山梨県甲斐市玉川18。ここが今では全国に数多くの営業所を構えるヒーリングサロン、(有)神世界本部だ。
広い敷地には本殿の他に数棟の建物が配置されている。本殿に向かって左側(西側)にある建物は本殿と渡り廊下でつながっている。この建物には一般の人は入ることはできず、入ることができるのは、会主、先生クラスだけだ。祭典の時には、会主はここで着替えて本殿へ向かう。
その建物の更に西側にはベージュ色の壁の家があるがこれも神世界の建物だ。県外のスタッフで山梨に常勤している者がここで寝泊りをしているようだ。
本殿とこのベージュ色の建物との間はかなり広く、いつもは使っていないが祭典の時などはここがスタッフの駐車場になる。祭典の時には車で来る人も多いため、県道をはさんだ南側の空き地も駐車場として使っていた。
本殿の向かい側にある建物は、西側の棟が、「お額の間」、東側の棟が、「東の間」と呼ばれているようだ。「東の間」は一般の者は入ることができず、ここに入ることができるのはチーフ以上の者だけだ。
「お額の間」は、文字通り大きな額が飾ってある。「お額の間」の半分はアコーディオンカーテンで仕切ってあって、祭典で使うものが置いてあったり、祭典の時に使わなくなるソファとかテーブルとかを置くスペースになっている。残りの半分は、小さい子供を連れてくるお客さんがヒーリングを受けたり、相談をしたりするときにスタッフがそこで子供を一時預かるために使われている。祭典の時も小学生以下の子供は本殿に入れないので、子供たちは、「お額の間」にスタッフと一緒に居ることになる。
ここに子どもを置いて本殿の祭典に行く親もいるが、あまり小さい子供の場合は親も一緒に「お額の間」にいる場合もある。
なんと、本殿で行われる祭典の様子は、「お額の間」に、”テレビ中継”されており、テレビで祭典の様子が見られるようになっている。
テレビ中継するくらいだから、祭典はもちろん全てビデオに記録もされている。
本殿北側には細い道を一本はさんで、「神世界部棟・いざなぎ」がある。この建物は神世界とは関係のない人が住んでいたのだが、平成18年5月頃に神世界が買い取った。本殿内が飲食禁止とされているため、祭典後の食事場所に使ったり、ヒーリングをしたり、スタッフの打ち合わせに使ったりしている。客からの苦情を受ける場所としても利用されていた。