観光シリーズ5(渋谷区広尾)


 恵比寿サロンは(有)神世界の中で比較的新しくできた系列、”みろく系”のサロンだ。
 みろく系列の勧誘方法は他の系列のように無差別に通行人に宣伝物を配るような方法はとらない。
 狙う場所はデパートの婦人服売場。そこは、ほとんど女性だけの世界だ。洋服を見ているフリをして実は、”獲物”の女性を物色するみろくのスタッフ。
 狙いをつけた女性に、満面の笑顔で近づき、「すみません私も今買い物がてらなんですけどね、近くでヒーリングってやってまして、もしよかったらいかがかなぁーなんて思ったんです。ヒーリングってご存知ですか?」と声をかける。
 うまく会話がつながり、スタッフの話に乗ってくるようであれば、そこで始めてサロンのチラシを渡し、サロンへと客を連れて行く。
 はーい、一人キャッチできました!
 こうした勧誘方法をとっているため、みろく系の情報はなかなか外部へ漏れてこない。
 しかし、障子に目あり、壁に耳あり・・・・。

恵比寿サロン(みろく系)
東京都渋谷区広尾2丁目2-17 601号(03-5778-5007)

恵比寿サロンのチラシ

恵比寿駅から出る

どこかな・・・? あっ、あれかな!(赤矢印)

広尾パークヒルズ

恵比寿サロンの場所

航空写真ではこの赤矢印

宣伝ビラが

このマンションの601号室●入宅か・・
一部の画像はクリックすると大きくなります

 みろくでの勧誘はデパートだけに留まりません。なんと本屋でも声をかけます。占いの本のコーナーで立ち読みしてる人はねらい目です。これはカルト宗教の勧誘でも使われる手口で、オカルト関係、スピリチュアル関係の本を立ち読みしている人に声をかけると高い確率でキャッチできたことを真似たのでしょう。
 デパートの子供服売り場や、エスカレーター前の休憩の椅子に座ってる人も狙いやすい。
 ターゲットはデパートの客だけではない。一番のねらい目はデパートの店員。特に軽いアトピーの人などは最重要ターゲット。商品を見るふりをして、店員が接客してきたら逆にその店員を、”接客”する。デパートの店員はこちらがお客なので、無視せず対応してくれる。

●例1
 スタッフ:洋服を試着する。そして、「最近痩せたからサイズがちょっとわからないんです〜」。
 店員:なにかやられたんですか〜?
 スタッフ:ヒーリングに通ってて、肩凝りとかも楽になるんですよ〜
 店員:え〜ヒーリングってどんなのですか?私も肩凝りなんですよ〜
 スタッフ:うまく説明できないんですが、楽になるんです。
 あっよかったら割引のチラシがあったと思うので・・・
 探すふりをしてカバンからだして渡す。

●例2
 よく、お料理教室とかヨガとかの一日無料体験とかがあります。それに参加して、来てる人に声をかけメルアドを聞く。

●例3
 美容院に行ったら美容院の店員、電車に乗ったら隣に座った女の人、ととりあえず世間話から声をかけます。意外と勇気がいる行動ですが、思い切ってしゃべりかけるとしゃべり返してもらえます。

●注意点
 先生からのご指導で、声をかけるのは、身なりのいい人、きれいな人、アトピーとかあまりに重い人はダメ、などがあがってました。今思うと、金持ちを狙って、貧乏はダメって事ですね・・・。





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