9 斉藤亨、佐野孝、淺原史利、淺原嘉子 第9回公判
(斉藤亨の公判としては、第6回公判)
(TV TOKYO ニュースより)
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1 日時:平成24年5月1日(火) |
判決公判を傍聴した被害者の声
今回、被告4人は法廷の前方から傍聴席を一望する形で入廷した。 |
横浜港開港記念館
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判決後に、神世界被害対策弁護団による記者会見が地裁近くの横浜港開港記念館で行われた。マスコミ各社の関心は高く、テレビカメラが7〜8台、記者も数十名、被害者も複数名が参加して1時間以上にわたって記者会見が行われた。
弁護団長の紀藤正樹弁護士は、「今回の裁判で検察は”詐欺”という金銭被害に力を入れて立証したが、組織の活動実態の立証が足りない。個々の被告等が組織内で行ってきたことを見れば、人を人とも思わない上下関係、威圧的なものがきちんと立証されていない。普通の詐欺と同じように金銭的な被害にのみ目が向けられた結果、刑罰が限定された。被告等が、”自分たちがやったことが間違いであった”と言うためには、この団体の特性自体が間違いだったというところまで踏み込んで反省し言及しなければ本当の意味での反省とは言えない。本当の意味での反省がなければ、被告等はまた同じようなことを繰り返すことになる。
彼らの活動は今でも活発に続けられている。彼らの教祖が詐欺で立件されているにも係わらず、未だに”誤解である”とか、”被害者の一部が被害を訴えたことによって関係者が逮捕された”など、被害者に責任転嫁するような言動をして今でも活動を続けている。こうした言動を見ていると、現在は教祖の実刑を阻止し、できるだけ軽い刑罰にするために自制的な活動に抑え、表向き反省しているように装っているだけであると言える。彼らにはこれまでの組織的な活動が間違いであったという根本的認識がない。これまでやってきたことの何が間違いだったのかという検証を彼ら自身が行い、間違いの根源を彼ら自身が気づかない限り、彼らはまた同じ過ちを繰り返すことになる。(以上、要約)」と述べた。(記者会見の動画はこちらです。)
続いて下記の声明を、事務局長の荻上守生弁護士が読み上げた。