えんとらんすアカサカの内部
この竜王のえんとらんすアカサカ本部では、こんなことがあった。
●お取次ぎ講習
普段は、A野先生がお取次ぎ講習を5,000円でしています。
お取次ぎの最初は「肉体への取次ぎ」ヒーリングをしていく順番や感じ方を勉強します。
二階の中の仕切りをたたんで、向かい合わせで10人くらいでの講習です。
人数が多い時には下の広間で40名くらいが講習を受けます。
肉体への取次ぎが出来るようになると次は「魂への取次ぎ」を勉強します。
講習を受けても何も感じないっていう人は、講習中何人もいました。本人が、「感じたい」と思うと感じる感覚になるように思います。
ああした雰囲気の中では、一種の、「集団ヒステリー」状態になるため、”感じないといけない雰囲気”になってしまうように思います。
たまに、陽龍も取り巻きをつれてここにきた。その時は二階の部屋に行く事が多かった。
他の会場で年2回行われる大祭後の講習会も、会主や、陽龍が講習をします。このこの時のお玉串(講習代)は1万円がここ数年の値段です。
平成19年からは、Tばな先生も「お取次ぎ講習」を始められ、そのお玉串(講習代)が5,000円でしたので、余りの安さに私も他のお客も驚きました。
でも、今になって考えてみたら、10,000円はもちろん、5,000円でもお金を払う値打ちなんて全然なかったー。くやしー!(怒)
●大神力の前
大神力の文字の前に座るときには、
@正座して一礼
A両手を頭の上の辺りで、3拍手
B一礼
ここは御霊光が強いって言うのだけれど、私はさっぱりーー? どう感じたらいいの?
他のスタップは、「頭がクラクラーするー」、「体が熱くなってきましたー」と猿芝居・・・。スタッフは、「人によって感じ方が違いますからね。そのうち感じる時がきますよ・・・」。そんなことを聞かされると、自分も早く感じたくてたまらなくなってしまった・・。
あの時の私は、その場の雰囲気に酔わされてしまい、「頭がクラクラー」などと言わなくてはいなないような感じになっていた。
いまになって考えてみたら、サロン側にいいように乗せられていた自分がいたことが分かります。
●御祈願
神世界では、「御祈願」というものがあり、どんなことでもその対象になり得た。
・成長の御祈願
・旅の安全の御祈願
・命名の御祈願
・悪い因縁を断ち切るの御祈願
・○○成功の御祈願
こんな調子で、客が不安に思っていること、客の要望に応じて、何でも御祈願の理由になっていた。
御祈願の金額は最低3万円〜任意で、「お客が決める」形を必ずとっていた。それまでに散々不安を煽っておいて、金額だけは客に決めさせ、摘発を受けた際の逃げ道を作っていたのだろう。どこまでも悪賢い奴らだ。
10万円を超える御祈願は「特別御祈願」と呼ばれて、30万や50万、数百万なんて人もいた。
客も、金をつぎ込めばつぎ込む程、自分のマイナス成分がなくなってすべてがよくなると思わされていたので、お金がある人は、どっさりとお金をつぎ込んでいた。
神世界では、「おこぼれ」というのもあった。これは他人が御祈願をしていると、御霊光が強くなるため、その場に居合わせた人にも御霊光が少しいただける事を意味し、「おこぼれをいただけた」と喜んでいた。そのため、御祈願が始まると帰るのを遅らせる人もいた。
思い込みとは恐ろしいものだ・・・。
●聖地宣言
H18年の夏か初秋に竜王で行われた神霊祭に会主がきて、「竜王の場所は、『聖地』と位置付けされたので、それに相応しい建物が建ちます」って言っていた。
それから一年以上経つけど、建物は何も変わらず、前と同じですね。
庭はどうしたのでしょう? 「京都の有名な庭師が・・・」という話があり、その人の分厚い写真集がマガジンラックに入れてありましたが・・。写真を見る限りでは、”ひこばえ”が生え、雑草も放置されており、庭の手入れが行き届いているようには見えません。庭師をお願いするお金ないのかなー?
●結果で判断?
Tばな教会長が、S野会主の運転手をしていた時などを振り返り、「あの方は不思議な方」と表現をしていました。たとえば、「雪が止むといいですねー」と会主が言うと、雪がやんでしまう。毎月9日は神霊祭。このときに大雨や雪が降るとお客様が来るのが大変になる。不思議と、前の日までは大変でも当日は何ともなくなる・・・。
そんな体験から、Tばなは、「結果で判断」と良く口癖のように言っていました。
当時はこんな話を聞かされても、「へえー!」と思って聞いていましたが、今になって冷静に考えてみれば、止まない雪なんてない訳だから、会主が言わなくたって雪は止むし、大雨だって大抵次の日には止んでいるもの。こうした当たり前の現象を、さも会主の力であるかのように思わせるテクニックだったことに気づきました。
Tばなは相当、”逝ってしまっていた”ので、心底そう思っていたのかもしれませんが・・。哀れ。
●平成19年には・・
サロン側の人が言っていた。「平成19年は、人集めをしなくてもスタッフが足りないくらいに人がサロンに詰め掛ける」って。
いやー、これって全く嘘でしたね。
確かにいまサロンではスタッフが足りないらしい。でもそれは客が多すぎてスタッフが足りないんじゃなくて、どんどんスタッフが辞めてしまい、その補充が追いつかないだけのことらしい。
でも、なんとしても新たな客を連れてこないと神世界の経営が成り立たなくなるので、最近はなんと電車の中で無差別にチケットを配ってたりもしているらしい。
今年(H19年)は、「神様に選ばれた人だけが神世界に進んでいける、選ばれなかった人は大変な人生を送る」と言われていたが、私は神世界を辞めてからの方がずっと元気で幸せになった。やっぱり、神世界は嘘つきだー。
●トイレ掃除
「トイレの掃除をすると美人になる」と言われ、皮膚に軽度の障害のある人が一生懸命無料の奉仕をしていました。
他の客も、「御霊光がいただけるから」と言われ、無料奉仕で掃除やお茶だしをしていました。
サロンのチケットを作る作業もパソコンが得意な人に、「奉仕活動をすると御霊光がいただけから」と言ってタダでさせていました。
年始の1月1日に行われる元旦祭の後のパーティーも、スタッフが作った料理と、飲み物、お客様の演奏などがありますが、ぜーんぶ無料奉仕。
タダで人を使うのが上手なところです。お玉串等でがっぽり儲けて、金がかかる作業は客やスタッフをタダで使うんだから、さぞかし金が貯まっているだろう。国税局さん、よろしくねー
●ドラゴンパーク
私が行っていた頃は、隣のドラゴンパークに遊びに来ていた親子連れに声掛けしてキャッチするなんていう方法もとっていました。新規の客がキャッチされて連れて来られた時は、「新規のお客様がおいでになりますのでー」と声が掛かります。もちろん、この時に御祈願の声が聞こえると逃げられてしまうので御祈願は中止です。
今になって考えたら、めちゃめちゃ怪しいことしてたんだー。
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