御霊光ってなんだろう 補足2

[3578] 御霊光ってなんだろう 補足2 投稿者:いつもの通りすがり 投稿日:2008/02/26(Tue)

【いったいだれが私を騙しているのか?】

神世界を詐欺である、霊感商法である、というと、一部の体験者はある疑問を持つと思います。それは、「これを詐欺だというが、スタッフや他のお客が私を騙しているというのか」という疑問です。

私を世話しているスタッフやサロン経営者は、嘘をついて私を騙しているというのか?サロンで奇跡話をしてくれる他のお客もグルで、私を騙しているというのか?

しかも、彼らのすすめる御霊光はそれなりに効果があるものだと思うから、彼らが嘘をついていたり、なんの価値もないニセの商品を言葉巧みに売りつけようとしているとか、マインドコントロールとやらを仕掛けているとも思えない。神世界が詐欺だと言われても、彼らの様子を見るととうてい騙しているとは思えない。

神世界の場合には、対顧客用の誘導マニュアルなどが発見されており、組織的に客を欺こうとする仕組みもまかり通っていたのですが、ここではそれは保留し、心の問題として、一体誰があなたを騙していたのかを考えてみたいと思います。


この話は、少し難しいかもしれません。でも、この事が気になってすっきりしない人。このことに対する回答を求めている人は、ぜひ頑張って読んでみてください。私も、出来るだけ分かりやすいように一生懸命努力して書きました。

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まず復習から
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まず、復習ですが、私は「御霊光ってなんだろう」の本編で、神世界は二段階構造を持った詐欺システムであり、その二段階とは、

●第一段階→御霊光という商品を買って幸せな現象を得るという商売。サロン経営者からすると、良いものを売って人を助け、喜ばれ、利益も得られるという素晴らしい?世界。
●第二段階→「御礼不足」「御霊光不足」「取引不足」で不安感と恐怖心をあおって、無限にお金を取り続けるシステムに客やスタッフをはめ込む。

であることを説明しました。

そして、ここで説明したいことは、神世界に所属する、あなたがあって直接話をすることが出来るたうな人たち(サロン経営者、客、スタッフ)(第二段階に到達していた人)は、原則として、みな、「同じ心。同じ考え。」を持っていたということです。

つまり、あなたとスタッフやサロン経営者は、物語に出てくるような単純な詐欺のように、「私騙す人、あなた騙される人」という関係ではありませんでした。スタッフも他のお客も基本的にはあなたと同じ心を持っていたのです。

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客とスタッフ、共通の心とは何?
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では、神世界にいた、とくに第二段階に到達した人たちは、どんな共通の心を持っていたのでしょうか。

それは、

●自分の心としては、自分はあくまで第一段階の住人(私は御霊光でどんどん幸せになっている。スタッフはこの仕事でおおいに人を幸せにして徳を積めるばかりか、それで生活までできるありがたい状態の。)だと思っている。新世界全体が、第一段階だけで出来ていると思いこんでいる。

●しかし本人は気づいてはいないが、現実にはその人は第二段階の無限支払いシステム(恐怖と不安感でつねに尻をたたかれ、現状維持のために神世界に無限にお金を払い続け、不都合がある度に支払い単価が上がっていく。)の上に身を置いている。

●そして、一人一人のスタッフやお客は、他のお客に対して、あくまで「愛と親切心」の表現として、「御霊光」を勧め、「御礼不足」「取引不足」の不安教育にしたがい、その不安をさらなる支払いで解消すること(第二段階に身を置くこと)をご親切に勧めてくれる。

という心の状態なのです。

つまり、神世界の一人一人が客に御霊光を勧め、そして、不都合があったお客に「救われるために第二段階に身を置くこと」「無限の支払いシステムへの参加をすすめてくること」は、下心があって騙そうとしているのではなく、あくまでも愛と親切心で勧めてくるのです。

だから、この「詐欺」であなたを騙そうとしている人は、あなたの周りにいる人たちではありません。周りの人たちは、心からよかれと思って、無限金取りシステムへの参加を勧めているのです。

本当にあなたを騙していた人は、この「二段階構成のシステム。みんなが愛と親切心を発揮すればするほど、無限の支払いが発生し、お金が儲かり続ける巧妙な詐欺システム」を作り出した人です。そしてそのシステムで実際に儲けている人です。その人物こそが、みなさんを本当に騙した人ということになります。そしてそのシステムに組み込まれているすべてのサロン経営者、スタッフ、お客は、全員、騙された側の人間となります。

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本当に騙そうとしていた人は誰?
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ではいったい、その「騙した人」とはだれなのでしょうか。

いうまでもなく、それは神世界の教主です。そしてこの人自身は、このシステムを作った側の人間なので、「無限支払いシステムに身を置けば幸せになる」とは当然考えていない人物であり、第二段階の住人ではありません。神世界に中において数少ない「いわば第三段階」の住人であるといえます。

「第三段階」とは、「二段階構成の詐欺システムを作ればどんどんもうかるぞ」ということを意識してそのシステムを作り、運営している人間です。この段階の住人は、それ以下の「信者」とは、まったく違う考えを持っているのです。もちろん、自ら書いた「神書」も、自分で書いておきながらまったく信じていないでしょう。

従って、「結局、だれがだれを騙したのか」という問いかけの答えは、「2段階の詐欺システムを作った教主が、所属するメンバー(お客、スタッフ)全員を騙した」という図式であるということです。

そのため、あなたの目の前の人をいくら見つめて、「この人が私を騙そうとしているのか」という視点で状況を理解しようとしても、そこには犯人はおらず、あなたの求める回答はそこにはありません。

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素晴らしい詐欺システム
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さて、このシステムを、騙す側の利点という視点から分析してみましょう。そうすると、こんな数々の利点が見つかります。

●本来、大量の仲間を作って全員に詐欺の教育をし、それぞれに相応の分け前も払わなければいけない「騙してお金を取る」という仕事を、このシステムならお客やスタッフに分担させて行わせることが出来るので、集金活動を自動化、低費用化する事が出来、分け前を払わなくてはいけない「本当の意味の仲間(第三段階の住人)」は少数で済む。

●仲間をたくさん作って騙す方式にすると、その仲間の心には、明確な「騙している」という意識があり、そこから詐欺がばれてしまう可能性があるが、このシステムだと、客やスタッフは心のそこからの愛と親切心で他の客を二段階詐欺システムに勧誘するので、システム全体の欺瞞性がばれない限り、目先の事から詐欺だと見破られることがない。

●お客を集めるという営業活動も、騙されているメンバーがやってくれるので、広告費もさほど不要。

●すべての客やスタッフが第一段階の「御霊光」に徹底的に注目しているため、本当の詐欺部分である第二段階の永久金取りシステムが自動的に隠蔽され、視野に入ってこない。
と、本当に良いことづくめです。なんて素晴らしい詐欺システムでしょう。

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教主がこんな詐欺を考えたのかな?
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いったい、こんな絶妙な二段階詐欺システムを考えたのは、「教主」なのでしょうか。

それは違います。私が観察する限り、この教主はある程度の悪知恵はありますが、本質的にはさほど頭が良くありません。このようなシステムを1から考えられるほどの頭脳は有していません。

この詐欺システムは、神世界で新発明された物ではなく、昔からいろいろな形で存在していました。

最初に説明したとおり、このシステムは2段階構成です。そして、「第二段階目の姿は、どの詐欺も同様である。」「メンバーを第二段階目までに誘導できる物であるならば、第一段階目にあるものは、御霊光だろうが絵画だろうが脅し文句の書かれた請求書であろうが壷や印鑑であろうがなんでもよい」と説明しました。

おそらく日本中、世界中の詐欺師が、なんとかこの素晴らしい二段階詐欺システムを構築したいと考えるはずです。だがそのためには、とても効果のある「第一段階の物」を探さなければいけません。しかし神世界の教主の手元にはそれがたまたまあったのです。「多少の効果があるヒーリング」というものが。

つまり、教主は昔からあちこちで使われてきた「二段階構成の詐欺システム」を採用し、二段階目は従来の物を使い、第一段階目のものとして、「御霊光」と名付けた、「世界救世教の浄霊のパクリ技術」を採用したのです。

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教主がめったに現れない理由
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なお、このシステムを運営するために必要なことは、「教主やトップ幹部が自分たちを騙している」ということがばれないようにすることです。

そこで、神慈秀明会でも同様で、他の同じような二段階詐欺システムの運営者も同様だと思うのですが、そのために「トップはできるだけ雲の上の人になり、表には出ないようにする」ということを行います。

あまり人前に出ず、顔も見せず、声も聞かせず、あまり話もしなければ、その人のひととなりはまったく分からないので、「コイツの顔や声は詐欺師特有の物だ。」「コイツは本当のことを言っていない」ということがばれにくくなります。

トップ以外の人は、「心からの愛と親切心で勧めており、決して騙してはいない」ので、トップの欺瞞性を隠しきることさえ出来れば、この詐欺が見破られる可能性は著しく減ります。

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マスコミの限界
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私たちは、マスコミ報道や小説や映画、ドラマなどの影響で、「詐欺とは目の前に現れた人が私を騙すというものだ」「詐欺とは、全く効果のない物を言葉巧みに売りつけることなのだ」と思いこんでしまっています。

だから、神世界問題では、「客やスタッフが私を騙していると思えないのだから、この事は詐欺ではない。しかも「御霊光」の効果もあるのだから、ニセ商品を売りつけられたわけでもないので、これが詐欺であるはずはない」と考えてしまわざるを得ません。

まさか、世の中にこのような絶妙な詐欺システムがあるなんて、目の前にいる人はだれも「騙してなんかいない」のに、売られている「商品」もニセモノとは言えず多少の効果がある物なのに、それでも参加者全員が根こそぎだまされている状態があるなんて、こんなこと、どんなニュースを見ても教えてくれません。どんな小説や映画やマンガやドラマを見ても表現されていません。

なぜなら、テレビやマスコミやエンターテインメントは、その宿命として単純でわかりやすいものしか表現しようがないからです。だからマスコミは、さまざまな詐欺を「霊感商法」とか「絵画商法」とか、わかりやすい第一段階の物ばかりに注目した名前しかつけられず、報道もそういう部分ばかりに着目した表現しかすることが出来ません。

こういった詐欺事件を、「商品はニセモノ」、「スタッフが騙しのテクニックを意図的にしかけている」などといった、視聴者にわかりやすい話としてしか表現できないのです。
そのため視聴者は、そんな詐欺の報道をいくら見ても、詐欺のもつその本質的な二段階構造を理解することが出来ません。そのため、新手の二段階詐欺システムがでると、一般人はその詐欺の二段階構造という本質を理解していないので、目新しい「第一段階の物」をみて「ここは本物だ」と思い、第二段階目が見えず、その詐欺システムに取り込まれてしまうのです。

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あなたと真犯人
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神世界が詐欺であると指摘されても「御霊光には効果がある」「目の前の人たちは心からの愛と親切心で御霊光を勧めており、私を騙しているなんてとうてい思えない」といったようなことで、どうしても詐欺であると納得できない方。

これらはすべて第一段階のものの産物であり、詐欺システムの本質である第二段階を隠蔽するための目くらましです。詐欺システムでは、第一段階にはそれなりに効果のある物を用意し、出してきます。詐欺とは、霊感商法とは、御霊光自体ではなく、第二段階にある恐怖や不安感をあおっての無限金取りシステムです。

そして、神世界自体も、「愛と親切心をもった他のお客やスタッフ」も、必死になって、「第一段階を見なさい。御霊光は効果があるでしょう。私たちは心からの愛と親切心でこの事を薦めていますよ。だからだれもあなたを騙していません。詐欺なんかじゃないんですよ」と訴え続けます。もちろんこれは、第一段階に注目させることで、第二段階である詐欺システムを隠蔽しているのですが、その隠蔽行為すら、スタッフや客は「騙す意識など無く」「愛と親切心」で行います。本当にそういう良くできたシステムなのです。

あなたを騙している人は、目の前にいるスタッフやほかの客ではありません。あなたがあまり会ったことのない教主です。教主は雲の上の人に収まっているために、あなたは、あなたを本当に騙している真犯人には、またほとんど会えていないのです。

本当にあなたを騙している人は教主です。と、それを聞いても、「まさか、あの素晴らしい方がそんなことをするはずがない。」と思いますか?でも、よく考えてみてください。あなたは教主にはほとんどあったことがないんですよね?もしかして、どんな顔をしているかすら、しらないんじゃあないですか?声も聞いたこと無いんじゃあありませんか?

あなたは、会ったこともない人を、いつの間にか「素晴らしい」などと思いこんでいませんか?御霊光に効果があるから、教主も素晴らしい人に違いないと思っていませんか?

私は騙されているのか?この疑問を持つ方は、大前提として、その騙している可能性がある人物に、あなたはまだほとんど会ったことがないという事実を再認識してください。



※なお、「教主以外すべてが騙されていた」というのは、心や考え方の問題としてそのように書きましたが、社会的道義として見たとき、教主以外はだれにも責任がない、ということを言っているのではないことをご理解下さい。



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