観音像の謎

 タバコ屋の看板上部に貼り付けられた千手観音像が、表裏で図柄が違うのは裏面の観音像の貼り替え忘れか?と思ったのだが、どうやらそうではないらしい。
 拡大して撮影した画像(下記)をよく見ると、裏面の観音像は後から貼り付けたものであり、その下には別の観音像があったのだ。その下敷きになっている観音像は、表面と同じ武装解除された観音像なのだ。

 これはどういうことなのだろう? 神世界では、『これまでの千手観音は皆「刀」を持っていたが、教主樣の描いた観音様は「刀」を持っていない。それが本物の証よ。本当の神様は他人を殺めるための「武器」はお持ちにならないのよ』と説明してきたことと矛盾するではないか。
 上記の神世界の説明自体が間違っており、観音が武器を持つのは民衆を邪悪な存在から護るためのものなので、上記の説明にこだわる必要はないと思われるが、それにしても、”神世界バージョン観音像”がすでにあるのにその上から世界救世教バージョンの観音像を貼り付けた理由が思いつかない。
 千手観音像の絵が傷んだりした際に、そこら辺にあった観音像をよく図柄を確かめずに無頓着に貼り付けた結果なのだろうか? いろいろ推測をしてみたが、今のところこの謎は解けていない。
 この経緯について、なにかご存じの方があればお教え頂きたい。