霞ヶ関駅追悼プレート

 東京地裁に行くには、東京メトロ霞ヶ関駅が最寄り駅となる。いつも何気なく利用しているこの駅で、平成7年3月20日に「地下鉄サリン事件」が起きた。霞が関駅の千代田線コンコースには犠牲者を悼むプレートが設置されている。
 神世界はサリンこそまかなかったが、宗教紛いの悪事を働き、多くの人を犠牲にした点で、その悪質さはオウム真理教に劣らない。








犠牲者を悼むプレートの碑文

 平成7年3月20日 午前8時すぎ地下鉄サリン事件が発生した。
 丸ノ内線 日比谷線 千代田線の都心に向かう5本の電車に持ち込まれた有毒ガスは11人の犠牲者と6千人に及ぶ被害者を出す惨劇を引き起こした。
 ここ 千代田線霞ヶ関駅では 5番線に到着した我孫子発 代々木上原行最前部車両の床にある異臭を放つ液体を処理した職員二人が死亡した。
 的確な判断により 多くの乗客の命を守り殉職した高橋一正 菱沼恒夫両氏の安全輸送に懸けた功績をたたえ 我々営団地下鉄職員の誇りとしてここに記す。

平成8年3月

運輸本部有志一同