たばこやはなぜつぶれないのか

 (有)神世界が発行している、神書の「第三章・毒素」にはたくさんの「毒素」が羅列されている。「言葉の毒」から始まって、遺伝毒素、尿毒、薬の毒素、予防注射の害、髪染めとパーマの薬毒、肉毒、栄養剤の弊害、過剰成分は毒素、不快感は毒素、アトピー性皮膚炎は喘息の毒、水虫は糖尿病の毒、断食の毒と片っ端からやり玉に上げ、こうしたものは体に良くないとバカげた持論を振りかざしている。詳細は、「神書批判」をお読み頂きたい。
 これだけ色々な「害」や「毒」を述べているにもかかわらず、神書に、「たばこの害」について一言も触れられていないことを不思議に思った方も多いのではないだろうか。今や、たばこが体に良くないことは世界中の常識だ。なぜ、神書には、「たばこの害」が触れられていないのだろう?

 その答えが下記の写真だ。この写真を撮影した場所は山梨県甲斐市玉川の神世界本部の近くだ。普通に見ればごくありふれた田舎のたばこ屋にしか見えないが、店の脇には「観音会仮本部」と書かれた大きな看板が立てられている。
 そして店の前に並べられたたばこ自販機の上にはピンクとオレンジの派手なビニール製テントに店の名前が書かれている。「○貴屋 ●いとう」。「●いとう」と言えば、教主の苗字と同じではないか!

 そうです。この付近では、このたばこ屋の息子が(有)神世界の教主だということは有名な話なのです。自分の実家がたばこ屋では、神書に、「たばこの毒」が書けなかった訳だ・・・・。
 この例からも分かるように、神書の内容は真理とは全く関係なく、教主が自分にとって都合の良いこと、教主の利益のにつながることを優先して書いていることが分かる。教主という人間の体質がよく表れた事例だ。教主という男を育てた、「親の顔が見てみたい」方は、このたばこ屋で買い物をすると見ることができるだろう。

山梨県甲斐市西八幡1182-1

なんとも派手な色の屋根だ

店の名前などを伏せ字にしても意味がない?

たばこ屋の店の前には「観音会仮本部」の看板

「相談に応ずる」だけだそうです

中央の白く塗りつぶしたところは何?

塗りつぶし部分を画像処理してみると文字が!

たばこ屋の裏側。これが観音会仮本部

観音会仮本部は普通の住居のように見える

夜間営業中のたばこ屋

店番をしている人影はなかった

あまりお客さんは来ていないようです

観音会のビラ(数年前のもの)
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千手観音教会と(有)神世界
 1986年(S61)4月16日に、世界救世教内部で大きな”政変”があり、世界救世教は分裂した。その翌年、それまで信者であったS藤TM氏は世界救世教を脱会し、山梨県に千手観音教会を作った。当時の千手観音教会は「街の拝み屋さん」のような存在で、客との間に問題が生ずることもなかった。
 2000年2月7日に、山梨県中巨摩竜王町(現在は甲斐市)玉川18に(有)千手観音教会事業部が設立され、S藤Tが代表取締役となった。2002年3月18日、(有)千手観音教会事業部は(有)神世界と名称変更した。
 (有)神世界の登記の目的覧には、「占いによる運勢・姓名等の鑑定」、千手観音教会が行う祈願、供養等の受託」等となっており、千手観音教会から依頼された業務を(有)神世界が受託して業務を行う「提携関係」にあることが明らかになっている。
 2003年5月8日、S藤TM氏はS藤H氏と名前を変更した。添付の観音会のチラシには、改名後の、代表・S藤Hの名前が書かれているので、このチラシは2003年5月以降に発行されたものであることが分かる。この頃にはすでに「千手観音教会」とは名乗らず、「観音会」の名称を使用していたこともチラシから分かる。
 2011年5月になって、チラシの「ローソン」と書かれた場所に「観音会本殿」が完成した。




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