8 斉藤亨、佐野孝、淺原史利、淺原嘉子 第8回公判
(斉藤亨の公判としては、第5回公判)
1 日時:平成24年3月27日(火) |
リストバンドの傍聴整理券(イメージ) |
平成23年(わ)第972、1633号 組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の親制等に関する法律違反 意見陳述要旨
横浜地方裁判所第5刑事部 御中 |
被告人斉藤亨を懲役10年
被告人佐野孝を懲役6年
被告人淺原史利及び淺原嘉子をそれぞれ懲役4年
に処するのを相当とする。
■弁護人意見陳述
☆はじめに(市河弁護人の最終弁論を記録した傍聴者より) |
以上の、市河弁護人が行った最終陳述については、下記に傍聴者の”わかりやすい”感想がありますので、併せてご覧ください。 |
(傍聴者が見た市河弁護人の最終陳述感想) |
■杉本明枝被告の追加審議(11:40〜12:00)
以上で斉藤亨ら4被告に対する裁判は終わったのだが、この日は意外なことに、すでに結審している杉本明枝被告の追加審議があり、証拠調べと杉本被告の陳述等が行われた。
被害者が傍聴席に入ると、杉本被告は、じーっと被害者をにらみつけ、”ふてぶてしいオーラ”を発していた。
追加審議は20分ほどで終了したが、その内容は下記の通りだ。下記も含めて、この日の公判は午前中で全て終わった。
この記事は、取り敢えずこの位置に置いておくが、一定の期間が経過した後は、杉本明枝被告の公判記録の方へ移動させる予定。
■裁判長:では、弁論を再開します。弁護人からどうぞ。
■証拠調べ請求
市河弁護人:
弁11号証〜弁17号証:民事原告との和解及び裁判外の和解に関する文書
弁18号証:これは解散宣言をインターネットで公開したもので、「神世界解散宣言」と題したもので、本件被告人である吉田(杉本)明枝を含めて、神世界が解散する旨を公示したものである。
【市河弁護人は、裁判でこれを言いたかったので、急遽、あのブログを作り、ひっそり公開した訳だ。】
弁19号証〜弁32号証(神世界及びえんとらんすアカサカ、えんとらんすスリートゥー1、えんとらんすわーるどヒルズ、みろく、E2、びびっととうきょう各社の解散登記関係書類)
弁33号証:杉本被告が(有)びびっととうきょうに対して退職を申し出た書面。
弁34号証:被告人・斉藤亨の被告人供述調書で、被告人杉本は組織の中の一員であり末端に過ぎなかったことを証明するもの
弁35号証:被告人・佐野孝の被告人供述調書で、佐野に比較すれば杉本は末端に過ぎなかったことを証明するもの
弁36号証:被告人・淺原史利の被告人供述調書で、神霊能力開発講座に杉本が参加し、それをきっかけとして杉本が神霊鑑定を行うようになったことを証明するもので、杉本の神霊鑑定は被告の積極的な意思で行ったのではなく、神世界の指導によって行われたものであることを証明するものである
弁37号証:被告人・淺原嘉子の被告人供述調書で、会社は違うが、被告人・杉本と同じように嘉子被告も組織の中では、あまり重要な地位を占めてはいなかったことを証明するものである
弁38号証:裁判外で和解した人との和解調書。以上です。
■裁判長:検察官、ご意見は?
(検察官からは特に意見なし)
市河弁護人:今回の証拠提出に関連して補充の弁論があります
■裁判長:ではどうぞ
⇒市河弁護人が、「被告は反省している」、「被害弁済をしている」、「すでに組織を解散し、今後活動は行わない」など”取り留めのない言い訳”が、くどくどと述べられ、被告に執行猶予付き判決を求めた。
■裁判長:被告からは、前回すでに最終陳述を聞いているが、今回新たに述べたいことはあるか?
杉本被告:皆様にご迷惑をおかけしまして、金銭的な弁済は済んでおりますが、○*△×%#*・・・、人々にお詫びをして行かなければいけないと思っています。
■裁判長:判決は前回伝えた通り、4月16日の午後1時30分から行います。
(傍聴者が見た杉本被告の印象) |
(傍聴者が見た杉本裁判の印象) |