ここでは2006年末くらいまでタロット占いを月一回やっていた。
　完全予約制で、タロットをした後にヒーリングを受けるという感じだった。
　ヒーリングを受ける事で体のあらゆる部分は良くなるけれど、歯は良くなりませんと言われていた。
　歯医者などで麻酔をしてもらった後は、すぐにサロンでヒーリングは受けられなくて、麻酔の量にもよるが遠隔を何回か受けてからサロンに来て下さいと言われていた。
　原因がよく分からない病気は、”先祖の悪行”が原因している場合が多いので、本人がヒーリングを受ける事によって苦しんでる先祖が神様に魂を上げてもらえるといわれていた。
　実際にある人がヒーリングを受けたとき、「受けている後ろで先祖が手を叩いて喜んでます。拍手喝采ですよ！」と、まるで見えているかのごとく告げていた光景を見たことがある。
　ヒーリングは一度だけでなく、続けて受ける事でよくなりますとも言われていた。
　いま、冷静になって考えてみるとここの商法は、神様を利用して不安を煽り、次々と金を出させるシステムだったことに気づいた。
　特に子供がいる主婦の場合は子供に対して不安なことを言われると前後の見境もなく金を出してしまう心境になりやすい点を巧みに利用していたことに気づいた。