節電で薄暗い地裁のエレベーターホール。あまり人が通らない所(画面手前)はびっくりするほど暗い。 |
■刑事事件との関係
裁判長は原告側に対しても刑事事件との関係を質したが、原告側はまだ刑事事件の詳細が分かっていないので、どのような影響があるかはまだ分からないと答えた。原告側としては、7月に始まる予定になっている刑事裁判とのすりあわせもしていきたいと裁判長に伝えた。それを受けて、深山裁判長も刑事事件の推移には関心を寄せているという趣旨の発言があり、この民事訴訟は神世界関係者に対する刑事裁判の推移を見守りながら進行していく気配を感じた。
原告としては早期に民事訴訟の結論を得たいところだが、刑事裁判の成り行きを無視して解決を急ぐのは得策ではないのかもしれない。
■プラス花
プラス花の加藤被告(女)が挙手して発言を求めた。加藤被告は裁判長に対して、「私のところではすでに認否に関する書面も提出済みだ。私は以前からこの裁判とは切り離しての審議をお願いしてきた。私のところとは直接関係のないこうしたやり取りにこれからも付き合って行かねばならないのか。私の希望は叶えられないのか。」といった趣旨の発言をした。これに対して深山裁判長は、「あなたの希望は聞いている。しかし現状ではあなただけ特別扱いはできない。法律的には分けることも可能であり、将来はそうした場面も出てくるかもしれないが、当面は同時並行的に進めていく予定だ」と回答し、加藤被告も「よく分かりました」と答えた。
■杉本明枝被告の初公判
神世界関係者の中では最初に逮捕され、詐欺罪で3度にわたって起訴されている杉本明枝の裁判日程がこの日の裁判の中で明らかになった。杉本明枝被告の初公判は7月14日(木)、午後2時から横浜地裁で行われる。神世界事件では最初の刑事裁判であり、多くの傍聴希望者が殺到することが予測される。傍聴は抽選になると思われるので、E2に係わる原告の方で傍聴を希望される方は原告団まで早めに連絡してほしいとのことだ。あまり多数は無理だが、ある程度の人数枠は確保できるかもしれないとのことだ。
11:17閉廷
口頭弁論終了後、別室にて報告会が行われ、今後の訴訟の進め方などについて話があった。
今後の訴訟日程など
■杉本明枝初公判 2011年7月14日(木)午後2時00分開廷(横浜地裁)
■第16回口頭弁論 2011年7月26日(火)午後3時30分開廷(東京地裁631号法廷)
■第17回口頭弁論 2011年9月20日(火)午前11時00分開廷(東京地裁631号法廷)
訴訟告知
1、Aさんへ。我が社(E社)はいま訴訟をおこされています。
以上が、今回の「訴訟告知」の狙いではないだろうか。被害者の中には不本意ながら一時期神世界で働かされていた人もあり、被害者がこのような形で、「口封じ」を狙って訴訟告知をされた場合はどように対処すべきかについて、「訴訟告知・二つのシナリオ」としてまとめてみたので、参考にご覧いただきたい。(2011.6.10 fujiya) |
■神奈川新聞(カナロコ)の記事
2011/5/31(火)の神奈川新聞 |