めたことと思う
前田検事:えんとらんすの人たちが裁判後、名称を変えるなどして活動することは?
佐野りら証人:(一瞬、答えに詰まる)主人はしないが、他の人たちに関しては分からない
前田検事:あなたのお母さんは活動を続ける?
佐野りら証人:母も神世界からは離れると決めている
●大久保検事による尋問(要約)
大久保検事:あなたのお母さんの立場などについて詳しく話してください。
佐野りら証人:母(KR山E子)は、平成11年に会員となり、スタッフ、先生を経て、平成18年3月の分社化で、わーるどヒルズの社長になった。
大久保検事:お母さんは、神霊能力があったのか?
佐野りら証人:はい
大久保検事:お母さんが離婚したのはいつ頃?
佐野りら証人:母が離婚した時期は、はっきり思い出せないが平成15年頃だと思う
大久保検事:活動を始めた後ですね?
佐野りら証人:はい
大久保検事:お母さんは自己破産したとのことだが、どのような立場のときに自己破産したのか?
佐野りら証人:スタッフのときだと思う
大久保検事:その当時は収入はなかったということ?
佐野りら証人:その当時、母が収入を得ていたのかどうかは、自分はアメリカに行っていたのでよくわからない。
大久保検事:一旦は自己破産したにしても、その後、スタッフ、先生、社長という立場になっていたということは、収入を得ていたのでは?
佐野りら証人:はい、そうした立場になってからは給料を得ていた。
大久保検事:あなたは先ほど、お母さんが自己破産したことと、佐野被告がお母さんにプレゼントをしたことを結びつけて説明したが、本当にそのような関係にあったのか?生活に困っているお母さんに、豪華な品をプレゼントしたということか?
佐野りら証人:生活に困っているということではなく、クレジットカードを作れない母に対し、わーるどヒルズ設立にお金を使った母に、佐野が気を遣って、買ってくれたと思う。
大久保検事:それが、エルメスやブルガリだったということですね。
佐野りら証人:はい
大久保検事:アメリカでの布教は半年で止めたということだね?
佐野りら証人:はい、そうでした
大久保検事:布教については、なかなか理解してもらえなかったということ?
佐野りら証人:半年で止めたのは、理解してもらえなかったというより、VISAが半年で切れたから。
大久保検事:神様からこうするべし、と言われたことが達成できていないということ?
佐野りら証人:達成したか否かは特に詳しく聞いていない。
大久保検事:神様から言われてアメリカに行ったという話でしたね?
佐野りら証人:そうです
大久保検事:それに対して、あなたは目標を達成できたかどうか未だに知らないということ?
佐野りら証人:目標を達成できたかどうかは○*△×%#*・・・だ。
大久保検事:いま、振り返ってみたら?
佐野りら証人:今振り返ると、海外への足がかりになった。一歩踏み出した意味があったと思う。
大久保検事:奇跡話の添削については、「先生に良くしていただいた」等を「神様に良くしていただいた」に直した以外では、どのような内容を直したのか、もう一度言って下さい。
佐野りら証人:本人が、良くしていただいたことをとても興奮のあまり、その勢いで、「御祈願すれば、御霊光を受ければ・・」と保証する表現を書いた場合は、組織として懸念した。
大久保検事:客が感激のあまり、「御霊光はこんなにすごい。御祈願を受けたらこんなに良くなります」と書いた内容が奇跡の話のエッセンスじゃないんですか?
佐野りら証人:あのー、そのー、ちょっとニュアンスがあって、「絶対こうするとみんな良くなる」という言い方は良くない、なぜならそれは神様が決めることだから○*△×%#*・・・
大久保検事:(検察官も呆れながら)あなた方の活動の根幹は、”神様と取り引きすればみんな良くなる”ということであり、それを宣伝していたんじゃないんですか?
佐野りら証人:・・・・みんな良くなるという言い方は・・・しません
大久保検事:なぜです?
佐野りら証人:神様がよくするかどうかを決めるので・・○*△×%#*・・・
大久保検事:神様が取り引きをしても、良くしてくれないこともあると、あなたは思っていたの?
佐野りら証人:よくしていただけるように・・○*△×%#*・・・
大久保検事:それなら奇跡のファイルに入れておいてもいいんじゃないですか?
佐野りら証人:○*△×%#*・・・○*△×%#*・・・○*△×%#*・・・(意味不明)
大久保検事:それはあなた単独の判断ですか?
佐野りら証人:私の判断と、場合によっては主人と相談した。
大久保検事:つまり、人によっては必ずしも良くならない場合もあるというが共通認識だったということ?
佐野りら証人:奇跡は神様が○*△×%#*・・・(意味不明)
大久保検事:H19年の強制捜査後に、佐野被告が、「金を返さねばならない、しかもすぐに返さなければいけないと神様が言っている」と相談された?
佐野りら証人:相談ではなく、ぽつりぽつりと言っていた。
大久保検事:返さなくてはいけない理由については?
佐野りら証人:神様がそうおっしゃっているからというのが理由なのかと思った。
大久保検事:(佐野会主は)自分もそう思っていたということか?
佐野りら証人:はい
大久保検事:一旦受け取ったものを返すということは、通常行われていたのか?
佐野りら証人:通常どうだったかはよく分からない
大久保検事:本当に分かりませんか?
大久保検事:一旦神様に納めたものを返すことについては、絶対に返してはいけないということになっていなかったか?
佐野りら証人:絶対ということはなかったように思う
大久保検事:じゃ、返すこともある、そういうことは当たり前だとあなたは思っていた?
佐野りら証人:○*△×%#*・・・
大久保検事:ところがなかなか返さなかったね?
佐野りら証人:はい
大久保検事:その理由についてあなたはどのように認識していたか?
佐野りら証人:○*△×%#*・・・えー、何か理由があって返せないのかと思って○*△×%#*・・・
大久保検事:その理由について誰かに尋ねたりはしなかったのか?
佐野りら証人:○*△×%#*・・・自分が佐野に尋ねればよかったと反省してる
大久保検事:いま反省しているかを聞いているのではない。当時あなたはどう思っていたかを聞いている。
大久保検事:当時、佐野被告はかなり地位が高かった。会主様でしょ。初代の神霊鑑定士が、神様が返せと言っているのに、なぜ返さないのかということについて、あなたは疑問に思わなかったのか?
佐野りら証人:疑問ではなく、なにか事情があるのかと思って・・・
大久保検事:当時、それ以上は質問しなかったということだね?
佐野りら証人:はい
大久保検事:何か質問しなかった特別の理由は?
佐野りら証人:○*△×%#*・・・
大久保検事:特別の理由はないということだね?
佐野りら証人:はい
大久保検事:「予測していたのに防げなかった」ということを、保釈後の佐野被告から説明を受けたということですね?
佐野りら証人:はい、そうです
大久保検事:あなたは、どのような事態が予測されていたと思うか?
佐野りら証人:○*△×%#*・・・
大久保検事:佐野被告は、当時から詐欺行為になるということを予測していたのに防ぐことができなかったということを、告白のようにあなたは理解していたということか?
佐野りら証人:いつからかは、私は具体的に分からないがそのような理解はあったのかと思う。
大久保検事:あなたも、いつかはこうして詐欺行為が行われると予測していたのか?
佐野りら証人:私は全く予測していなかった。
大久保検事:だとしたら、この話を聞いたときに、あなたはとても衝撃的なことだったのでは?
佐野りら証人:はい、びっくりした。
大久保検事:このようなことが起きることが予測されていたのに、防ぐことができなかった理由については問いただしたことは?
佐野りら証人:主人は体調も悪く、話すことも○*△×%#*・・・
大久保検事:聞いてないということだね。
大久保検事:今回の(事件の)流れは、「こうすれば病気が必ず直りますよ」と言っていたけれど、それはウソであって、お金をとることを目的としたことが詐欺であるということが事件の概要だということは理解しているか?
佐野りら証人:はい、理解しています
大久保検事:あなたの理解でも、そういうことを言ってお金をもらったら詐欺だと思うか?
佐野りら証人:そういうことが行われていたのなら詐欺だと思う。
大久保検事:今の時点でもあなたは、佐野被告は神霊能力を持っていると思うか?
佐野りら証人:思っている
大久保検事:今も?
佐野りら証人:持っていると思う
大久保検事:だとすれば、「神霊がこのように言った」ということを伝えたら、結果が間違っていたということは、なぜ起きるのか?
佐野りら証人:神霊能力は私にはないので分からない
大久保検事:高熱を発したまま、遠隔を受けても亡くなった方がいたという事実を、先ほど読み上げたのは覚えているか?
佐野りら証人:はい
大久保検事:なぜそのようなことが起きると、あなたは思うか?
佐野りら証人:千手観音教会には関係していないので、私にはよく分からない。何かあったのかという認識。
大久保検事:「こうなる」と言ったことが起きなかったということがこの事件の本質だ。そこから目を背けてしまったら、今後あなた自身が更正することができるのか、検察官として大きな疑問を持つから敢えて尋ねている。
佐野りら証人:はい。
大久保検事:「結果が起こる」と言っていながら起こらなかったというのは、神霊鑑定で聞いたことと違うことを佐野自身が述べたと理解しているのか、それとも神霊が違っていたのか、あるいは神霊能力がないのか、あなたはどう思っているのか?
佐野りら証人:神霊能力のある方が、誤解を与えるような発言をしたことでこのようなことがおきたのではないかと思う。私は神霊能力がないのでよく分からない。
大久保検事:今回のことがなぜ起きたのか、佐野被告から詳しい話は聞いていないということだね?
佐野りら証人:はい。
大久保検事:あなたは神霊能力がないから詳しいことはよく分からないということだね?
佐野りら証人:はい。
●裁判長による尋問(要約)
■裁判長:あなたは今でも佐野被告が神霊能力を持っていると言っているが、その場合の神霊能力とはどのようなものか?
佐野りら証人:神様の声を聞いて、それを伝えることができる能力だと思っている。
■裁判長:いまでも佐野被告は御霊光の取り次ぎをしているのか?
佐野りら証人:平成19年の12月以降はしていない。
■裁判長:個人的に、あなたや家族に対して取り次ぐこともないのか?
佐野りら証人:はい、ありません。
■裁判長:だったら、今でも神霊能力があるかどうか分からないじゃないですか?
佐野りら証人:あのー、そのー、神霊能力があると言ったのは、以前、神霊鑑定を受けたときのことであり、今でもあるかどうかは分かりません。すみません・・・
■裁判長:以前、あなたが神霊鑑定を受けたときには神霊能力があったから、それが今でもあるだろうということか?
佐野りら証人:今現在はわからないが、当時はあった。
■裁判長:では、午前中はここまでとします。
●11:55、午前の部終了
昼休憩 | 地裁からも近い横浜中華街 |
●午後の部(13:30より)
■淺原史利被告への被告人質問
淺原史利被告が証言台へ。背筋を伸ばしつつ、下向き加減でボソボソとおとなしい男の素振りで質問に答えていく。アカサカの特別室や祭典での態度とは異質でありながら、言い回しや切り返しのイヤラシさは「天野先生」らしさを振りまいていた。
●市河弁護人による被告人質問(要約)
市河弁護人:あなたは組織的詐欺で起訴された事実を認めている?
史利被告:はい
市河弁護人:神世界に入る前の職業は?
史利被告:山梨県にある公立病院でリハビリの仕事をしていた
市河弁護人:資格があるの?
史利被告:理学療法士
市河弁護人:どのくらい勤めていた?
史利被告:3つの病院をまたがって平成元年から平成13年4月まで
市河弁護人:千手観音教会に初めて行ったのは?
史利被告:平成9年
市河弁護人:きっかけは?
史利被告:平成8年に第1子死産、平成9年に第2子流産。ともに失った日が3月16日で因縁めいたもの感じていた。妻の方から千手観音教会という所があるから行ってみたいと話があった。平成9年夏頃、聞いた
市河弁護人:それで千手観音教会へ行き、御霊光を受けたのか
史利被告:妻は現地へ赴いたが、私は遠隔で体験した
市河弁護人:千手観音教会へ行ったときも受けたか
史利被告:はい
市河弁護人:初めて御霊光を受けたとき、体感はあったか
史利被告:体中あたたかくなるような感覚があった
市河弁護人:健康状態は?
史利被告:中学生のときに野球で壊して以来、ひどい腰痛に悩まされていた
市河弁護人:御霊光をして腰痛はなくなったのか
史利被告:すぐにはとれなかったが、継続的に受けるようになって半年くらいでほぼ・・・
市河弁護人:御霊光の効果は本当かなと疑問はなかったか
史利被告:妻のバセドウ病がだいぶ落ち着いていた。病院に勤めていた自分に想定できなかった。8,9年よくならなかったのがよくなった。何かあるんじゃないかと疑いの念を持ちながら通っていた
市河弁護人:疑いを持ちながら通ったの?疑いが消えた?
史利被告:十数年悩まされてきた腰痛、専門的知識を得て自分自身で治療してきた腰痛が、何年かけてもとれなかったのが半年から1年でとれた。また、7年も8年も専門的治療を受けてきながらよくならなかった妻の状態が約1年でよくなり、医学的な知識で理解しようと努めてきたが、理解できなくなって事実をありのままに受け止めようと気持ちが変わった
市河弁護人:千手観音教会に通っていたとき、御霊光の効果なく、亡くなった人が出たことは知っていたか
史利被告:客時代のときは聞いたことはない
市河弁護人:アカサカの役員になってからは?
史利被告:えーと、過去にいたと聞いたような覚えあるが、具体的には知らない
市河弁護人:役員になったきっかけは?
史利被告:当時、佐野先生から御霊光を広める活動を一緒にやらないかと言われた
市河弁護人:病院を辞めてアカサカの職員になった?辞めるとき悩んだりしなかったのか
史利被告:はい。仕事に誇りを持ち、ある分野で研究していたので迷った。私と妻が奇跡と言っていい・・・、時間とお金と労力をかけて治らなかったものが神様の言われた通りの・・・で治った。御霊光を世の中に広めたいという気持ちが芽生えた
市河弁護人:アカサカの拠点は?
史利被告:現在の本店所在地ひとつ
市河弁護人:従業員は?
史利被告:佐野、嘉子、私、E藤M弓というスタッフ4人で始めた
【あれ?最初は斉藤もいた話聞いたけどー】
市河弁護人:東京進出したのは?
史利被告:平成13年秋頃だったと思う
市河弁護人:神世界や佐野の指示の元?
史利被告:特別、指示があったと記憶していない。取締役の3人の合議で、御霊光を広めていくには山梨だけでは難しい。日本の中心である東京で広めていこうという話だった
市河弁護人:最初の拠点は?
史利被告:上大崎(品川区)
市河弁護人:品川、青山サロンは?
史利被告:品川は平成16年頃、青山は平成17年くらい
市河弁護人:場所は会社名義?
史利被告:そうです
【そうですかぁ?天野先生名義の所とか、会社名義でない所もありましたよねぇ?】
市河弁護人:神霊能力とは?
史利被告:神様という存在が先ずあり、神霊界に神霊があり、人間界があり、神霊からのメッセージを人間に伝える能力と認識している
市河弁護人:神霊鑑定とは?
史利被告:神霊能力を用いて、相談者の質問に神霊からの回答を与える
市河弁護人:御祈願は?
史利被告:御祈願される方が望むもの、プラスを増やす、マイナスを減らす、それを御玉串を神様におあげしてお願いする行為
市河弁護人:御玉串とは?
史利被告:神様にお願いするときにおあげする浄財
市河弁護人:お布施ということ?
史利被告:はい
【浄財??初めて聞きました】
市河弁護人:御礼は?
史利被告:神様から与えられたよい結果に対して、ご自分の意志によって感謝の気持ちを表すもの
市河弁護人:御霊光とは?
史利被告:信仰の対象としている太陽神から発せられるプラスのエネルギー。それによって・・・変化を得られ、幸福になるもの
【信仰したことはありません】
市河弁護人:活動してきた行為は宗教?
史利被告:はい、宗教です
【後ろからどついたろかー】
市河弁護人:宗教ではないという言葉を使っていた?
史利被告:はい。我々が行っていた御神業は、これまでの宗教とは違う、宗教を超えた宗教というような認識。神書に信じるということを土台にしたものは宗教であって、宗教そのものを神書では否定的にとらえていたので、自分達が行っている活動を宗教と呼ぶことはできなかった
【意味不明。すご〜い♪神書のせいにしている】
市河弁護人:客やスタッフからここは宗教ではないかと聞かれてどう答えた?
史利被告:宗教ではない。神様がオーナーの会社です。表面的、外部から見たら・・・宗教と見られて仕方ないが、・・・宗教ではないと、分かりにくい説明だったと思う
【今更、何言ってんだか。そんな説明で通用すると思ってんのかよ、大根役者!】
市河弁護人:超宗教と宗教じゃないは同じ意味?
史利被告:同義だと思う
市河弁護人:超宗教だとスタッフや客へ説明したことは?
史利被告:超宗教という言葉を使ったことはないが、宗教ではないと○*△×%*・・・・・・
市河弁護人:それって、分かりにくいと思わないか
史利被告:はい、今思えばそう思う
市河弁護人:宗教ではないと言うように佐野に指示されていた?
史利被告:一般会員から通っているときから聞いていたので、あまり抵抗なく、受け止めていなかったと思う。私にとっては、私や妻の身体的状態がよくなることが大事で、それをどのような名称で呼ぶかは大事ではなくなっていた
市河弁護人:どうやって神霊能力を授かったか
史利被告:佐野さんから授かったと言われた。平成14年始め頃。最初はとまどった。佐野さんのように長年修行されている方、魂のレベル高い人が授かるのではないかと思っていた
市河弁護人:そう言われて能力があるか試してみた?鑑定はやった?
史利被告:それはどういう仕組みになっているだろうかとか、街を歩いているときにこの店はどういう状況だろうとか、知識では知りえないことを神霊に聞いてみるようなことをやっていた
市河弁護人:トレーニング?
史利被告:はい
市河弁護人:神霊からのメッセージに確信を持ったことはある?
史利被告:当初は神霊を受け取れる状態ではなかった。本当にそうなんだろうかと疑問があった。しかし、私と妻が奇跡を頂いているということを思い出した。奇跡を下さった神様が授けてくれたのであれば、その役割の元に使っていこうと少しずつ神霊能力というものに対し、前向きになった。それにともなってメッセージを受け取れるようになった
市河弁護人:神霊能力開発講座を主催した?
史利被告:平成14年の10月か11月、講師を担当するよう佐野さんから言われた
市河弁護人:佐野さんが本来やるのでは?
史利被告:NYに行くことになっていたので、代わりに私がやることになった
⇒斉藤被告、唇を噛み締め、目線は宙を仰いでいる
市河弁護人:平成14年に授かって同年10、11月には講座では、人に教えるのは荷が重かったのでは?中身はあなたが考えた?
史利被告:佐野さんから指導頂いた。
市河弁護人:全部、佐野さんから?
史利被告:はい
市河弁護人:その後のフォローアップ講座は何ゆえ開いた?
史利被告:よく分からないという人に対して納得できるまで
【納得できた人なんていたかなぁ〜】
市河弁護人:講座を受けた中で授かっていない、身についていないという人はいたか
史利被告:分からないという人はいた
【みんな分からなかったと思うけど?分からなくていいって言っていたのはあなたでしょ】
市河弁護人:フォローアップ講座は何回?
史利被告:回数は決まっていなかった。希望の人どうぞとお誘いした
【出ろ、出ろ、ってオバサン先生に言われたから出たんだけどなー】
市河弁護人:参加費用は?
史利被告:3回の講座の出席の御玉串は1回10万円と佐野さんから・・・
市河弁護人:御礼の金額は?
史利被告:私が神霊にお願いして聞いて、教えて頂いたものを伝えていた
市河弁護人:誓約書を書かせた?
史利被告:はい。アカサカで講座をしたが、様々な会社からきていたので講座後、継続的に指導できる立場になく、それぞれの責任者の下で・・・、その意味で自分で責任を持って発揮して頂くという自覚・・という意味を込めて・・・
市河弁護人:佐野の指示?
史利被告:3人で合議だったように思う
市河弁護人:分割で払う取り決めした?
史利被告:一度におあげする人少なかった
【講座の前から分割の話、ありましたけど?】
市河弁護人:全額頂けた?
史利被告:いいえ
市河弁護人:回収額低い?
史利被告:はい
市河弁護人:督促した?
史利被告:おあげした金額を忘れている人が目立ち、いくらか聞く人が多くなり、分かるように用紙作った。3〜6ヶ月以上、滞っている人に1回だけ通知した。後はご本人に任せた
市河弁護人:終了は?
史利被告:一年後くらい。希望者が終わった
市河弁護人:神世界や佐野さんから指示は?
史利被告:あった記憶ない
市河弁護人:証人Dの子宮筋腫に関する御相談を受けた?
史利被告:私が受けたのは、子宮筋腫そのものの御相談ではなくて、耳鳴りに関して。子宮筋腫に関しては、取次ぎのときに聞いた
市河弁護人:御祈願以前に神霊鑑定をしたということ?
史利被告:はい
⇒史利被告、座りなおして姿勢を正す
市河弁護人:内容は?
史利被告:耳鳴りの解消と家の中で転落死した方がいるのでどのようにすればいいかなどの相談
市河弁護人:その際、家系図や家の見取り図を提出させた?
史利被告:はい
市河弁護人:神霊鑑定時には必ず提出してもらうのか
史利被告:全件ではない。5万円で複数の相談の場合
⇒斉藤被告、史利被告を少し見る
市河弁護人:お浄めとは?
史利被告:土地、墓地、屋敷神、マイナスを帯びている所を神様の御霊光によってマイナスを消して頂くもの
市河弁護人:従業員Cに指示した?
史利被告:はい
市河弁護人:どうしてあなたがしなかった?
史利被告:当時、従業員Cは神霊能力を授かっていたので神様から頂いた役割をしっかりやっていってほしいと思って、やってもらった
市河弁護人:証人Dが子宮筋腫で悩んでいること、特別御祈願をしたいと思っていることを従業員Cに伝えた?
史利被告:子宮筋腫に関しては従業員C以外のスタッフから○*△×%#*・・・、取次ぎをしながら神霊から頂いた内容を従業員Cに伝えた
市河弁護人:御玉串の金額を神霊に聞いて決めるよう従業員Cに伝えた?
史利被告:はい
市河弁護人:100万の金額を証人Dに言うように指示しなかった?
史利被告:私がですか?していません
市河弁護人:あるいは高額の金額を言うように指示しなかった?
史利被告:していない
【すっとぼけ演技、みっともないよ】
市河弁護人:100万になったと従業員Cから報告を受けた?
史利被告:はい。神霊鑑定の結果そうなったと報告を受けた
【よくも抜け抜けと!さすが詐欺師!】
市河弁護人:100万の御祈願が決まったと教会長へ連絡した?
史利被告:したと記憶している
市河弁護人:祈願内容について連絡したのか
史利被告:教会長に御祈願をお願いするという電話だったと思うが、祈願前か、後に会話をしたのかはっきりしていない
市河弁護人:証人Eはあなたが神霊鑑定した?
史利被告:はい
市河弁護人:子宮が厚い薄いの話、覚えている?
史利被告:はい
市河弁護人:X線を投射するように子宮が見えたのか
史利被告:いいえ。神霊に聞いて、メッセージとして。霊体の子宮が部分的に薄いと聞いた
【へぇー、霊体にも子宮があるんですかー。霊体って何か聞けばよかったのに、この説明であなた納得できるんですか、弁護人!】
市河弁護人:気圧の変化について・・・
史利被告:気圧の変化によって血流が変わるので、その変化が影響される○*△×%#*・・・、気圧の変化で状態がよくなくなるというのは神霊からのメッセージで、血流の変化というのは以前私が勤めていた頃の医学的知識を援用している・・・
【出た!得意の身振り手振り!】
市河弁護人:血流の話は神様じゃなくてあなた自身のの知識?
史利被告:過去の職業で得た知識
市河弁護人:一切合切とは?
史利被告:自分にマイナスの影響を与えているものを取って頂く御祈願
市河弁護人:金額、決まっている?
史利被告:会員として通っていたときから30万
市河弁護人:カウンセリングで証人Eに結婚よくないと伝えるよう指示したと従業員Cは言っているが?
史利被告:思い出せない
市河弁護人:霊的、環境的、毒素の3つに分類できると類型化して鑑定していたのか
史利被告:私自身は違う
市河弁護人:別の人は?
史利被告:分からない。あるパターンについて類型化したということは話したことない
【何、言ってんですか?!3つの分類の話、天野先生が教えてくれたんじゃないですかぁー】
市河弁護人:50万以上、100万以上と相場額があった?
史利被告:ありません
【へぇー、一切合切は昔から金額決まっていたのにねぇ。祈願額だって相場決まっていましたね】
市河弁護人:佐野さんとのミーティングで、経営に関して、売り上げが足りない、上げなきゃという発言あった?
史利被告:はい
市河弁護人:佐野さんから売り上げが足りないと言われ、責任感じていた?
神霊鑑定、御祈願を増やすよう言われた?
史利被告:○*△×%#*・・・、新しい人を増やす、来ている人の頻度を増やす、鑑定を増やすという3つ
市河弁護人:ロイヤリティー契約していた?神世界へ御玉串を納めていた?
史利被告:はい。物品販売以外、総売り上げの30%を神世界へ
市河弁護人:斉藤さんを知っていた?
史利被告:はい。
市河弁護人:ミーティングしたことは?議題は?
史利被告:はい。月に1回はアカサカに神世界幹部が来ていた。御霊光を頂いてどのような結果を頂いているか
市河弁護人:売り上げについては?
史利被告:あまり出た記憶ない。月に1回、報告書をあげていたので○*△×%#*・・・
【よく言うよ。神書を書かれた方にきつく言われたっていろいろ言っていたじゃないですかー】
市河弁護人:杉本明枝さんを平成18年に知っていた?
史利被告:はい
市河弁護人:E2で経営者していたことも?
史利被告:はい
市河弁護人:祭典で会って売り上げの情報交換した?
史利被告:いいえ
市河弁護人:平成19年の刑事事件前に民事でトラブルになっていたこと知っていた?
史利被告:平成19年12月以降に聞いた
市河弁護人:お付き合いしていたことは?
史利被告:ない
市河弁護人:佐野から接触するなと言われていた?
史利被告:うーん、具体的にはない。縦のつながりが大事であって、人間同士の横のつながり○*△×%#*・・・・
横に対して、情報得る意志意欲なかった
市河弁護人:ミーティングでびびっと、みろくと比較されたことは?
史利被告:「前は2番目だが、今は3番目」、「このままだとえんとらんすなくなっちゃうよ」と言われたことはある
市河弁護人:最初、否認していた理由は?
史利被告:平成19年捜査関係者との関係があって・・・、平成22年に事件終わりにしたいので調書を取らなければならないので協力してくれと言われたのに、3月に杉本逮捕となり、捜査関係者から聞いたこと違ったので、事実全部話していいのかと思った。
【そこを指摘する?笑っちゃうね。自分達こそ、神様のスピードだとか言って、言うことやることをコロコロ変えていたじゃないですかー。警察の神様にだって、いろいろ事情があるのだよ。自分達のこと棚に上げるなよっ!!】
史利被告:逮捕拘留後に弁護士から差し入れられた調書を全部読み、公判で証言を聞き、これは自分達の言動の中でよくないことあったと思った
市河弁護人:自分の行為の何がよくなかった?
史利被告:私自身に病気を治す力ないと自覚していたのに、私に力があるように相手方に映ってしまった。私自身がすごいと思われるような誤解を招いてしまった
市河弁護人:詐欺の自覚ある?
史利被告:はい
市河弁護人:売り上げは事件が関係している?
史利被告:どういう意味?
市河弁護人:売り上げを上げろということが影響を与えている?
史利被告:数字を上げなければ、という思いはあった。
市河弁護人:それが詐欺行為を誘発したと思っている?
史利被告:はい。数字の評価上げなければ、と思ったのが原因と思う
【そうじゃないでしょ、詐欺だと分かっていてやっていたことにあなたの罪があるでしょう?おかしいくらい、自分以外のもののせいにしている。あなたが私達にそれじゃだめだと怒鳴りまくってきたをのは何だったんですか?散々、客やスタッフに言ってきて、一番、自分に甘いのはあなたじゃないですか。情けなさすぎです。数字のせいにするな!!】
市河弁護人:健康状態がよくならなかったことを訴えているのはどう感じている?
史利被告:結果が出なかったということに関しては、神霊鑑定において与えていた情報が神様の御意志とは違ったものが含まれていて、誤信させてしまった。私自身の言動に責任あると思う
市河弁護人:「心と言葉と行動」ということに関して、受けるだけでなく、受ける側の努力的要素必要と教えていた?
史利被告:祭典、神書の会で伝えていた
市河弁護人:被害者の努力足りなかったと考えていたのでは?
史利被告:○*△×%#*・・・・、今回の件に関しては、私自身、○*△×%#*・・・・、ご本人については私は分からない、ご本人にしか分からない。ご本人に考えて頂くしかない。○*△×%#*・・・・
市河弁護人:あなたに責任あるか
史利被告:はい
【それで本当に責任を認め、反省しているつもりかよ!】
市河弁護人:被害提訴に関して、民事裁判外返金を求めている人の支払い準備交渉中を聞いている?
史利被告:はい
市河弁護人:あなた個人として弁償しようと思っている?
史利被告:できる範囲で・・・
市河弁護人:今後は?
史利被告:えんとらんすは9月いっぱいで活動停止、法人は残っている。精査法人をつくり、滞りなく行われるように○*△×%#*・・・・
市河弁護人:今後、神世界の活動には関わらない?
史利被告:はい
⇒斉藤被告、傍聴席を意識してチラッと見る。無表情だが心中穏やかでないのか座りなおす様子あり
史利被告:私の至らない言動によってこのようなことになり、謝罪したい、弁済行為したいと思っている
●前田検事による被告人質問(要約)
前田検事:詐欺認める?
史利被告:はい
前田検事:証人Eの神霊鑑定した?
史利被告:はい
前田検事:子宮の壁の薄い・厚いの話した?
史利被告:「“霊体の”子宮の壁」と言った記憶がある
前田検事:「右前厚くて左後ろが薄い」、そのようなことを言ったか。神霊からのメッセージなのか
史利被告:はい
前田検事:「子宮は気圧の変化に影響されるのは、婦人科で証明されている」と言ったという点については?
史利被告:「血流の影響」と言った。証明されているということに関しては、「婦人科」でなく、「医学会では当たり前」と言ったと記憶している
【見苦しい言い訳】
前田検事:家系図見てる?神霊関係に必要だったのか
史利被告:どういう意味ですか?
前田検事:神霊鑑定に家系図は必要なのか?
史利被告:神霊鑑定は家系図見なくてもできる
前田検事:神霊能力があるのなら、家系図見なくても、どこに問題あるか特定できるのでは?
史利被告:家系図にあることを言っているわけではない。○*△×%#*・・・、家系図がなく行う神霊鑑定もある、すべてが家系図が必要なわけではない
前田検事:絵を描いて説明した?家系図に書き込みしていないか
史利被告:記憶していない。○*△×%#*・・・証人Eがそう証言しているのであれば、そうなのかもしれないが、記憶しているかと聞かれれば、はっきり記憶していない
【天野先生らしい、イヤラシイ答え方】
絵を書いたかどうかについて、しばらく御託を並べる。
前田検事:あなたの神霊能力というのは、思いついたことを伝えるだけでイメージを伝えることはない?
史利被告:証人Eに限らず、絵を描いて伝えること何件かあった。○*△×%#*・・・
【結局、絵を描いたこと認めているぢゃん。素直ぢゃないねぇ】
史利被告:神霊能力開発講座では確かに「思いついたことを述べる」と言ったので言葉に限定したためにそう取られるかもしれないが、そのときに出てくるものが絵であれば絵である。言葉に限定されず、絵、映像も含めて・・・
前田検事:ということはあなたの神霊は言葉だけでなく、映像も伝えられてくるのか
史利被告:言葉だけのときもあるし、両方のときもあるし・・・、私にはそれはコントロールできない
【このセリフ、よく覚えておいてね】
前田検事:証人Dから子宮筋腫の相談を受けた?
史利被告:相談を受けたというか、普通の会話の中で証人Dから筋腫の話を聞いた
【畏れ多い天野先生と普通の会話でそんなこと話すかー?】
前田検事:手を下腹部に持っていった?
史利被告:はい。証人Dに限らない。取次ぎをしていた。
取次ぎの説明
⇒斉藤被告、無表情のまま、検事をじっと見る。佐野被告はうつむいたままでいる
前田検事:あなたが証人Dに話したのは神霊からのメッセージでいいのか
史利被告:はい
【厳密な天野先生が鑑定以外で神霊からのメッセージをサービスするかなぁー】
前田検事:手をかざすのは神霊からのメッセージに必要だったのか?
史利被告:手をかざす行為と神霊のメッセージはくっついていない。手をかざさないとメッセージが頂けないということではない。取次ぎをしているときにその話したのかも
前田検事:お祖母さんの霊の話をした?
史利被告:えー、えっと・・・、先祖と言った記憶ある
【どっちでもいーよ。小さいところにこだわるな】
前田検事:従業員Cのカウンセリングを受けるよう勧めた?
史利被告:はい
前田検事:証人Dの子宮の問題を従業員Cに伝えなければならなかった?
史利被告:御玉串を決めるよう従業員Cにお願いしたので、鑑定内容が分からないと従業員Cが進め方を分からないと判断したので伝えた
前田検事:従業員Cは神霊能力あったんだよね?
史利被告:はい
前田検事:従業員Cの能力は曖昧だったということ?
史利被告:曖昧かどうか私には分からない
前田検事:従業員Cに能力が授かっているのであれば、あえてあなたが内容を伝えなくてもいいのでは?
史利被告:相談内容については伝えるべきだと思う
前田検事:祈願の金額についてもあなたの方で神霊に聞いて伝えればよかったのでは?
史利被告:そうすることもできたかもしれないけど、・・・従業員Cに伝えた
前田検事:御霊光によって病気治ると思っていた?
史利被告:はい
【市河弁護人の尋問では、「私自身に病気を治す力ないと自覚していた」って言っていたけど?御霊光は治せるけど、私には治せないの?へ?】)
前田検事:確実に?
史利被告:それは、100%ということ?
前田検事:はい
史利被告:100%かどうかと言われると、神様は結果下さるが、私達人間がやっていかなければ、やっていかなければ100%と言えない
前田検事:御祈願や神霊鑑定で100%病気が治るということではない?
史利被告:鑑定そのものが結果を100%保障するのかと聞かれているのであれば、そうではない。
結果を出せなかった人もいるので、御祈願そのものが結果を保障するのかと聞かれているのであれば、そうではない
【結果が出ないのは毒素が多いからだ、自分でも努力しなきゃだめっ!って散々、叱責してましたものね〜】
前田検事:「宗教ではない」と客に嘘をついていたということでは?
史利被告:超宗教という言葉を使わずに「宗教ではないです」という言葉を使ったので誤解を招いた
前田検事:ヒーリング、カウンセリングと言っていたよね?
史利被告:ある時期において。神様、御霊光という言葉を使うと敬遠されるので宗教っぽいのは受け入れてもらえないので、
御霊光を受けてもらえればなんとかなると思って○*△×%#*・・・、ハードルを低くした・・・
前田検事:新しい客を獲得するために意図的にしたのでは?
史利被告:逃げに徹したと言われればそうかもしれない。イメージだけで嫌わないで頂きたい、御霊光を体験して頂いて判断して頂きたいと思って・・・
【だから、それがもう答えなんだってば。人間にどう思われるか気にして、女性ウケするように表面上を加工しなきゃならないんでしょ?人間の都合に合わせなきゃならないような神様が本物と言える?御霊光に力があるのならばそんな小細工しなくても一発で貫通するってもんよ。「宗教」や「人間」を超えられなくて何が超宗教?】
前田検事:神霊能力開発講座の受講者に経営者、幹部の日原さん、葉子さんはいた?
史利被告:はい
前田検事:誓約書は全員に書かせた?
史利被告:はい
前田検事:幹部も?
史利被告:と思う
前田検事:証拠によると取っていない
史利被告:全員と思っていた
前田検事:葉子さんは未納では?
史利被告:覚えていない
前田検事:斉藤被告が出たミーティングでは売り上げの話題はなかった?
史利被告:出たこともあったかもしれないが、報告書出していたので、それ以外で話したとは考えられない
前田検事:斉藤被告とそれ以外で会うことは?
史利被告:日輪祭という祭典で、1対1ではなく複数で・・・
前田検事:斉藤から指示はあったか
史利被告:○*△×%#*・・・、日本の文化を身につけた方がいいと言われて茶道や書を始めた、そういう話が印象に残っている
前田検事:京都で会ったことは?
史利被告:はい
前田検事:数字の話は出た?
史利被告:したかもしれないが、○*△×%#*・・・、えんとらんすは何番目という話はした
前田検事:神世界全体としての売り上げの話は?
史利被告:○*△×%#*・・・、会員が泊まって帰れるような施設をつくった方がいいというような話はした
前田検事:平成16〜18年、ノートに書き残していないか
史利被告:京都でお会いしたときの話を佐野さんに報告しようと思ってノートとったかもしれない
前田検事:「100億持っていないと神様から見たら寝ていたと同じ」という記載がある
史利被告:あぁ…。○*△×%#*・・・○*△×%#*・・・○*△×%#*・・・
【お得意のおとぼけー】
前田検事:「本業がパッとしないから株で儲けろ」と指示されたことはないか
史利被告:やれと言われたこと私自身はないが、資産ないので買うことはなかった
【はい?資産がない?5千851万の報酬を頂いていたお方が言うことですか?】
前田検事:「大きくなれば危険は回避できない、安全なら利益は上がらない」と書いてあるが?
史利被告:書いてあるのならそうかもしれないが、私が思ったこと書いたのか誰かが言ったことを書いたのか、今の話では記憶の想起できない
●大久保検事による被告人質問(要約)
大久保検事:現時点で神霊能力を有しているのか
史利被告:平成19年11月まで神霊鑑定行っていた、・・当時まであったと認識。それ以降、使っていないので現時点では分からない
大久保検事:平成19年12月以降は神霊能力あると実感するような出来事はなかったということか
史利被告:神霊能力は意図的に、教えて下さいとお願いするものなので、私の意図を介さずに神霊が入り込んでくるものではない。平成19年12月以降はない
【あれ?さっき、前田検事のときは、「私にはそれはコントロールできない」って言っていたけど?】
大久保検事:平成19年12月以降やめたのはなぜか
史利被告:神霊能力が問題視されているのではないかと思ったから
大久保検事:やめてしまう前に、神霊能力に何か問題があるのか神霊に聞いたことはないのか
史利被告:ない。
大久保検事:なぜ?
史利被告:理由はない。神様に問題があるのではなく、神霊能力を使っている人間側に問題がある。それについて神霊に問うことなかった
大久保検事:我々に問題があるというのなら、我々のどこが悪かったか神様に聞けばいいのでは?
史利被告:神霊能力は御神業を広めるために授かっているのであって、自分に原因があって起こしてしまったものを解決してほしいとして使うことはなかった
大久保検事:神霊能力を御神業のために授かったというのであれば、神霊能力を使わなくなってしまう方が妨げになるのでは? 本当の問題点はどこにあるのかを聞く方がいいのでは?
【ごもっとも!天野先生、言っていることおかしくない?】
史利被告:本当の問題は何であるかを自分の頭で考えることが大事だと思った
大久保検事:分析できたのか
史利被告:事件発生当時は・・・(知らなかったというような言葉)、公判が始まって証人の話を聞いたり、調書を読むことで自分の反省点を考えている・・・
大久保検事:あなた方で言うとこのそれ、人間力じゃないの?人間力に頼らずに神霊に聞くのが正しくて一番近道じゃないの?
【そうそう、その通り!】
史利被告:そうかもしれないが、私自身は、私に原因があって私が悪いのであれば、私自身が考える
大久保検事:でもまだ分からないんでしょ?もう何年経った?平成19年12月から考え始めてるんだよね?
【爆笑】
史利被告:考えているというか、事実関係が全部分かって考えるようになったのは、私が逮捕されて拘留されるようになってから・・・
大久保検事:事実関係を調べようとしたか
史利被告:家宅捜索のときに、誰の、どういう点についてのことか聞いても教えてもらえなかったので・・・
大久保検事:あなた自身で調べようとしたのかと聞いている。
史利被告:調べられなかった。誰のどのことについて問われているのか分からなかったので・・・
大久保検事:記録を見たり、人に話を聞いたりしなかったのか
史利被告:いろんな人と話はしたが、記録は残っていなかった
【探っていたよねぇ】
大久保検事:それでは考える材料ないのでは?神霊に聞く方が早いでしょ?
史利被告:考えなかったので・・・
大久保検事:人様の悩みについて神霊で聞いてあれこれ言ってきたんでしょ?なぜ、自分の悩みを神霊に相談しないの?
【うーっっ、お見事!!】
史利被告:今回の件に関しては神霊でなく、私自身で考えて・・
大久保検事:要するに答えが得らないから聞いていないんじゃないの?
史利被告:いえ、違います
大久保検事:最初は神霊能力を得たと言われても実感なく、その後、前向きに考えるようになって神霊の声が聞こえるようになったと言ったね?
史利被告:メッセージをもらえるようになった
大久保検事:メッセージをもらえるようになる前と後でははっきり実感できるものは違うの?
史利被告:ここからここという線が引けるものではなかった
大久保検事:線が引けないのに、あなたの思い込みではなく、神霊だとなぜ分かる?
【こりゃまた、素晴らしいツッコミ!!】
史利被告:私の経験では知り得ないことが私の中に出てきた
大久保検事:声が聞こえると思うようになってから、それが合っているかどうか試したことはあるか。あなたは知らないけれど、調べれば分かること、正解がはっきり分かることに対して、自分の能力を使って合っているかどうか確かめたことは?
史利被告:ある。当たることもあれば当たらないこともあった
大久保検事:神霊の声だと思うようになったけど、外れることがあった?
史利被告:神霊能力を授かった最初の頃のことを聞かれているのか。ここの時点でという部分、断面を話すのは難しい・・・、○*△×%#*・・・
【こんな天野先生見たことなーいっ。先生も言い訳するんですねー。いっつも、返事は「はい」でいい!言い訳するな!って部下を怒っていたくせにーーー】
大久保検事:これが神霊だと思った当時のこと
史利被告:あの、色合いが違うと言うか…、これが神霊のメッセージなんだと気づいてからと、神霊を使えるようになったんだと確信できるようになった頃のことと、○*△×%#*・・・、どこで考えればいいのか
大久保検事:確信を得てから試したことあるか
史利被告:ない
大久保検事:確信に到る前はどんなことで試したか
史利被告:一番最初の神霊鑑定。父が行方不明で消防団が捜索してみつからなくて数ヶ月、生死を教えてほしいという相談。3時間メッセージ頂けず、○*△×%#*・・・鑑定の最中に・・・。東京の西の方にいると神様から答えを頂いた。数ヵ月後に父から連絡があったと報告があった
大久保検事:それで確信を得た?
史利被告:○*△×%#*・・・
大久保検事:確信を得た後は確認していない?
史利被告:それ以降は、疑いを持つのは自分の意志なのでそれはしていない
大久保検事:その1回目の鑑定の3時間の間に気持ちが前向きになったら声が聞こえて、それが当たっていたから、それ以降は確認していないということ?
史利被告:前向きになったのはその前からだが、確信したのはその3時間
大久保検事:他の人が神霊能力を持っているのを何か見分けられるのか
史利被告:分からない
大久保検事:神霊能力開発講座で「答え合わせするものじゃない、答えは違ってもいい」と実際に言っていたのか
史利被告:言っていた
【言ってた、言ってた】
大久保検事:なぜ?あなた自身は、自分が言ったことが当たっていたから、神霊能力があると確信できたんでしょ?受講者に対して、あなたは答えを知っているが、答えを知らないことを受講者に質問を出して、答え合わせをすれば神霊能力があるかないかすぐ分かるのでは?なぜ、それをしなかった?
史利被告:…考えたこともなかった。神霊能力は神様から頂いたものなので、それを疑う人間の意志はよくない
大久保検事:じゃあ、誓約書いらないね
史利被告:そうかもしれません
大久保検事:神霊能力を授かった人は、神様が選んで授けたのではないのか
史利被告:そうだと思う
大久保検事:その後、その人にしっかり指導しないと事故が生じるような想定はあるのか?
史利被告:事故を想定していた訳ではなくて、神様から重要な役割を行うわけですから、○*△×%#*・・・。
大久保検事:それだけ重大な使命を受けた人が、紙ぺら1枚さし入れないと、ちゃんとしないと思っていたということ?
史利被告:そうは思っていないけど…、その…
大久保検事:誓約書を書かせた方が神霊能力を使って御玉串を頂いたら、神世界に上納していく形になるのだよね?
史利被告:個々の経営者が神世界とどのようなロイヤリティー契約を結んでいたか当時は知らなかった。えんとらんすと同じ契約であれば・・・
大久保検事:神世界の名前を使わずに、独立してやっていくと思ってたのか?自分達の仲間として同じようにやっていくと思っていたのか
史利被告:○*△×%#*・・・
大久保検事:お玉串を浄財(?)とか当時、説明していたのか
史利被告:神様から心からお上げするものだと言っていた
大久保検事:宗教的なお布施とか浄財といって差し上げるものと、売っている商品をお金を出して買うことは同じだと思うのか。そういう意味もある、こういう意味もあると違うことを並べて、どっちもあると言われても分からない。御玉串はどっちなのか
史利被告:神様から頂いたことに対する対価・・・、ただ、○*△×%#*・・・
大久保検事:新規に体験してもらうためには宗教と言うと寄ってこないから、小さい声で嘘くらいついてもいいと思っていた?
史利被告:嘘をついてもいいとは思っていなかった。とにかく体験してもらいたい、宗教という言葉が出るだけで嫌ってしまって受けてもらえないことが何回もあったので・・・
大久保検事:今振り返って、そのようにすることはずるいと思うか?
史利被告:ずるいという言葉が適切であるかどうか分からないが、不適切だったと思う
【素直じゃないねー】
大久保検事:ずるくないならどう不適切か
史利被告:御霊光を受けて頂ければ何とかなるというふうに思っていた。入り口の段階で勘違いを与え、勘違いのまま通してしまった(というような言葉)のが不適切だったと思う
【そうよね、「なんとかなる」って思っちゃったのよね。それって、ずるいというのよ。それから、「勘違い」って、結局、客のせいにしていますけど?全然、反省なんかしていないじゃん】
大久保検事:あなた個人でなくて、神世界全体として、入り口を搾ってしまうと人が集まらないから、宗教ではないという方針を立てたのではないのか
史利被告:いえ、ヒーリングという言葉を使うのは、神世界の指示ではなく、えんとらんすの中で佐野さんと嘉子さんと私の3人で決めた
大久保検事:あなたが聞いた神霊の内容を、同じく神霊能力があると思っていた従業員Cに伝えなくてはいけなかったのか
史利被告:神霊鑑定の全部を依頼したのではなく、御玉串のところだけ神様に聞いて下さいと依頼した・・・
大久保検事:あなたが聞いたことをなぜわざわざくり返すのか
史利被告:従業員Cからどういうふうにしていったらいいのか分からないと何回か相談があり・・・、素直になったときにメッセージを頂けるようになったと話していた。従業員がまだ不安だと私は判断していたので・・・
大久保検事:端的に言えば、従業員Cの当時の能力が必ずしも充分でないとあなたは認識していた?
史利被告:その評価は私にはできないが、従業員C自身から不安を抱えていると聞いていたので、そういうふうに判断した
大久保検事:だとしたら、非常に重大である御玉串の額も従業員Cに教えておいてあげる方がフェアじゃないのか
史利被告:そうかも
大久保検事:なぜそれをしなかった?
史利被告:分からないが、神霊能力を使って○*△×%#*・・・
大久保検事:不安を抱えていたから内容を伝えたのと同じように、教会長にやってもらうといいね、100万以上だよと伝えたのではないのか
史利被告:そのところは記憶が従業員Cの証言と違って・・・、100万以上の御祈願と神霊からメッセージを頂いたと従業員Cから聞いたときは教会長にしてもらうといいねと言った記憶は確かにあるが、神霊鑑定以前に教会長にしてもらうといいと言った記憶はない
大久保検事:あなたの講座を受けた人で神霊鑑定をやっている人は全員じゃないよね
史利被告:全員じゃないと思う
大久保検事:残りの人たちにフォローアップ以外に使うよう示唆していたか
史利被告:3回の講座の後、フォローアップ講座を本人が希望すれば開いていたが、それぞれ別の所属店(?)の元で許可を頂いて講座を受けているので、○*△×%#*・・・。(どのようにやっていくかということは私は知らないというような返答)
大久保検事:講座やって授かるまでは私がやるが、フォローアップの3回以降はみなさんよろしくね、ということ?
史利被告:フォローアップは3回と決まっていない
大久保検事:本人が希望しなければ、このまま後はよろしくねということ?
史利被告:本人の希望がなければ行わなかった
大久保検事:従業員に伝えたときは、相談内容だけは伝えないといけないと思ったとあなた言ったよね。神霊能力でその人が何に悩んでいるのか分からないのか
史利被告:それを言わない理由はないと…
⇒返答の意味不明
大久保検事:いや、いらないの?相談相手が何悩んでいるかは紙に書かせなくても分かるんだよね?
史利被告:本人が解消したい内容を本人が言って神様からメッセージを頂くのが神霊鑑定だと思うので、神霊能力を持った者が何もしないですべてが分かるのが神霊能力ではない○*△×%#*・・・
大久保検事:頼まれてもいないのにあなたがその店の経営状況はどうかと神霊能力を使おうとしたがあったということは、そういうふうに使えるということ前提でしょ?
史利被告:練習のときはそういうこともあった
大久保検事:練習になるってことは、そういうふうに使えるという前提なのではないか
史利被告:○*△×%#*・・・(苦しい主張)、神霊能力というのは御霊光を頂いている方が・・改善したいことがあったり・・、神霊から頂くのが神霊能力なので、相談者からの積極的な○*△×%#*・・・
大久保検事:できるできないで言うと、相談内容について知らなくてもできるのではないのか
史利被告:できるのかもしれないが、○*△×%#*・・・
大久保検事:必ずしもいらないかもしれないものを皆に書かせていたということか
史利被告:見るまでは具体的な相談内容は分からないので、○*△×%#*・・・
大久保検事:本人が何に悩んでいるかに関わらず、神霊に聞けば、本人が気づいていなくても問題があると言い当たることはある?
史利被告:そういうのもある
大久保検事:だとしたら、本人の悩んでいる相談内容関係ないのでは?
史利被告:関係ないのかもしれませんが、○*△×%#*・・・
大久保検事:ヒーリング中に証人Dから相談を受けたので、手を下げたのはヒーリングの流れであって神霊鑑定ではないという話について、「丸いものを握るような動作があった」と証言にあるが、ヒーリング中に出てくるのか
史利被告:その時代によって取次ぎの方法は違う(という旨の返答)。霊体の中に手を入れていく取次ぎがあって・・・、そのときの手の動きが証人にそのような思いを抱かせてしまったのであれば・・・
大久保検事:平成18年の証人Dのときはどういうスタイル?
史利被告:霊体のお取次ぎをやっていた時期だと思う
⇒取次ぎ動作の確認をする
大久保検事:平成19年12月以降、取次ぎや御玉串をあげるなどあなた自身はしたか
史利被告:はい。御霊光は逮捕された以降も継続的に頂いた。御祈願も何回かした
大久保検事:一番最近、御霊光を頂いたのは?
史利被告:(少し沈黙の後)一週間くらい前に
大久保検事:一番最近の御祈願は?
史利被告:逮捕後、弁護士を通じて支払われる給料の中から10(20?)万でお願いした
大久保検事:弁護人の質問で今後、神世界と接触しないと答えていたが、御霊光を受けることや御祈願の関係は続くということか
史利被告:私自身は御霊光によって奇跡を頂いたのは私に中では真実なので、個人的に御霊光の元である神様への信仰は続ける。御霊光は受け続けたいと思う
大久保検事:神世界の人と接触しないで御霊光を頂くというのは、どういうやり方なのか
史利被告:御神体があれば御霊光を頂けると今は思っている
大久保検事:神世界との関係について、今後、自分がどうしますと誓うこともできないし、具体的に考えていないということ?
史利被告:神世界とのつながりは継続するつもりはありません
大久保検事:それでどうやって御霊光を頂くのか
史利被告:御神体、御守り、御額が自分の部屋にあるので、その物から御霊光を頂きたいと思っている
大久保検事:散々、これまで客や従業員に継続的にお取引をしないとだめだ、やめたら悪くなるというようなことを言ってこなかったか
【そーだ、そーだ!】
史利被告:悪くなるということをどの場面で言ったかは分からないが、○*△×%#*・・・
大久保検事:御玉串をあげて御霊光を受けるのをやめたら、元の運命に戻るとか元の位置まで下がるとか言ってこなかったか
史利被告:元の位置に戻るとは言っていた
大久保検事:あなたは今後、御玉串をあげないで御霊光を受けるということは、また腰が痛くなったりするのか
史利被告:御玉串は自分の判断であげようと思っている
大久保検事:神世界の組織と接触しないで、どうやって御玉串をあげるのか
史利被告:今は○*△×%#*・・・、部屋の御額の前に御玉串をおあげして御霊光を頂こうと思う。どうなっていくか分からないが、神世界とは違う、もので何か・・・御玉串や取引や・・・・○*△×%#*・・・・
大久保検事:要するにちゃんと考えていないってことね
史利被告:いや、考えていないのではなくて…、私にはまったく分からないので○*△×%#*・・・。えんとらんす解体後、活動はしないし、神世界ともつながりを切る。その後をはっきりしろと言われても・・・、現時点では御霊光を頂きたいという気持ちはあるが、どんな形でどのようにはっきりしろと言われても・・・、はっきりさせる材料がない・・・
【見苦しい!そんなんで部下に示しがつくのか?弱いふりしてんじゃねぇーぞ!部下にヤクザまがいの勢いですごみをきかせていたあんたを忘れやしないからな】
市河弁護人:神世界との活動は今後共にしない?
史利被告:はい
市河弁護人:あなたは神様は信じるということ?
史利被告:はい
市河弁護人:御玉串をあげる方法は今ははっきり分からない?
史利被告:はい
市河弁護人:神世界の方からもう一度、勧誘されたら活動するか
史利被告:いいえ
【淺原教でも開くんだろ】
●裁判長による被告人質問
■裁判長:あなたは講座を受けずに神霊能力を授かったということ?
史利被告:はい
■裁判長:でも、人に対しては神霊能力開発講座で教えていたんだね?
史利被告:はい
■裁判長:講座を受講すれば、誰でも能力を授かるのか
史利被告:私が授けるのではなく、神様が授けるものなので、誰でもと言われると、私は答えようがない
■裁判長:講座を受けても、神様から届けられなかったら能力は所持できないということにならないか
史利被告:講座を受けて○*△×%#*・・・、自分が役割をきちんとやっていくという自覚の元に・・・、能力を使っていこうという意志に伴って、私は神霊能力を使えるようになったので、○*△×%#*・・・
■裁判長:あなたは講座を受けなかったと言っているよね。講座を受けるかどうかは関係ないのでは?
史利被告:私に関しては関係なかった…
■裁判長:じゃあ、あなたが受講生に対して、講座を3回受けたからって授かったとは分からないよね?
史利被告:講座が終わった時点で神霊にお伺いする。授かったと伝えて・・・、ただ、本人の自覚として、○*△×%#*・・・・・・
■裁判長:講座で答え合わせをしてはいけないと言っていたよね?
史利被告:神霊からの言葉を本当なのかどうか、合っているかどうか、評価しているのは人間の意志なので、神霊から頂いた言葉を人間が判断するのはおかしいと当時思っていた
■裁判長:神様の声はひとつなのにバラバラはおかしくない?
史利被告:神ひとつでも神霊はひとつではない。バラバラでいいというか、見方が違うから答えが違う
■裁判長:神様から授けて頂くものであれば、講師が受講者から御礼を頂くのはおかしいのでは?
史利被告:私が頂いているわけではなく、ご本人の判断で・・・。私がお伝えして、本人が御玉串をおあげして頂いた・・・。
■裁判長:自分が神霊能力はまだできていないと思えば払わなくていいのか
史利被告:本人が決めていることなので・・・、全員がおあげしているわけではない。授かっていると自覚している人がおあげした
■裁判長:証人Eについて、気圧のせいで子宮に厚いところと薄いところがあると説明したのは事実か
史利被告:検察官の調書で・・・
■裁判長:あなたが言ったかどうか聞いている!
【人のせいにするなっ!】
史利被告:気圧の変化によって血流が変化して、○*△×%#*・・・気圧そのものが・・・という言い方ではなかった。そこらへんの記憶は曖昧で、○*△×%#*・・・
■裁判長:それは本当に神霊の声としてあなたが聞いたのか
史利被告:はい。○*△×%#*・・・
■裁判長:医師の調書では医学的に間違っているとあるが、それでもあなたは神霊から聞いたと言うのか
史利被告:医学的なことは分かりませんが、神霊から聞いたことをそのまま伝えた
【あれ?市河弁護人と前田検事の尋問では、職業柄、医学的知識援用したって言ってたけど?】
■裁判長:神霊というのは、医学的に間違ったこともあなたに伝えるのか?
史利被告:医学的な判断はできませんが…、私が伝えられたものは、気圧というものが・・・、血流の話は証人Eの証言を聞くまで知りませんでした。申し訳ありませんでした
【え?同じく、市河弁護人の尋問で自ら血流の話していたけど?】
■裁判長:あなたは証人Eの話を聞いて、自分が間違っていたと思わなかった?
史利被告:○*△×%#*・・・、結局はその、誤解を招いて、私の言動がご本人達の行動を決定させてしまったんだと反省しています
【それのどこが反省?】
■裁判長:元の席に戻って下さい。
■裁判長:本日はここまで。次回は淺原嘉子被告と佐野孝被告の被告人質問を行いますので、被告人4名は、次回2月16日(金)午前10時からこの法廷に出頭してください。
●16:22閉廷
●被害者が感じたこと
神世界事件の公判は、被告人らへの尋問が本格的に始まり、佳境に入ってきた。被告や情状証人が法定で証言した内容を聞いて、傍聴席にいる被害者がどのように感じたのかを、以下の枠内で紹介する。
被告や証人は、証言を行う前にウソを言わないことを誓約しているにも係わらず、同じ状況を知る被害者らには、ウソをついているとしか思えない内容も多かった。明らかなウソは偽証罪として処罰されることを忘れているのではないか。都合の悪いことは「覚えていない」ととぼけたり、○*△×%#*・・・と意味不明の言葉を発して明確な答えを避けるなど、相変わらず卑怯な態度をとり続ける被告等の姿に、傍聴席の被害者は怒り心頭である。
えんとらんすの被告3名は、幸か不幸か現在保釈されており、現在進行中の自分の公判に関して書かれたこの記事を自宅で読むことができる。自分が法廷で述べたことが、どれほど矛盾に満ちたものであるかをこの記事から学び、次回公判では、しっかりと辻褄を合わせた証言ができるように研究しておこう。
2012年1月10日の公判を傍聴して思ったこと(以下は、個人の感想です)
【 】で囲んだ部分は、公判を傍聴しながら、私(傍聴者Y)が思わず心の中で毒づいたセリフです。言葉遣いが非常に悪くて恐縮ですが、臨場感がよく出ていると思いますので、どうぞご了承くださいませ。
●午後の部 |
2012年1月10日の公判超要約(以下は、個人の感想です)
投稿者:神人失格 |
裁判所内での写真撮影は、禁じられております(以下は、個人の感想です)
今日も傍聴に来ていた紀尾井町みろくのおばさん先生が、公判終了後、私の周りをしつこくウロウロ鬱陶しいので、写メ向けるフリをしてみたら、おばさんは顔を隠して遠ざかりました。 |
女の戦い(以下は、個人の感想です)
傍聴席は残念ながら殆ど残党のおばちゃん達で埋め尽くされています。 |
イメチェンぞろぞろ(以下は、個人の感想です)
傍聴券の抽選に並ぶ、ほとんどが残留組です。しかも自分が傍聴するんじゃなくて当たっても親分おばちゃん方に渡して帰るんです。だから毎回ほとんど中に入れるのは同じような顔ぶれ。 |