御霊光ってなんだろう

 下記の文章は、「ヒーリングサロン告発掲示板」の[3430] に、「御霊光とはなんですか?」と題していつもの通りすがりさんが書かれた書き込みを中心にしてまとめたものです。
 御霊光をどう捉えたらいいかについて大変分かりやすく書いておられますので、読まれた方の感想なども併記しながら独立した記事として掲載させて頂きます。
 バックカラーが水色の部分がいつもの通りすがりさんが書かれたもの、バックカラーが薄黄色の部分がムーさんが書かれた部分、バックカラーが白色の部分はその他の方が書かれたものです。(fujiya)

[3430] 御霊光とはなんですか? 投稿者:いつもの通りすがり 投稿日:2008/02/18(Mon)

[3428] 思うところ 投稿者:ムー 投稿日:2008/02/18(Mon) 06:01

御霊光って何なんですかね??
御霊光と呼ばれるヒーリングに多少の効果があった。だから私はそれを信じたのだが、後に神世界は霊感商法であると糾弾された。しかし私が体験したり見聞した御霊光の効果はあるように思う。
「いったい御霊光ってなんだろう」


というのが、神世界に騙されたと思いつつも、いまだに疑問に思っている人がいる件なのだと思います。
ここで、『実は神世界がつくりだしたカラクリは2段階構造をしている』という話をしたいと思います。神慈秀明会も同じ手法で作られていました。
以下、神世界とそっくりな構造を持つ神慈秀明会から私が学んだことから、神世界の2段階構造について解説をしてみたいと思います。



二段階とは何かといいますと、「御霊光と呼ばれる商品」「信者に、無限に金を出させる仕組み」という二段階です。神世界内でみることが出来たこの二つの構造は、驚くことに「本質的には無関係」なのです。


ここで一つの結論を記します。神世界の目的は、御霊光という第一段階の「商品」を広めて、世の中を良くしたり、人を助けたりするというところに目的があるのではありません。

神世界の本当の目的は第二段階にあり、多くの人に「無限に金を出させる仕組み」を適用させ、出来るだけ多額のお金を集めるということにあるのです。第一段階の御霊光などの商品は、第二段階に誘うための呼び水にすぎません。

(私がいう「神世界」とは、いわゆる「教主」や「会主」といった人間をさすと同時に、「神世界に不思議なことを起こしている目に見えない裏の存在」とのコンビをさします。)


世の中には、「振り込め詐欺」という詐欺が存在します。この詐欺は、不特定多数の人にメールや手紙を送り、その結果、「脅かせ急がせればいいなりになってお金を振り込む人を探す」という詐欺システムです。

世の中には、「絵画商法」という悪質商法があります。この商法は、絵画の展示会のフリをして人を引き込み、引き込んだ客を密室に連れ込み、説得を始めます。これは、「わずかな価値の絵画を、密室で説得すればこちらのいいなりになって、多額で買ってくれる人を探す」という悪質商法です。

世の中には、「福引き商法」という悪質商法があります。この商法は、「くじが大当たりしました!」と喜ばせ、食いついた客の中から、当たり商品を手に入れるためにはお金が必要です、などと言って、「最初に喜ばせさえすれば、最終的にはこちらのいいなりになって、多額のお金を払ってくれる人を探す」という悪質商法です。

ほかにもいろいろありますが、これらのものは、入り口は「請求書」「絵画」「福引き」などと違っても、結果的に、「多人数の中から、こちらのいいなりになってお金をいくらでも出す人を探す」ということを行っているという意味では、同じ事をしているのです。これらの詐欺も、二段階構造をしており、第二段階目はどれも同じような姿なのです。

第一段階目の物は、「驚かしたり、喜ばしたり、焦らせたり、いつのまにか密室での説得状態になっているなど、なにか日常とは違う状態を作り出して、正常な判断力を手放しやすい状態にする」ということを行うための呼び水です。
出来るだけたくさんの人に商品を見せつけながら、その裏で、何百人に一人ぐらいはいるであろう「こいつは、正常な判断力を失わせれば、あとはいいなりになっていくらでもお金を出すだろう」という素質を持った相手をさがしています。その素質を持っていない人は無関係なので、ほどよいところで帰って頂いたりします。

そして、そんな相手を見つけたら、その人に狙いを定め、その人を脅したり、詐欺にかけたり、霊感商法にかけたりして、お金の引き出しを始めるのです。


神世界も、そのようなお金儲けのために「人をいいなりにしていくらでもお金を出させる仕組み」を作りたいと考えました。そして、神世界は、「いくらでもお金を払う人さがし」のための入り口の商品として、御霊光とよばれる、世界救世教の浄霊のパクリ技術を選択したのです。

神世界も、さまざまな悪質商法や詐欺も、「二段階構造」をしていて、第二段階目はどれも似た姿をしており、そこにこそ着目すべきなのに、マスコミらは「第一段階目」ばかりに目を向けて、本質を見逃しているというのが現状なのです。


御霊光とやらがもし効果があったとして、100人に3人ぐらいの割合で、なにか良いことがあったとします。

(この掲示板に再三書かれているように、御霊光のお陰と思っていることは実は「食事が変わったから」「リラックス効果のお陰」「プラシーボ効果」「単なる嘘」など、その他の要因が原因であることもあるのですが、ここでは仮定として、それ以外の、本当に不思議なことがあったとしています。)

もし、100人に3人、なんらかのプラスがあったとすると、これは神世界でも同様だと思いますが、神慈秀明会ではかならずその効果を報告させ、全体に周知するようにします。その仕組み作りがきっちりと行われているのです。

すると、100人に3人の体験を、その100人が共有するようになります。実際にはもっと人数がいるわけですから、1万人いたら300人の体験を共有する結果になります。

1万人の人全員が、300人の奇跡?体験を共有したとすると、当然この中の、神世界が本当に探している人にもその情報が行き渡ります。
神世界が本当に求めている人とは、「褒めたり、脅かしたり、もったいぶったりさえすれば、いくらでもお金を出してくれる人」です。

その人は、「300人分もの奇跡話」を聞いているので、とても信じられない素晴らしい世界にいるかのように感じています。(実際には、情報流通の仕組みを使った錯覚の一種です。0を100にはしていませんが、情報のトリックを使い、3/100(ひゃくぶんのさん)にすぎないものを 300/1(いちぶんのさんびゃく) に見せかけているのです。)

やがて、その人とスタッフとの間で「私も幸せになりたい」「あなたも幸せになれます。そのためには・・・・」というやりとりが始まり、その人は最初のお金を払います。

「まだ変わらない」というと、「ではもっとお金を払いましょう」と、2度目、3度目のお金を払うようになります。

2度、3度のお金を払う人は、その後、何度でもお金を払う人に成長します。こうして、数百万、数千万を払う、被害者が出来上がっていくのです。


さて、ここから先は、とくに、『神世界で不思議なことを体験してしまった人』用の「不思議な部分」に関する解説です。


もし世の中に、「悪魔」というものがいたとします。この悪魔は、「人を不幸にしたい」わけで、「人を幸福にするようなこと」は起こさない存在だと思うのですが、でも、もう少し知恵の働く「悪魔」ならば、「3人の人に良いことを起こすことで、100人の人を不幸に出来るのなら、悪魔の仕事ではないが3人ぐらいには我慢して良いことを起こす」という手口を使うと思うのです。(現に神慈秀明会ではこの手法を使いました。)

神世界の御霊光の効果の多くは、「食事が変わったから」「リラックス効果のお陰」「プラシーボ効果」「単なる嘘」などが要因だったとしても、それ以外、とても信じられない現象が起こったから、なにか不思議な力があったのかもしれないと思うかもしれませんし、「悪魔のような存在がそんな良いことをするはずがない。だから神世界で不思議な良いことが起こったということは、神世界にいたのは神だったのでは。」と思う人もいるかもしれません。

しかし、神世界にいて不思議なことを起こしていたのは、神ではなく悪魔だったとするほうが、実はつじつまが合っているのです。なぜなら神世界には、3人の人に不思議なことを起こせば、100人の人が不幸になる仕組みが完成していたのですから。この活動が広がれば広がるほど、不幸な人がどんどん増えていくのです。実によくシステム化された、効率的な「人類不幸化事業」です。

かくして、「不幸なことを起こしたい」悪魔と、お金を儲けたい「神世界」との利害が一致し、世間を驚かせた一大霊感商法が誕生したというわけです。


被害者の方が、「御霊光って何だろう。私は不思議な物をみた。それが偽物とは思えない」と考えているならば、それは神世界にとってこの上ない好都合です。それは、神世界にとって本当に大事な「第二段階」の仕組みが隠蔽され、守られている状態だからです。

神世界の本当の目的は、御霊光で人を助けることではなく、『一人でも多くの人を、「いくらでもお金を出す人」に改造すること(第二段階)』です。このことに気づかず、いつまでも、『「御霊光」の効果の有無(第一段階)』という、この問題の本質とは異なる部分に注目していると、神世界における悪の構造を見破ることが出来ないのです。

「御霊光ってなんだろう」このことをいまだに考え続けている被害者の方は、実はいまだに、まんまと神世界の思惑に乗りつづけている状態なのです。御霊光がどんなものであろうと、この問題の本質とは関係がないからです。いわば目くらましの部分です。

神世界の真の目的であり、世間で「霊感商法である」と非難されている部分は、『言えばいくらでもお金を払う人をたくさん作り出す』という仕組みの部分です。

そこに至ることが出来るなら、そのための商品は、「御霊光」だろうと「無価値な絵画」だろうと「壷や印鑑」だろうと「福引きの当たり」だろうと、脅しの文面の請求書だろうと、「本当はなんでも良い」のです。

ただ、宗教的なものやスピリチャルなものは、そういう「いくらでもお金を出す人」を作り出しやすい、理想的な商品であるようです。
「目に見えない不思議なものは実在する」と思った時点で、正常な判断力を手放す人がおおいからでしょう。

以上が、「神慈秀明会」を通じて私が学んだ、「本当に不思議なことが起こる霊感商法」に隠された仕組みです。
この話はいろいろと枝葉の解説があり、深いのですが、とりあえず基本的なお話だけ書いておきます。あまり時間がない状態であわてて書いたのでわかりにくい点も多いかと思いますがご容赦下さい。



[3449] Re:[3448] [3445] 投稿者:いつもの通りすがり 投稿日:2008/02/19(Tue)

> 暇じゃありません。真剣です。そもそも、みんな負け惜しみみたいで。絶対に奇跡をもらってると思うのにそれを忘れて被害!じゃあ、だまされるほうが悪いですよ!
> 実際に私はだまされたと思いませんが、自分自身をちゃんと持てばいいだけでしょ。それで、被害金額を返せ!て。都合のいい話ですね。自分に弱すぎです。何でも人のせいにして。


あなたのような勘違いをし続けている人のために、私は3430を書きました。

3430に書いたとおり、御霊光の奇跡など、実在しても、そんなものは大した意味はないのです。それよりも、その奇跡を体験したり、体験談を聞いた人が、最終的に、神世界に言われるがままいくらでもお金を出すという精神状態になり、実際に数百万、数千万というお金を出す人間に改造していったという許されざる社会問題を神世界は行っており、その悪質なシステムを「霊感商法」とよび、法律的にも道義的にも糾弾しているのです。

神世界のためにお金をいくらでも払う人間を作り出すための奇跡なら、そのような奇跡は、我々人類には必要ありません。そのような奇跡なら存在しない方が人類のためです。

神世界は社会的に存在してはいけない、いわゆる「社会悪」です。詐欺としてつぶされた法の華三方行という宗教にも、テロ集団として事実上解散させられたオウム真理教にも、奇跡はあったのです。しかし、社会悪であるから、その存在は許されなくなりました。

今度は、神世界の番なのです。



[3480] 真実はどこに? 投稿者:ムー 投稿日:2008/02/20(Wed)

3476・fujiyaさんへ
私自身、ご指摘いただいたように御霊光のお陰だけで様々な変化が起こっているとは思っていません。
その方の努力、周囲の適正な処置や環境等色々な要素があってこそ、だと思っております。
起こった全ての出来事が、御霊光を受けたお陰であって、受けていなければ起こらない、などということは思っていません。
ただ、私の勤めていた会社はfujiyaさんがおっしゃっているようなニュアンスでお客様に御礼を出させていたように思いますが・・・。

私が申し上げたいのは、御霊光を受けたことによって、そういった結果が起こりやすくなったのではないか、ということです。
前回例に挙げさせていただいた、うつ病の娘さんをもつご家庭は、
娘さんが学校に行かれなくなってから二年間、それはもう、様々な事にチャレンジし、ご本人も本当に苦しまれ、もうどうにも打つ手がない、早くしないと娘がこの世からいなくなってしまう・・・
そういった状況の中、お母様がサロンを訪ねていらっしゃいました。
すると、今までの努力が急に実を結び始めたのです。
特に特別なアドバイスもしていませんし、本当に娘さんに遠隔をしていただけです。食事の事も、薬の事も、それまで通りにして頂いていました。
それでも二年間のご家族ぐるみでの努力、お医者様からのアドバイスなどが、急につながり始め、
見る見る元気になって行かれたのだそうです。
そして二ヵ月後、念願の学校復帰へとつながりました。

今までどんなに努力しても上手く行かなかった事が、御霊光を知ったとたんに、変化するのを見て、
御霊光にはなにか不思議な力があるのではないかと思ってしまうのは、おろかな事なのでしょうか?

いつもの通りすがりさん、お忙しい中、いつもありがとうございます。
3430を拝見しながら、自分の中の御霊光に対する考えをまとめる事ができました。
その上で、この御霊光がありもしない物だという決定打がなくてまだ心がモヤモヤしています。上記のような自分の体験を否定しきれないでいます。
いつもの通りすがりさんがどうして、今の結論に到達されたかも教えて頂けたらうれしいです。

ただ、もう一つ、面白い事を発見しました。
このHPで神世界のS藤Tは、世界救世教の岡田茂吉を模写している、と教わりました。
そして、その岡田茂吉は世界救世教を起こす前に、
レイキの肇祖、臼井みかお(でしたっけ?)の元に弟子入りしていたのだという事です。
ということは、岡田さんはレイキという摩訶不思議なツールを使って、
大なり小なり変化を起こし、それを神の力だと偽って、自分は教祖になった、とは考えられないでしょうか?
だとすれば、それをまねした神世界の御霊光だって元を辿ればレイキヒーリングということに・・・??
それだったら、御礼だとか、神様との取引だとか、私達が言われてきた事はすべてでたらめという事になりますよね・・・。
そしたら、やっぱりどんなに御霊光に不思議な力があったとしても、
神世界は詐欺組織として捕まるわけですよね!

でも、こんなのは私のただの憶測にすぎないので、
早く核心の部分まで明らかになったらいいな、と思い、
やっぱり私も警察へ情報を提供したいと思います。
決心しました。



[3483] ムーさんへ ( Re:[3480] 真実はどこに? ) 投稿者:いつもの通りすがり 投稿日:2008/02/20(Wed)

> [3480] 真実はどこに? 投稿者:ムー 投稿日:2008/02/20(Wed)

>早く核心の部分まで明らかになったらいいな、と思い、
>やっぱり私も警察へ情報を提供したいと思います。
>決心しました。


一つの結論を出されたようですね。よかったです。

>いつもの通りすがりさんがどうして、今の結論に到達されたかも教えて頂けたらうれしいです。

これは、お話ししてもあまり役に立たないかもしれません。というのは、私の体験はあくまで神慈秀明会の体験だからです。

確かに神慈秀明会というところは、神世界とそっくりな構造を持った宗教団体でした。だから、いわゆる奇跡も起こり、奇跡が起こるから正しい宗教であると言っていました。

しかし、ここから先が参考にならないのですが、神慈秀明会は、「岡田茂吉の教義にもっとも忠実な宗教」であることも主張していました。
神慈秀明会以外のすべての岡田茂吉系教団は間違っており、神慈秀明会だけが正しいとしていました。(それでいながら、岡田茂吉の書いた物は全体の5%以下しか公開していないのです)

だが、後に神慈秀明会で読むことが禁止されていた岡田茂吉の教えを読むと、神慈秀明会が、「岡田茂吉の教義にもっとも忠実な最高の宗教」どころか、岡田茂吉が、決して行ってはいけないと教えていたことばかりをやっている宗教団体であることが分かりました。

「岡田茂吉の教義」と「神慈秀明会が実際に行っていたこと」、この二つの違いを比較することで神慈秀明会が持つ本質的な悪質さに気づくことが出来ました。これは私に限らず多くの信者が体験しています。

それ以外にもいろいろな本を読み、宗教問題だけではなく一般的な詐欺やマルチ商法などにも目を向け、いろいろ考えたことが、結果として「カルト問題」や「霊感商法問題」の構造を理解するに至り、今回お話しした「詐欺は2段階構造を有しており、2段階目にこそ着目すべきだ」などといった考え方などにもつながりました。

岡田茂吉のことなど、神世界問題の方々にはどうでもよいことであり、関係ありませんので(神世界自体は岡田茂吉をパクったので関係がありますが)この話は直接的には何の参考にもならないと思いますが、

私の体験を神世界問題に置き換え、説明を試みますと、「自分自身が最高の神だと称していた神世界の教主が、実は岡田茂吉の元信者であり、岡田茂吉の書いた絵の模写をして御守りを作っていた」という事実が一番近いと思います。

私は神慈秀明会において、これに相当する情報を聞いて、「なーんだ、じゃあこれニセモノじゃん」と気づいた、というのが、私の体験ともっとも近い物になるでしょう。


ところで、レイキの話が出てきましたので、こんな話もしておきたいと思います。

イギリスというのは、スピリチュアルなものに、国民の文化性として肯定的にとらえている国です。
そんなイギリスでは、「レイキによるヒーリング」「世界救世教由来の浄霊」「欧米由来のセラピューティック・タッチというヒーリング」「中国由来の気功」など、さまざまな手当、手かざし系ヒーリングが、一定の手続きを行うことで「健康保険の適用対象」になります。

つまり、「人間が他の人間に手を当て、癒しを行う」という行動は、全世界的にみると、少なくともイギリスで健康保険が適用される程度には、一般的な行動(よくある行動)であるということです。決して、珍しい行動ではないということです。
だから、イギリスではそういうことが健康保険の対象になっている程度に一般的なことである事を知ったならば、だれかに手を当ててヒーリングを行ったら効果があったという程度ぐらいの事で、驚いて、「最高の神の力だ」と騒ぎ出すのは早計ですよね。

神世界で起こったことは、他では起こらない特別なことだと教えられたと思うのですが、それは本当なのでしょうか?神世界で体験したことは、実は、世間的にはそんなに珍しいことではないのかもしれません。

現代人は、相手が病気になったりしたときに、普通は医者などに行くので、「手を当ててみよう」などと考えませんが、もしかしたら、手を当ててみたら、だれでもわりと効果があるのかもしれませんよ。
現代人は、遠くで誰かが困った状態になったときに、出来ることがない限り、普通はなにもしませんが、試しにその人のために祈ってみたら、だれでもわりと効果が出るのかもしれませんよ。

これは何の話かというと、要するに、ご自分に起こったことを、いろんな視点で見直してみてくださいということです。

>3430を拝見しながら、自分の中の御霊光に対する考えをまとめる事ができました。
>その上で、この御霊光がありもしない物だという決定打がなくてまだ心がモヤモヤしています。上記のような自分の体験を否定しきれないでいます。


と書かれましたが、自分に起こったことを否定する必要はありません。しかし、「こういう現象が起こったのは、こういう理由だ」という理由付けがあるはずですが、よく考えたら、その理由は神世界によって提供された物ではありませんでしたか?

ヒーリングで不思議なことが起こったら、それは神の力だ。しかもその神は最高の神なのだ。そして最高の神からしたら人間は奴隷なのだ。だから人間はこう行動しなければいけないのだ。という考え方。これらはすべて、神世界によって教えられたことではないですか?

なんせ「ヒーリングで不思議なことが目の前で実際に起こったらどう考えたらいいのか」などということは学校からも親からも習っていませんので、不思議なことがおこってどう考えたらいいのか分からない時に、そういうことを言われたらむちゃくちゃな理論でもすり込まれてしまう人も多いのでしょう。

また、「このようなことは、とても素晴らしいことで滅多にあることではなくて人類史上大変なことで最高の神が現れた証拠なのだ」のように、起こった現象に対する価値観まで、神世界は親切に決めてくれませんでしたか?

これは神慈秀明会でも使っていた手口でしたが、神慈秀明会では、浄霊という言葉の裏に、神慈秀明会が定めた浄霊という物の解釈方法や、神慈秀明会がさだめた価値観をかならずセットで密接にくっつけていました。つまり、暗に解釈を強要し、価値観を強制していたのです。本来は、起こった現象と、それをどのように解釈するのかは別のことであり、解釈や価値観は各自の自由意志に任せるべき物なのです。

ですから、ご自分に起こったことを否定する必要はありません。でも、その事に対し、どう考えたらいいのか、という考え方。どの程度の価値に思ったらよいのかという価値観。少なくとも神世界によって教え込まれた考え方や価値観は、詐欺目的のインチキなのですから、それは捨て、自分に起こったことをいろんな自由な視点で1から見直してみたらいかがでしょうか。

人間は、だれでも手をかざしてみたら実は神世界で体験した程度ぐらいには効果があるとか、だれでも祈ってみたら、実は神世界で体験した程度ぐらいには効果があるとか、そういう結論になるかどうかはわかりませんが、もしそうなるなら、それはそれで楽しくありませんか?


いま大事なことは、まずご自身が自由になることです。

ご自分の体験を、事実として肯定した上で、その原因を多種多様な視点から、さまざまな本などを参考にし、いろいろ研究してみるのも自由。

「よく考えたら御霊光なんてあってもなくても、私の人生には大した問題じゃないな」と考え、すっかり忘れてしまうのも自由。

「奇跡が起こることが一番大事と教えられてきたけど、それは神世界の、詐欺目的の洗脳だから、それは忘れるとして、じゃあ、人生で本当に一番大事な物はなんなのだろう」と、神世界の価値観とはまったく違う物を探し始めるのも自由。

この神世界問題を、どのように料理し、これからの人生の役に立つ礎にするのかはムーさんの自由です。そのためにはまず、この「私は自由である。私は神世界から自由になった。」という自覚を持つことがもっとも大事なことではないでしょうか。

しかし、「御霊光って何だろう」ということに自分の考えや価値観をとらわれ、その結論が出せずにモヤモヤとしていることは、ある意味、いまだに神世界に心がとらわれていて、不自由な状態のままなのではないかと思います。

ムーさんの体験は、すでにムーさんの、いち所有物にすぎません。それを肯定的に生かしても、反面教師的に生かしても、何の役にもたたないと言って完全に捨てても、どのようにしてもムーさんの自由なのです。

しかし、その体験がいまだに、まるでムーさんの「支配者」のようになっている状態は、これは神世界が信者に対して用意した思考のレールの上に未だに乗っている状態であり、神世界の思うつぼなのです。

すでにムーさんの人生は、神世界という行程は終わり、次の行程に入っています。別にムーさんにとっての結論が、今日、明日に出る必要も必ずしもありません。結論は10年後に出ることに決まっているのかもしれません。そうしたら今悩んでも悩み損なだけです。

また、結論が出ないことが必ずしも悪い事だとも限りません。結論を出さずにほおっておいたら1年後にはすっかり忘れてしまい「ああ、以前はそんなことで悩んでいたな。いまやどうでも良いけどね」と思うようになっているかもしれません。

しかし、「御霊光って何だろう」という考えが常にムーさんの思考を縛り、支配している間は、ムーさんの人生を神世界の行程からその次の行程に行くことを邪魔していると思うのです。

いま一番大事なことは、「御霊光が何か」ではありません。ムーさんが、この後の人生をよりよく生きることが一番大事なのです。
その一番大事なことのために、「御霊光とはなにか」などという、人生からみたらどうでも良い問いかけなど、ちゃっちゃとうまく料理して適当に処理してしまわれることをお勧めします。

この話がムーさんの参考になれば幸いです。



[3486] Re:[3483] ムーさんへ ( Re:[3480] 真実はどこに? ) 投稿者:ここまできました 投稿日:2008/02/20(Wed)

いつもの通りすがりさん、こんにちは。

大変興味深く拝見しました。
いつもの通りすがりさんは、かゆいところに手が届くような
説明をいつもしてくださいますね。

それに、知識に裏打ちされた新しい視点も。
大変参考になります。

> イギリスというのは、スピリチュアルなものに、国民の文化性として肯定的にとらえている国です。
> そんなイギリスでは、「レイキによるヒーリング」「世界救世教由来の浄霊」「欧米由来のセラピューティック・タッチというヒーリング」「中国由来の気功」など、さまざまな手当、手かざし系ヒーリングが、一定の手続きを行うことで「健康保険の適用対象」になります。


お国によってずいぶん違うんですねぇ。

> この神世界問題を、どのように料理し、これからの人生の役に立つ礎にするのかはムーさんの自由です。そのためにはまず、この「私は自由である。私は神世界から自由になった。」という自覚を持つことがもっとも大事なことではないでしょうか。

すっきりです。
ありがとうございました。



[3494] 時間帯 投稿者:ブレイク 投稿日:2008/02/21(Thu)

「ムーさんへ」 
新たな心境になられたみたいですね。良かったですね。
私は以前、許可証を床に置いて(落として)から、サロンでお取次ぎをしたことがあります。
許可証がなくても、お客様は同じ反応をした時に、この許可証は力がない(偽物)と感じました。
ムーさん、ゆっくり自分を取り戻してくださいね。



[3498] 今日は卒業式。 投稿者:ムー 投稿日:2008/02/21(Thu)

3483・ムーさんへ ( Re:[3480] 真実はどこに? ) いつもの通りすがりさんへ

>いま一番大事なことは、「御霊光が何か」ではありません。ムーさんが、この後の人生をよりよく生きることが一番大事なのです。
>その一番大事なことのために、「御霊光とはなにか」などという、人生からみたらどうでも良い問いかけなど、ちゃっちゃとうまく料理して適当に処理してしまわれることをお勧めします。


この文章を拝見して、心がとっても温かくなりました。幸せな気分に久々になれました。
御霊光がなにか、なんてことはどっちでもいい、そう思えた途端、ホントに楽しくなってきました。

>だから、イギリスではそういうことが健康保険の対象になっている程度に一般的なことである事を知ったならば、だれかに手を当ててヒーリングを行ったら効果があったという程度ぐらいの事で、驚いて、「最高の神の力だ」と騒ぎ出すのは早計ですよね。
>神世界で起こったことは、他では起こらない特別なことだと教えられたと思うのですが、それは本当なのでしょうか?神世界で体験したことは、実は、世間的にはそんなに珍しいことではないのかもしれません。


そして、まさに、これだったんです!私が求めていた答え!
上記のいつもの通りすがりさんの文面を見た時、数年間続いた私の神世界時代が終焉を迎えました。

昨日、レイキの事に付いて書かせて頂いてから、自分でも色々と調べてみました。イギリスでは保険が適用されるほど、認知度も高く、実用性やその効能も認められていることを知り、御霊光だけが特別ではないのかも・・・と思い始め、日本の現状も知りたいと思い、日本ホリスティック協会という、医療の中にレイキ等を取り入れたりしている団体に、電話をかけて、色々お聞きしてみました。
そこで、お聞きした現状は、それこそ、御霊光で起こる「奇跡」と同レベルのお話が沢山ありました。でも、誰もそれを奇跡だなんていわないし、こんな凄いことが出来るのは神の御力だ、とか神様に平伏しろなんて言いません。
そうやって答えが見つかりそうになっていた時に、
いつもの通りすがりさんからの書き込みを見る事ができたので、自分の中の色々な思いがまとまって、一気に解決に持ち込むことが出来ました!
本当に感謝!!です。
御霊光に対する思い入れが薄れた分、普通の社会の出来事を受け入れられるようになったのかもしれないです。

3494・ブレイクさんへ
>新たな心境になられたみたいですね。良かったですね。
>私は以前、許可証を床に置いて(落として)から、サロンでお取次ぎをしたことがあります。
>許可証がなくても、お客様は同じ反応をした時に、この許可証は力がない(偽物)と感じました。


ありがとうございます!
そのお話を拝見して、自分も似たような出来事があったのを思い出しました。家に許可証を忘れてしまった事に気づかず、午前中何人か取次ぎをしてしまいました。でもその時はいつも通りエネルギーが感じられたのに、許可証を忘れた事に気づいた途端、なんだかエネルギーが弱くなってしまったんです。
なので、許可証が無くっても出来るんだ!
と自分に言い聞かせて先程取次ぎしてみたら、できました!
(まあ、御霊光じゃないのかもしれませんが)
受けてくれた母は、肩が楽になって全身が暖かくなったと言ってくれました。
人間の信じる力って恐ろしい物ですね・・・。
でも、これで許可証に対する未練もなくなりました。

ここ数日、こうやって掲示板に書き込みをしたり、皆さんから助言を頂いたりしながら、どんどん気持ちが軽くなってきました。昨日、警察にも電話をしました。後日直接お会いして、お話しすることになりました。
電話口で刑事さんに少しお話をした際、「ええっ!そんな目に遭ったのですか。辛い思いをされたんですね。」と言われて、涙が溢れてきてしまいました。
私の経験って、そんな風に言われちゃうことだったのに、それに気付こうとしなかった(気付いていたけど反抗できなかった、が正解かも)自分が情けなくて、泣けてしまいました。
今日は本当に晴れ晴れしています。
自分は御霊光がなくても変われる、自分で何か行動をすれば変われる、ということも確信できました。
1人きりですが、新たな門出にむかって、卒業式でもしたい気分です(笑)
後は、神世界という詐欺集団が金輪際不幸な人を作り出せない状態になるまで、お手伝いさせて頂こうと思います!



[3499] 卒業おめでとうございます 投稿者:fujiya 投稿日:2008/02/21(Thu)

ムーさん、ご卒業おめでとうございます!

3498の書き込みを読ませて頂き、読んでいる私もうれしくなってしまいました。
神慈秀明会というカルトがあり、そこでは信者になった日を、「第二の誕生日」と称していました。
私はそこから信者を救う活動をしていますが、信者だった方がそこがカルトであることに気づき、脱会を決意した日を、「第三の誕生日」として祝っています。
神世界を信じてしまった日をムーさんの第二の誕生日だったとすれば、今日はムーさんの第三の誕生日と言っていい日ですね。
神世界や御霊光にきっぱりと区切りをつけ、これから新しい素敵な人生を歩んで行ってください。

でも、まだムーさんのように卒業できない人もたくさんいます。
その方達にもぜひムーさんのお力をお貸し頂ければ幸いです。



[3500] みんながいます! 投稿者:ブレイク 投稿日:2008/02/21(Thu)

>1人きりですが、新たな門出にむかって、卒業式でもしたい気分です(笑)

ここの掲示板を通して、ムーさんの門出を自分の事のように喜んでくれている方が沢山おりますよ。
大丈夫です。一人ではありません。
警察の方や、弁護士さんとお話をされると、また違った意味で視野が広がります。私もそうでした。

いつでも書き込みをして下さい。待っていまーーーす!!!



[3502] 神世界を卒業したムーさんへ 投稿者:いつもの通りすがり 投稿日:2008/02/21(Thu)

ムーさん、神世界からのご卒業おめでとうございます。これからはきっと良いことばかりが起こりますよ。

それで、ムーさんの新しい行程に、もしかしたら役に立つかもしれないし、全く役に立たないかもしれませんが、こんなお話をさせてください。

>今日は本当に晴れ晴れしています。
>自分は御霊光がなくても変われる、自分で何か行動をすれば変われる、ということも確信できました。
>1人きりですが、新たな門出にむかって、卒業式でもしたい気分です(笑)


よく、人間は、一人では生きられません、とかいいますよね。だから、私は一人だ。一人だと怖い、寂しい、不安だ、と思い悩む人がいます。

神世界のような霊感商法や神慈秀明会のようなカルト宗教は、「自分は無力だ」「自分は一人きりで何の力もないんだ」「一人きりは寂しい」「私がこう思っているということは、世の中のみんなもこう思っているはず。だったら、世の中って地獄だ」という気持ちにつけ込んできて、「そのとおりだ。お前は無力だし世の中は地獄だ。そしてそんなお前たち助けられるのはここだけなのだ。」と思いこませ、不安と恐怖を煽り、お金や労働力を無限に搾取するシステムに組み込むという悪徳集団です。

よく、カルトや霊感商法の正体を知ったのに、辞める決心が出来ない人がいますが、その理由の一つに、「一人は怖い。世の中は地獄だ。そういう昔の世界に戻りたくない」という恐怖感が原因なのかもしれません。カルトに長くいると、恐怖感に弱くなりますから。


でも、「人間は、一人では生きられない」という事は、よく考えると、今こうして生きているというその時点で、だれかの世話になっているんです。つまり、生きているというだけですでに一人じゃあないんです。

つまり私が言いたいのは、ムーさんは、決して一人じゃありませんという事です。人間は生まれたときからたった今まで、一人だったことはなく、むしろ生きていくほどに、ムーさんを助けてくれる人は増えていっているのです。

だから、仏教のお坊さんなんかが、「目の前にいる人を大事にしなさい」などというのは、古くさいお説教やつまらない道徳論などではなく、人が生きていく上で本当に大事なことなのです。

カルト宗教は、逆に、「目の前の人間などどうでもいい。この宗教のこの神にだけ感謝と御礼をすればいいのだ」と教えますが、それは、「一人では生きられないはず人間」を、より「一人っきり」の方向に向け、その人の「生きる力(世間とのつながり)」を奪い、社会では生きられない人間、教団のためにだけ働く人間を作ろうとする謀略です。

その霊感商法やカルト宗教が、詐欺などの強制捜査を受けてつぶれたり、神慈秀明会のように新体制などといって突然今まで言っていたことを無かったことにされたときに、「カルト宗教と自分」しかなかった世界は「自分一人っきり」だけになってしまっていることに気づき、途方に暮れるのです。

実は人間は一人きりじゃないし、人間が人間に頼るということをすれば、なにも特別な「最高の神」などにお出まし頂かなくとも、人間の智慧と力だって思ったよりたくましいんです。

世の中は、ちゃんとアンテナをたてていろんな人の話を自由な視野で聞き、自分の周りにいる人を大事にしていけば、神世界のような閉ざされたカルト空間に身を置かなくとも、とても面白いことがあるし、意外な助けもあるし、楽しい世界なんです。

だってムーさんはつい最近まで、「神世界にしかない素晴らしい奇跡の力」と思っていた不思議なヒーリング能力が、実はわりと一般的なもので、外国では健康保険の対象にしている国まであったなんて知らなかったわけですよね。

しかも電話をかけたら、そういう不思議な話を、当たり前のことのように話をしてくれるカルト宗教でも霊感商法でもない医療関係の組織「日本ホリスティック協会」なんてものが日本にあるなんて事も、知らなかったんですよね。

世の中には、そういう不思議なことを、神世界のような不当な制約もなく、神世界のような閉ざされた組織でなく社会的な活動として淡々とやっている人がいるなんて、この一点だけをみても、それまで知らなかっただけで、世の中って思ったより面白いものなんだと思いませんか?

だいたい、大の大人が、手かざしヒーリングが代替医療になるかどうかなんてことを、まじめな顔をして研究しているオジサンが日本のどこかにいるなんて思うと、笑っちゃいますよね。

世の中はつまらない物、と思い、自分は一人だ、と思っていると、そういう考えを助長して自分たちの利益につなげようと考える神世界や神慈秀明会のような悪質な輩が近寄ってきます。
でも、世の中は思ったより楽しくて興味深い物。自分は一人ではなく多くの人と助けてもらって生きているんだ(だから目の前の人を大事にしよう)と思うと、いろんな問題の解決の智慧や力が、世の中にある普通の機関や、身近な人から得られたりすると思います。

その力は、少なくとも神世界の御祈願よりもはるかにたくましいでしょう。

だから、これからは困ったことがあったら遠慮無く人に助けてもらい、助けてもらったら心から感謝をして、自分が出来ることがあったら誰かを助けてあげる。そういう「目の前にいる人を大事にする生き方」を意識されることをお勧めします。(神世界の活動とは違い、この一連の行動には、よけいなお金はかかりません。)


そして、世の中にはいろいろと面白いことが、神世界みたいな閉ざされた特別な世界の中ではなく、わりと一般的にあったりするのだから、たくさんの本を読み、いろんな人の話を自由な視点(自由な視点、というのが大事です。偏った視点では、いつも同じ物しか見えてきません。)で聞き、「実はいかに世の中や人間というのが面白いものだったのかを味わっていくこと」もお勧めします。

そうすることで、きっと自分は一人なんかじゃないんだ、たくさんの人に助けられているんだという自信を持つことが出来ます。

ムーさんは決して一人ではありません。みんながムーさんを助けてくれます。この掲示板の人も、警察や弁護士の人も、「日本なんとか協会」の人も、ムーさんの家族や友人も、ムーさんが昨夜食べた食べ物を作ってくれた顔も見たことのない農家の人も、ムーさんが出かける時に使った電車を運転してくれる人も、その他、ありとあらゆる数え切れないほどの人がムーさんを助けてくれているんです。

そして、ムーさんがそういう「世の中を愛し、目の前の人に感謝し、助けてもらい、出来ることあれば助ける」生き方をし、ご自分のお子さんや、周りの人が感化されてそういう生き方をマネするような人が出れば、まあ「地球に巨大隕石があと1分で衝突します」というようなどうにもならん危機は無理だとしても、少なくとも、社会はちょっとだけ良いほうに向くだろうし、その事だけでも神世界なんかよりも、よっぽど世の中に貢献できるのではないでしょうか。

>万能な物、自分を救ってくれる物がほんとにあったらいいなという気持ち
>本当の神様がいたらいいな、平和な世の中があったらいいなという気持ち


こういう気持ちをお持ちだったというムーさん。世の中を楽しみ、自由な気持ちで世の中のさまざまなことを学び、目の前にいる人を大事にする生き方をすれば(これらはカルトで教えることの逆です)、きっとこういったものが得られる、というか、すでに持っていたんだと気づくことができますよ。

ムーさんは、神世界を卒業し、自由の行程に移りました。しかし、普通自由になると、その分孤独になるような気がするのですが、実は孤独どころか、ムーさんはたくさんの人の助けを得ることが出来るのです。いや、すでにたくさんの助けを得てここまで生きてきたのです。

ムーさんの新しい行程のスタートは、「いろんな意味で自由になった上に、しかもたくさんの人の助けが得られる安心で幸せな状態。」です。その状態を基本にして、さらに幸せな学びを重ねて(ちなみに神世界は不幸な学び)よりよき人生を過ごしてください。

こんな話が、ムーさんの新しい行程のはなむけになれば嬉しいです。



[3503] 違いが高いんだ 投稿者:いつもの通りすがり 投稿日:2008/02/21(Thu)

さて、この話は、「神世界のようなヒーリングなど特別な物ではなく、実はわりと一般的な物なのだ」ということを聞いても、「いや、神世界の御霊光と普通のヒーリングとは、その意味が違うんだ」と思いこんでいる人のためのメッセージです。

御霊光で背中が暖かくなり、コリがとれた。さまざまな病気が癒された。こういったことは、世間の普通のヒーリングで普通に起こることです。

つまり、御霊光と世間のヒーリングに、これといった違いは無いのです。唯一存在する違いは、「このヒーリングは最高の神の力であり、特別な物であり、他の物では救われない」という、神世界によってすり込まれた、あなたの思いこみだけです。

そして、その思いこみが、神世界のものが他のヒーリングに比べて高額にしている理由なのです。その思いこみが無ければ他のヒーリングでも良く、他の良心的なヒーリングは適正な価格なのですから。

被害者の人たちが神世界に支払ってきたお金や労働力など、適正価格をはるかに超える金額(あまりに高額で霊感商法であると糾弾されるほどの不当な価格)は、「このヒーリングは最高の神の力であり、特別な物であり、他の物では救われない」というあなたの思いこみのために支払っている余分なお金です。それ以外の意味は全くありません。

私たちは、一般的なヒーリングに比べて神世界の価格が不当に高額である事を知っており、しかもその違いが思いこみの部分しかないことも知っていますので、そんな思いこみのために余分なお金を払う必要は感じませんし、思いこみの代金を払うような馬鹿馬鹿しいことはするつもりはありません。

私たちは、そんなくだならい思いこみに1円の価値も感じません。



[3504] 沢山の祝辞をありがとうございます! 投稿者:ムー 投稿日:2008/02/21(Thu)

fujiyaさん、ブレイクさん、いつもの通りすがりさん、本当にありがとうございます。

今、こうして書き込みをしていること自体が、いろんな方の助けがあってだったのだと、改めて感じました。1人だなんて大きな間違いですね。

実は、神世界に関わる以前にやっていた仕事に復帰出来そうで、うれしくてご報告に来ました!!
さっそく、良い事がありました!

私は皆様のお陰で、先へ進めるようになりました。
今回の私のように、御霊光の不思議さに捕われて、まだ新しい一歩を踏み出せないでいる方々のお力になれたら嬉しいです。

それにしても、ホントに世の中には知らない事がたくさんあります。
この数日だけでも、ビックリな事に沢山行き当たりました。
色々な本、様々な立場の方の話を聞いてみて、神書と照らし合わせてみる事は大切です。
どうか、1人でも多くの方が気が付いて、幸せな人生を送ってくださいますように。



[3505] Re:[3504] 沢山の祝辞をありがとうございます! 投稿者:いつもの通りすがり 投稿日:2008/02/21(Thu)

> 実は、神世界に関わる以前にやっていた仕事に復帰出来そうで、うれしくてご報告に来ました!!

良かったですね!これからもきっといろんないいことや嬉しいことを、「周りの人」が運んできてくれますよ。
これからは、良い本を読んだり、良い映画を見たり、良い友人と語り合ったりと、神世界とは違う楽しくて幸せな学びがいろいろありますよ。



[3506] おめでとうです。 投稿者:ここまできました 投稿日:2008/02/21(Thu)

ムーさん、こんにちは。
書き込みを見ていて、うれしくなりました。

早速行動できたんですね。
気持ちの上でも、歩み出せたようですね。
おめでとうございます。
自由な自分を楽しんで、たくましく、素敵な時間を積み上げてください。

一人ではないですからね。
応援してます。



[3510] 御霊光ってなんだろう 補足1 投稿者:いつもの通りすがり 投稿日:2008/02/22(Fri)

【詐欺と神世界の違い】
さまざまな詐欺も、神世界商法も、どちらも2段階構造であると解説をしましたが、実は同じような2段階構造でも少しだけ違うことがあります。

といいますのは、振り込め詐欺や悪質商法の第二段階目では、たった1回だけ被害者からお金を取れば良く、お金さえ取れば「私は騙された」と気づかれても良いのですが、神世界商法の第二段階目では繰り返し繰り返しお金を取ろうするため、そこに違いがあります。

詐欺は1回の成功率をあげたいので、結果を性急に出そうとしますし、駄目そうな人はすぐに切りますが、神世界は何回もお金を取るシステムに組み込みたいわけですから、手広く受け入れ、いったん予備軍としてキープし、ゆっくり時間をかけ、お金を取ってもまた取らなければいけないため「騙された」という感覚を持たせないように工夫しています。

こういったことから、神世界の第二段階目は、詐欺のそれとは違った構造をとります。

この説明をするために、最近、面白い投稿をされた「今でも」さんという方がいますので、この方の書き込みをサンプルに、神世界商法の構造を考えてみましょう。

[3433] 投稿者:今でも 投稿日:2008/02/18(Mon)

(私の通っているサロンは)お金お金ともいいませんよ。実際に私はお金ありませんが、ちゃんと相談にのってくれてます。
私は月1の祭典も5000円だけど、今月は出ましたが、先月もその前も出てないし、御霊光も月に2回だけなので、
6000円で体がめちゃくちゃ、自分の思いもよらないまま気持ちよく動いてくれるので、カイロや整体に行った間隔になります。
整体やカイロだと、40分で5000円なので、ここだと、月に2回も整体のような気持ちよさを味わえますよ。


[3446] 投稿者:今でも 投稿日:2008/02/19(Tue)

私は、3年前にサロンに来て、体験2000円で肩こりが治りました。
生理痛はすごくひどくて学校も2日間は休まないと駄目だったし、社会人になっても毎月2日間は生理休暇をとってたのが、
通い始めて3ヶ月ですっかり完治して、ここ3年間、薬も飲んでいません。


[3452] 投稿者:今でも 投稿日:2008/02/19(Tue)

私は、このサロンと出会って幸せになり、子供の命も救ってもらい、御祈願といっても10万くらいです。
命にはかえられないし。実際に今では元気で保育園も通ってるし。
熱出したり、何かあるとすぐく私が御霊光を送ってやると安心したのか眠りだし、保育園も休まずに行ってます。
私は3年間で何百万とか払ってません。気の向いたときにサロンに行ったり、取次ぎ御礼だって、毎日、母や父、子供に送ってるのに1ヶ月に5000円しかしてませんが、○山先生やスタッフの方は、気持ちなんで十分です。とおっしゃいます。エントランス系て○野先生じゃないですか?うちのエントランス系は違いますよ。
ここで私が書き込みするとブーイングが多いと思いますが、実際にすばらしいし掲示板に書かれてる事は3年間一度たりともされてないし、大げさにかかれてます。
今でもスタッフだった方が客として何人も来られてますよ。

私は、すごくいいものとで出会ったと感謝しています。お金もそんなにつかっていません。ライセンスの10万と子供の祈願の10万と月に2度のヒーリングと取次ぎ御礼だけなので、どこかの宗教やカイロや整体に比べたら、びびたるものです。


この「今でも」さんという人は、神世界が霊感商法の疑いで強制捜査を受けた「今でも」通っていますよという人なのです。まあいわゆる「熱心な信者」というやつです。

さて、御祈願10万円が安いかどうか、一ヶ月に5000円が一般から見て高いか安いかは、論じ始めたら物議を醸しそうですが、ここではその議論はやめておきましょう。少なくとも今でもさんは、安いと思っているようですので、ここでは安いことにしておきます。

今は神世界の持つ2段階構造に関する解説ですので、それになぞらえた説明をしたいと思うのですが。前述の通り、神世界の目的は、御霊光で人を助けることではなく、「言えばいくらでもお金を払う人をたくさん作り出す」ということです。

それで、必ずしも全員がそういう人なのではなく、後述するある条件を満たした人がそうなるわけで、それ以外の人は、その「予備軍」としてキープされ、その間、まあこれぐらいだろうというお金を払いながら、将来、いくらでもお金を払う人になるための教育を徐々に受け続けます。

今でもさんは、その「予備軍」の状態として、大事にキープされている状態です。だから(本人の感覚として)安い金額で、ゆっくりと通っていられるのです。

そんな今でもさんが、いつ「お金をいくらでも払う人」になるのかというと、自分の生活に、なにか不都合な事が起きたときに変わります。

子供になにか不幸なことがあったとか、自分が何か病気になったとか、そういうことが起こったときに、それまでに積み上げられた「恐怖感」や「不安感」が過敏に反応し、一挙に「恐怖」「絶望」の「パニック」状態になるでしょう。

そして、そのときに、50万円のなんとか。100万円のなんとかといったものを、言われるがままに購入することになるでしょう。現に、今の時点でも、10万円の御祈願を払っているのですから(しかも安いと思っている)。この先、起こったことに応じて、いくらでもお金を払うでしょう。

神世界は、その家族に何か不幸があることを、黙って淡々と待っています。どのタイミングで何を言えば、「50万円のもの」を買うか、「100万円のもの」を買うか。じっと静かにそのタイミングを伺っています。それまでは、なにか「恐ろしい事」が起こったら、「パニック」を起こすように、普段から少しずつ恐怖や不安を増幅する教育をしています。それが「御礼不足」「御霊光不足」「取引不足」とかいった考え方です。

(ポイントは、「普段から恐怖をあおっている」というよりも、「いざなにか不都合なことが起こったときに、それが実質の何倍もの恐怖や不安に感じられるような教育」を普段からしているのです。だから今でもさんのように、「私は普段から恐怖や不安なんかあおられていないよ」と思う人がいますが、そう感じるのも当然なのです。今は分からなくとも、実際の不都合が起きたときに、化学変化のように反応し、不安や恐怖が増幅する教育なのですから)



それで改善すれば「御霊光のお陰」ということで次につながるし人にも体験談が出来る。改善されないときは「まだ不足」ということでさらにお金が取れます。いったん、恐怖でパニック状態さえ引き起こせば、その後どんな結果になっても神世界にとって都合が良いのです。

もしパニック状態を乗り切ったら、その事件が起こった原因は、日頃の「御礼不足」「取引不足」「御霊光不足」なのですから、その後は、サロンに払うようになる月々の単価も格段にはね上がるでしょう。これを繰り返せば、「予備軍を長く置けば、徐々に神世界の収入が増えていく」という状況になります。


まあたしかに、今でもさんは、書き込みを見る限り、現時点ではまだそんなに恐怖感をつつかれていないように思います。これは単に、今でもさんが通っているサロンの指導者が、神世界の基準から見て「できの悪い」「へたくそ」な指導者だからなのでしょう。(そのうち神世界から「もっと金を取れ」と怒られるような人なのでしょうね。ただ、いまは警察が入っているのでもっと金をとれと怒ることはできないでしょうが。)

神世界の基準から見て「上手な」指導者は、もっと巧みに恐怖心や不安感をあおるようですので、そのサロンの客はちょっとしたことでも過剰に怖がるようになり、まだ悪いことが起こっていないうちからあれこれ高額商品を購入してしまうケースもあるでしょう。

このように、神世界は他の詐欺と同様に2段階構造ですが、その2段階目は、一般的な詐欺と違い、たくさんの「無限にお金を取れる」予備軍を置き、予備軍からはほどほどにお金を取りながら、少しずつ「御礼不足」「取引不足」「御霊光不足」などといった、恐怖と不安が増幅されるような教育を吹き込んでおき、いざなにかの問題が起こったときに、一挙に恐怖をあおって高額商品を売りつけるというやり方をとっています。このやり方は、まったく神慈秀明会が行ってきた方法と同じです。

これがサロンによって、指導者の性格の違いで、恐怖をつつくペースがゆっくりなのか、性急なのかの多少の違いはありますが、「恐怖をあおって無限にお金をとるシステムに組み込む」という基本構造はどこのサロンでも同様でしょう。「今でも」さんは、一部のサロンだけが問題で大部分はそんなことはないと主張していましたが、残念ながらその理屈は通りません。なぜなら、すべてのサロンの大元が「あの神書を発行した神世界」なのですから。



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