京都の奥嵯峨 |
神世界幹部4名(斉藤亨、斉藤葉子、日原易子、宮入参希江)に対して逮捕状が出された際、この4名はいち早く姿をくらまし、その後数週間にわたって逃亡していた。 |
スタッフ用邸宅 |
スタッフ用邸宅(南面)
今回紹介するこの場所は、一般的には「奥嵯峨」と呼ばれる地域で、すぐ近くには化野念仏寺、祇王寺、二尊院、その他京都観光の人気スポットが点在する。そうした観光地からほんの数分歩けば、この場所、京都市右京区嵯峨鳥居本化野町(とりいもとあだしのちょう)がある。 |
スタッフ用邸宅(築山)
この写真005は写真004よりもカメラをやや右に振って撮影したものだ。ここに写っている大きな庭石や太い樹木を配置した小山を「築山」と呼ばずになんと呼ぶのだろうか? |
スタッフ用邸宅(2階西面)
私が現地を訪れた時は、スタッフ用邸宅の窓は全て雨戸が閉められていた。その雨戸の色が赤茶けた色であるが、それについては次の写真で説明する。 |
スタッフ用邸宅(南東面)
この角度から建物を見ても、柱や軒下、梁などがベンガラ塗りされているのがよく分かる。 (五山送り火の鳥居形と愛宕神社の大鳥居)
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本殿のある邸宅 |
本殿のある邸宅(南面)
これが内部に本殿がある建物だ。googleの航空写真から測定した敷地面積は約483u(約146坪)ほどであり、スタッフ用邸宅の敷地面積よりやや大きい。この写真は向かい側にある「くらしの友嵯峨野寮」の位置から撮影したが、レンズを最広角にしても全景を1枚の写真に納めることはできなかったため、3枚に分けて撮影した写真を合成して1枚にしてある。それでも敷地の左右は少し画面からはみ出してしまっている。それくらいこの建物は大きい。 |
本殿のある邸宅(西面)
これは内部に本殿がある建物を西側から見た写真だ。写真手前に写っている赤さびた扉は隣接する空き地の入口に設けられているものだが、本殿で祭典が行われる際には臨時駐車場となるのかもしれない。画面左奥の遠くに小さく写っている富士山を小振りにしたような山は比叡山だ。 |
本殿のある邸宅(西面)
しばらく現地周辺を探索しているうちに夕暮れ時になったので、帰りがけに再度この建物を観察するために戻ってきた。すると本殿がある建物の勝手口に取り付けられてる門灯に明かりが灯っていた。しかし雨戸のない窓から建物内部を見ても明かりはついておらず、この門灯はタイマーか、暗くなると自動的に点灯するスイッチによって点灯したものと思われる。 |
本殿のある邸宅(勝手口の屋根)
この勝手口の屋根に施されている檜皮葺(ひわだぶき)を詳細に観察してみた。檜皮葺というのはその名前が示すとおり、檜(ヒノキ)の皮を使って屋根を葺くもので、檜皮は防水性に優れており、伝統的木造建築の最高の屋根材とされている。 |
本殿のある邸宅(北から全面)
私が現地を訪れた際は、本殿がある邸宅横の空き地は雑草が生い茂り、出入口の扉も閉まっていたので足を踏み入れることは困難な状況だったが、私から現地の話を聞いたある方が後日現地を訪れてみると、なんと空き地の雑草はきれいに刈り取られており、自由に出入りできる状態になっていたそうだ。 |
新旧写真比較
この左右2枚の写真は、左側の「旧」がgoogleの航空写真、右側の「新」がyahooの航空写真だ。写真の撮影年月日は定かではないが、写真に写っている建物の状態から判断してyahooの写真の方がgoogleより新しい。googleの写真には本殿のある邸宅の周囲に工事用の足場が巡らされているのが写っている。斉藤がここを購入し、自分好みに改装するための工事を行っている時に撮影されたのがgoogleの写真であろう。googleによると写真の撮影年度は2〜3年前の物が多いそうだ。yahooの写真は工事が終わり、現在の姿になった状態を示している。yahooの写真には、本殿横の空き地に数台の車両が駐車している様子も写っているが、本殿でなんらかの祭典があり、それに参加する者が乗ってきた車が止められている可能性もある。 |
幹部用邸宅 |
幹部用邸宅(ガレージ)
これは間口の幅から考えるとガレージと思われるが、タイヤが通った跡が出入口部の床面に見当たらないので、なにか他の目的の出入口なのかもしれない。この写真では死角になって見えないが、右端の壁面に電気メーターが設置してあり、しばらくメーターの動きを観察していたが、メーターの円盤は非常に低速で動いており、冷蔵庫か家電機器の待機電力程度しかこの時は使われていないようだった。 |
幹部用邸宅(庭と屋根)
この写真も後日行かれた方が提供してくれたもので、これまで分からなかった幹部用邸宅の庭の様子が写っている。 |
幹部用邸宅(屋根)
この写真も提供していただいたもので、建物本体は写っていないが屋根の様子はよく分かる。この屋根を見ると、大きな屋根の中央に小さな屋根のようなものがあるのが分かるが、これは何だろうか?これはおそらく「換気口」だろう。 |
付近の売却物件 |
5,700万円
この地域の不動産相場を確認するため、付近で売りに出ている物件の価格を調べてみた。
写真022は神世界とは全く関係がない物件であるが、幹部用邸宅から徒歩1分とかからない場所で売りに出ている。この物件は621uの土地に廃屋に近い建物がついて5,700万円だ。広い庭はあるものの手入れは全くされていない様子で、荒れ放題の状態だ。周囲を生け垣が囲んでいるがこちらも荒れ放題の状態だ。 |
7,280万円
写真023も神世界とは全く関係ないが、同じ化野町内で売りに出ている物件で、敷地は465.46m2、建物は築22年と少々古いが、まだ使える状態ではある。これで7280万円である。
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世界救世教いづのめ教団 京都平安郷 |
なぜ奥嵯峨なのか
斉藤亨や日原易子が奥嵯峨の地にこうした拠点を構えたのは、世界救世教いづのめ教団の「京都平安郷」の影響を受けたことが考えられる。同じ奥嵯峨の地にある京都平安郷までは、化野町の神世界の拠点から車で10分ほどしかかからない近い距離だ。広沢の池の畔に広大な面積の土地を購入して作られた京都平安郷は、宗教を度外視して見るならば非常に風光明媚で素晴らしいところだ。 |