宗教法人神慈秀明会は、世界救世教を邪神と定義し、信者が救世教の施設に参拝したり、救世教の出版物を読むことを厳しく禁止している。
これは秀明会が世界救世教から分離独立した際に、「離脱の神意」という筋書きを作り、世界救世教が邪悪な団体であると位置づけ、我が身の正当性を信者に訴えてきたことに起因している。
離脱当時はもちろん、現在でも古参の教師は、「救世教にかかわると地獄に堕ちる」と本気で信者に訴えている者もいる。
秀明会が、これほどまでに世界救世教を敵対視し、秀明信者を世界救世教から遠ざけてきた本当の理由は、信者が救世教に行って色々見聞きすると、これまで秀明会が信者に教えてきたことの化けの皮がはがれてしまうからに他ならない。
ところが、そのような本部の方針に反して、秀明会の職員である多数の教師が隠れて救世教の書物を読んでいるという情報が寄せられた。
投稿された原文は全て実名が記載されているが、実名公表は本人に不利益をもたらす恐れがあるので、ここでは実名を伏せて公開させて頂くこととした。
また、この内容の一部はすでに秀研(旧岡イン)で掲載済みの部分も含まれている。
氏名は混同を避けるためイニシャルで表記しているが、実名のイニシャルではないので誤解のないようにお願いしたい。
以下がその投稿である。
熱海参拝を許可する秀明会支部長
私の支部は、平成10年頃から、秀明会で熱心に御用をしている信者さんやその家族に多数の深刻な病気が発生し(癌、白血病、糖尿病、小児癌、胃潰瘍)、死亡する人も少なからずいました。そういう人のほとんどは、秀明会の浄霊が全く効果がないのを知っていたので、やむをえず、世間の病院に行くこととなりました。
そんな中、離脱前からの信者が何人かいたため、明主様の本当の御教えには、たくさんの病気治しの方法が書かれているという情報が広まりました。そして、そういう役立つ明主様の御教えが掲載されている書籍が、救世教の熱海MOA美術館で販売されているということが判明しました。
その頃、私の支部に赴任されたH支部長先生は、旧体制の頃に、自分でMOA美術館に行き、救世教発行の「天国の礎」全6巻を購入されており、また、以前の勤務地であった関東のK集会所に、「明日の医術」の手書きの原稿が置かれていたこともあり、救世教に対して寛大な態度をとっていました。H支部長先生は、支部のそばのアパートに一人暮らしをしているのですが、見えるところに今でも、救世教の「天国の礎」を置いています。そのため、信者が救世教に行ったり、救世教の書籍を購入することが認められやすい自由な雰囲気が私の支部にはありました。
熱心に御用をしていても病気になってしまうという脅迫観念にとらわれていた助教師、世話人のほとんどが、個人やグループで、救世教の聖地を訪問することとなりました。私の支部のお決まりのコースは、最初に箱根の明主様の墓所に行き、次に熱海のMOA美術館に行き、救世教発行の明主様御教え集「天国の礎」と明主様の御事「景仰」を購入するというものでした。
ある助教師、世話人は、5人くらいのグループで、朝、H支部長先生に、「これから箱根、熱海に行きます」と明言し、H先生から許可をとった上で、救世教参拝をしていました。また、H先生は、別の機会に、熱海に参拝に行く、世話人に、明主様の生け花集「大光輪」を買ってくるよう、お願いしていました。H先生が前回、熱海に行ったときに、買い忘れたというのです。
秀明会の多くの拠点では、いまだに、救世教にかかわることが禁止されていると聞きます。そういう戒律が嫌な信者さんは、今すぐ、私の支部に転籍してきて下さい。私の支部は完全に自由ですから。秀勉講師で、信者に、救世教の「天国の礎」を読むよう勧める者もいます。
どうか、皆さん、私のC支部をインターフェイス支部と呼んで下さい。
実は、こうした動きは私の支部だけでなく、他の支部でも同様の動きがあることを知りました。
私が知っている範囲でも、次のような事例があります。
世界救世教の御教えを隠れて読む教師達
●秀明会本部の教学室には、救世教発行の「岡田茂吉全集」、「景仰」があり、本部教学室のST先生は毎日それを読んでいる。
●秀明会本部のOS先生(女性、大阪のT支部出身)は、仲のよい秀明会の教師(大阪のT支部のNA先生)から、「景仰」を借りて個人的に読んでいた。
●大阪府のT支部のMS先生、同T支部のNA先生(女性)、愛知県のTH出張所のM村先生は、月次祭、秀勉、特修において、世界救世教の書籍であることを伏して、表紙を隠しつつ、「景仰」、「東方の光」を信徒の前で読み上げていた。(TH出張所のM村先生は、大阪のT支部所属の時代に救世教の書籍を読み上げていたのです。T支部のNA先生(女性)は、離脱当時の秀明会本部からの「救世教の信者といっしょに撮影した記念写真はすべて捨てるように」という命令に背いて、今でも、救世教信者といっしょの写真を大切に保管している。)
●大阪のK支部のK山先生は、図書館で、こっそり、「岡田茂吉全集」を読んでいた。
●北関東のU出張所のTM先生は本部教学室の中の「景仰」をコピーして、それを自分のU出張所の特修会で、読み上げている。
●秀明会のHY先生は、助教師時代に、所属していた東京都のJ集会所に個人として購入した「岡田茂吉全集」を置いていた。その拠点の信者さんはそれを自由に拝読することができた。このHY先生は、J集会所の一般信者を連れて、箱根・熱海の救世教施設に参拝した。
●秀明会の大幹部OK先生は、中部地区のG出張所の月次祭で、世話人からの「巷(ちまた)にある秀明会以外の明主様のみ教えを読んでもいいのか」という質問に対して、「個人的にやるぶんには、やむをえない」と答えていた。
●教学室のS先生は、インターネットのオークションで、明主様直筆の「大光明」のお軸を購入した。しかし、S先生は自宅にはこれを飾らずしまいこんでいる。そして、相変わらず、明主様の文字に不合理な修正を加えた秀明会の「光明」(秀明会の自称御神体)を拝みたおしている。
別の人がこれを購入していれば、自宅の床の間に大切にお奉りしていたであろうに、秀明会の教師が買ったために、また明主様の直筆の大切な御神体が人の目の触れないところに隠されてしまった。
なぜ、こんな不合理なことを秀明会教師はするのか?なぜ、明主様ゆかりのものを隠したがるのか?
●秀明会が隠しているのは、明主様の教えだけではない。秀明会の本部の大黒様は、離脱後に秀明会が買ったものであり、明主様御在世中に御開眼して頂いた大黒様は隠されている。秀明会の御神体、おひかり、観音さまがすべて偽造、切り貼り、模写であることはもうネット上では有名だ。
神慈秀明会は信者に対して救世教を悪魔と定義するだけでなく、明主様ご本人がお書きになられたものも隠している。それは死に物狂いで隠していると言っていいほど懸命に隠している。
それにもかかわらず、なぜ、秀明会の教師は陰でこそこそ救世教の本を読むのか?
両者のこの矛盾する行為の原因は何なのだ?
答えは次の通り。
秀明紙には、明主様の御教えも御事もほとんど掲載されていません。正直、つまらないです。
ところが、救世教の本には、明主様が残された病気治しの方法がたくさん掲載されています。これを信者に読まれると、秀明会の教えが明主様の御教えと全く異なることがばれてしまい、収拾がつかなくなります。さらに、それを信者が実行してしまうと、病気が治ってしまいます。すると、あまり献金をしなくなるので秀明会の実入りが減少してしまいます。
秀明会の浄霊では病気が治らないほうが、信者は藁にもすがる思いで更に献金を続けるので秀明会にとっては都合がいいのです。
信者が幸福になったら献金しなくなってしまい、それでは秀明会の経営が成り立たなくなるので、新興宗教の経営者として小山家がとった、「信者を幸福にしない」この戦略は経営者サイドから見れば正しいのでしょう。
そして、秀明会の明主様隠しが信者にばれるのを防止するため、現在の秀明会も、その職員である教師も、必死に明主様に関するすべてを隠そうと奔走しているのです。
教学室のS先生も、明主様の直筆の「大光明」の御神体を自宅にご奉斎したら、信者に秀明会本部の御神体が偽物だとばれてしまうので隠しているのです。
明主様直筆の御神体を奥に隠し、秀明会の変造「光明」に礼拝する教学教師Sの矛盾した祈りの姿勢こそが、秀明会という組織の正体を如実に表していると言える。
明主様の2000編以上あるみ教えの95%以上を隠し、明主様が書かれた御神体を隠し、未信者が模写した紫色の観音様を拝ませ、信者には効果のないお光りを持たせ、救世教は悪魔だと定義付けて信者を近づけないようにしてきた一連の流れの根底にあるもの、それは、
秀明会が意図して、「信者を不幸にするために、明主様を隠してきた」ということだ。
しかし、こっそり救世教の本を読んで、明主様の真実の御教えを知っている『自己愛』にあふれた秀明会の教師は、自分や家族だけに、こっそりその御教えを実践している。大半の教師は自分の家族の病気さえ治ればいいのだ。自分の給料と身分さえ確保されればいいのだ。自分だけが幸福になればいいのだ。
秀明会信者は、教師の給料となる献金をただ無批判に運ぶだけの馬鹿で教養のない奴隷なのだから、これでいいのだろう。永遠に・・・。
投稿は以上であるが、これを読むといわゆる『離脱の神意』とはこうした構図を作成するためのものだったのかと改めて思う。
秀明会本部がどんなに躍起になっても、「人の噂に戸は立てられぬ」と言われる通り、真実は徐々に信者の間に伝わり、秀明信者と救世教との接触を断とうとしても、無駄であることが分かる。
秀明会の中で指導的な立場にある教師達がこぞって世界救世教の書物を読みあさっている現状は、秀明会本部の指導力低下と、秀明会内部に鬱積した本部教学室の指導に対する不信感の現れであるとともに、純粋に明主様信仰を求める信者の心に「くさび」を打ち込むことなど到底不可能であることが分かる。
真実を知っていながら信者にはそれを隠し、自己保身に明け暮れている醜い教師達の姿を見ると、この教師達も秀明会トップと同罪であると思われる。
こうした本部の指導に反した教師達を秀明本部はどのように処分するのだろう?
郵政民営化法案が参議院で否決され、造反した自民党議員には選挙戦で対抗馬を出馬させる等の『死刑判決』を突きつけた自由民主党のように、造反した秀明教師には『死刑判決』を秀明会も与えるのだろうか?
徳島の小林農場でやむを得ない理由から救世教の作物を混ぜて出荷した小林氏に対して、秀明本部は小林氏に対する『死刑判決』とも言えるほどの悪辣ないやがらせを指令し実行した。小林家から宅配野菜をとっていた信者は全員野菜の購入をやめさせられ、それによって小林家の収入は激減した。さらに、小林家に出入りしようものなら秀明会から追放するとまでいわれ、かれら信者たちは小林氏宅を訪ねることすらできなくなった。
この経過からすれば、救世教の書物を隠れて読んだり、それを信者にまで読み聞かせていた教師は解雇処分をしてもまだ足らないほどであろう。
まあ、彼ら秀明教師がどうなろうと私の知ったことではないが・・・。
2006年1月1日を以て岡田茂吉の著作物に対する著作権保護期間が満了する。これまでも、たくさんの著作物がインターネット上に公開されていたが、2006年1月1日からは更にまとまった形での公開が進むことだろう。
本部の指導に反して、ネット上で公開される世界救世教の書物を読んだ信者も全て追放処分にしたらいいだろう。
そして、気付いた時には信者は誰もいなくなっていることだろう。
めでたし、めでたし・・・。