(2012年3月27日横浜地裁第405号法廷)

11、杉本(吉田)明枝 第11回公判

 杉本明枝被告の追加審議(11:40〜12:00)
 2012年3月27日(火)に行われた、斉藤亨被告ら4被告に対する裁判の後、すでに結審している杉本明枝被告の追加審議があり、証拠調べと杉本被告の陳述等が行われた。
 被害者が傍聴席に入ると、杉本被告は、じーっと被害者をにらみつけ、”ふてぶてしいオーラ”を発していた。
 追加審議は20分ほどで終了したが、その内容は下記の通りだ。


■裁判長:では、弁論を再開します。弁護人からどうぞ。

■証拠調べ請求
市河弁護人:
弁11号証〜弁17号証:民事原告との和解及び裁判外の和解に関する文書
弁18号証:これは解散宣言をインターネットで公開したもので、「神世界解散宣言」と題したもので、本件被告人である吉田(杉本)明枝を含めて、神世界が解散する旨を公示したものである。
【市河弁護人は、裁判でこれを言いたかったので、急遽、あのブログを作り、ひっそり公開した訳だ。】
弁19号証〜弁32号証(神世界及びえんとらんすアカサカ、えんとらんすスリートゥー1、えんとらんすわーるどヒルズ、みろく、E2、びびっととうきょう各社の解散登記関係書類)
弁33号証:杉本被告が(有)びびっととうきょうに対して退職を申し出た書面。
弁34号証:被告人・斉藤亨の被告人供述調書で、被告人杉本は組織の中の一員であり末端に過ぎなかったことを証明するもの
弁35号証:被告人・佐野孝の被告人供述調書で、佐野に比較すれば杉本は末端に過ぎなかったことを証明するもの
弁36号証:被告人・淺原史利の被告人供述調書で、神霊能力開発講座に杉本が参加し、それをきっかけとして杉本が神霊鑑定を行うようになったことを証明するもので、杉本の神霊鑑定は被告の積極的な意思で行ったのではなく、神世界の指導によって行われたものであることを証明するものである
弁37号証:被告人・淺原嘉子の被告人供述調書で、会社は違うが、被告人・杉本と同じように嘉子被告も組織の中では、あまり重要な地位を占めてはいなかったことを証明するものである
弁38号証:裁判外で和解した人との和解調書。以上です。

■裁判長:検察官、ご意見は?
(検察官からは特に意見なし)
市河弁護人:今回の証拠提出に関連して補充の弁論があります
■裁判長:ではどうぞ
⇒市河弁護人が、「被告は反省している」、「被害弁済をしている」、「すでに組織を解散し、今後活動は行わない」など”取り留めのない言い訳”が、くどくどと述べられ、被告に執行猶予付き判決を求めた。
■裁判長:被告からは、前回すでに最終陳述を聞いているが、今回新たに述べたいことはあるか?
杉本被告:皆様にご迷惑をおかけしまして、金銭的な弁済は済んでおりますが、○*△×%#*・・・、人々にお詫びをして行かなければいけないと思っています。
■裁判長:判決は前回伝えた通り、4月16日の午後1時30分から行います。


(傍聴者が見た杉本被告の印象)

 杉本被告が、傍聴席に向かって睨みをきかせる姿は、まだ自分が女王様だと勘違いしているようにしか見えず、その手に鞭を持たせたらとてもよく似合いそうだった。あの顔で睨まれていたE2の客はさぞや恐ろしかったことだろう。“何見てんのよっ!”と言わんばかりのその顔で、『反省してます』と言ったところで何の効果もなく、捨てられないプライドのために自滅の道まっしぐらでしかない。
 どんな言葉で取り繕おうとも、そのふてぶてしさ極まりない姿からは、会社経営者のけの字も思い当たらないし、救いの宗教活動をしていたとは到底思える訳もない。
 心と言葉と行動がまったく一致していないと言うべきか、自分の心にものすごく素直と言うべきか、見ている方が恥ずかしくなるような醜態だった。


(傍聴者が見た杉本裁判の印象)

 市河さ〜ん。斉藤、佐野、史利、嘉子が、揃って「杉本は組織の一員であり、末端に過ぎなかった」と供述したことを今回証拠として請求しましたが、そんなことで情状酌量を求めようなんて、どーなのよ(呆)。
 その理論でいくと、杉本が退職願を出した先である、びびっとの経営者にこそ責任が及ばなきゃだめってことにならないかしら?大丈夫??
 そりゃあ、確かに佐野に比べれば杉本の地位は低かったでしょうけど、杉本は自分で「私は四天王の一人だ」って言っていたそうですし、毎月の陽神祭でも、エラッそ〜に後から人を押しのけて最前列に並んでいましたよ。あの姿から「末端に過ぎなかった」と今更言われましてもねえ。
 それから、神霊能力開発講座は神世界の指導によって行われたものだから、それによって神霊鑑定を行うようになった杉本には責任はないと主張するならば、それじゃあ一体誰が責任取るのよ?「神世界の指導」って、人格なき法人にぼんやりと罪をなすりつけて終わり?
 あれー?そういえば法人の代表取締役は、誰でしたっけ?陽龍様は、あんなに「私が教主様をお守りする」って言っていたのに、未だ何もしないのねえ。まさか、斉藤亨は教祖様だからもう守る対象ではない、これからは孫である「現教主様をお守りするんです」ってことー?

 びびっとの弁護士さ〜ん。和田から巨額の報酬受け取ってるんだから、市河さんにばっかり仕事させたらお気の毒ですよ。



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