(2011年12月9日横浜地裁第405号法廷)

吉田澄雄 判決公判
2011年12月9日に行われた
吉田澄雄被告の判決公判

 2011年12月9日(水)、神世界事件関連裁判としては初の判決が出た。
 神奈川県警元警視・吉田澄雄は、逮捕状が出ていた神世界教祖・斉藤亨の逃亡を助けたとして、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反(犯人隠避)の容疑で逮捕・起訴され、公判中であったが、佐脇有紀裁判官は吉田被告に対し、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 初犯であること、初公判で罪を認めていること、反省を示すために100万円の寄付を行っていることなど、”表面上は”反省の態度を示していたことから、おそらく執行猶予付きの判決が出されるであろうことは予測されていた。執行猶予付きとは言え、この罪では最高刑である懲役2年の判決が出されたことで、今後、他の被告に対する判決の方向性が見えたようでもある。
 弁護側は執行猶予付きを求めていたので、判決後の会見で控訴しない旨表明した。検察側が控訴するかについては現時点では不明。
 吉田被告は閉廷後、報道陣の呼び掛けに答えずに無言でタクシーに乗り込んだが、裁判で述べた「反省している」という言葉が真意であるなら、なんらかの言葉があって然るべきであり、どう見ても反省しているようには見えなかった。

 この日の判決公判の様子は、「やや日刊カルト新聞」に詳細が掲載されています。

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