1、杉本明枝初公判
杉本明枝の初公判が行われた横浜地裁405号法廷。(TBSテレビより)。このニュース動画はここをクリックしてください。 |
横浜地方裁判所刑事第5部 |
【弁護人席】(敬称略) | |
NHKテレビより(動画はここをクリック) |
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(前列) | (後列) |
尾崎幸廣 |
大森一志 |
黙秘権の告知(刑事訴訟法第291条第3項) これから、今朗読された事実についての審理を行いますが、審理に先立ち被告人に注意しておきます。被告人には黙秘権があります。従って、被告人は答えたくない質問に対しては答えを拒むことができるし、また、初めから終わりまで黙っていることもできます。もちろん、質問に答えたいときには答えても構いませんが、被告人がこの法廷で述べたことは、被告人に有利・不利を問わず証拠として用いられることがありますので、それを念頭に置いて答えて下さい。 |
検察の起訴状朗読概要
@視力低下のことで悩むAさんに対し、霊的なものが脳の右側に何かあるとして、従業員が先生(=杉本被告)の神霊鑑定を勧める。被告人は、神霊鑑定で、「子狐が3匹見えます。この狐の怒りを鎮めるには先祖御供養するしかない。しないと視力は回復しない。特に狐の霊は重い」と言い、200万請求。それ以外にも、「御霊光を受けないと入院ですよ」等と言われ、100万の御祈願、150万の昇魂祈願、御礼等で計650万を交付。罪名及び罰条、詐欺、刑法第246条1項、60条 |
検察側冒頭陳述概要
■被告人の身上 (冒頭陳述を聞いた感想)
以上のように、検察側の冒頭陳述は、組織としてどのような指示があったのか、どのようにして客を信じ込ませているのかが具体的にイメージすることができるように工夫されていた。検察の起訴状朗読や証拠調べは長い時間を要したが、それを聞いている間、杉本被告は検察の方を見据え、背筋は伸ばしていたが、時折、唇を噛み締めたり、ため息をついたり、苛立ちを抑えているのかのような表情、ふて腐れたような表情が見受けられたが、全体として杉本被告の態度は終始、堂々としており、”ふてぶてしい”という印象が強く感じられた。 |
弁護側冒頭陳述概要
E2は営利企業ではなく宗教組織である。人類救済するための宗教行為であり、神世界実現のための行為(御神業と呼んでいた)をしているにすぎない。 (冒頭陳述を聞いた感想)
神世界新聞でお馴染みの弁護士が相変わらず、「宗教団体による宗教活動」だと声高々に主張していた。傍聴席でそれを聞いていた多くの人たちは、どれだけ立ち上がって「ふざけるな!」と叫びたかったことでしょう。本当にハラワタ煮えくり返ります。傍聴者の中には全く関係ない純粋な傍聴者もいたと思いますが、あの弁護士の主張を客観的に納得、共感できた人がいたとは到底思えません。 |