観光シリーズ2(世田谷区深沢)


ここで紹介するびびっととうきょう深沢サロンは2012年7月1日にびびっと関係者が退居し、現在は管理会社所有となっています。しかし長らくびびっととうきょうの象徴的サロンであった深沢サロンですので、今後も引き続き掲載しておきます。(2013年追記)

 (有)神世界のサロンとして二番目に紹介すべきは、やはりこの深沢サロンでしょう。
 山梨から東京へ出てきた神世界は、まずこの深沢サロンを足がかりにして徐々に規模を拡大して行った。
 この深沢サロンのすぐ近くには宗教法人・神慈秀明会の東京支部がある。神慈秀明会の東京支部といえば、関係者なら誰でも知っているカルトの巣窟のようなところだ。
 神世界の宗教行事や、”神様グッズ”の多くは神慈秀明会と非常によく似ており、建物がこれだけ近くにあるのも何か意味があるのでは、と思ってしまう。

 この場所が他の神世界関連施設とどのような位置関係にあるかを示した地図がここにあるので参照していただくと意味が見えてくる。


東京都世田谷区深沢8丁目18-24 びびっととうきょう深沢サロン

左上の四角の赤線で囲んだ建物はタナシン電機本社
赤丸がびびっととうきょう深沢サロン

玉川通り(246号線)沿いに建つタナシン電機本社
(すみません。目印として使わせて頂いただけです)

知る人ぞ知る、「神慈秀明会東京支部」はすぐそこ
「ライセンス」は神慈秀明会の「おひかり」の模倣

画面中央がびびっととうきょう深沢サロン
後方の高い建物がタナシン電機本社ビル

この道路は北行き一方通行。右端のガレージは隣の家

ガレージは隣家のものだが、ガレージの向こう側で
二階の窓に鉄格子のはまった建物が深沢サロン

びびっととうきょう深沢サロン全景。
四角い門灯のところに表札が掲げてある。

左側出入口部分に掲げられた表札。
右側の大きな扉はガレージの入口

表札には代表者名のWADAの記載がある。

右側出入口部分。勝手口かな?

番地表示の下には会社名と代表者名のシール

この車の持ち主が建物の中へ入って行った
上記画像をクリックすると大きくなります

 ”びびっと東京”というこの深沢のサロンは、(有)神世界の中心的かつ象徴的なサロンだ。
 この建物は、某女優の息子が地下室で麻薬パーティをして逮捕された場所で、某女優はその事件後この物件を手放し、その後一時期は外国人に貸されていたが、どういう巡り合わせかびびっとが借りることとなった。
 周囲をぐるっと背の高いコンクリートの塀が取り囲み、庭には大きな樹木が生い茂った広大な敷地面積の建物は周囲の住宅とはひときわ違った威容を誇っている。  この豪邸は、地元不動産業者の説によると、「売却した場合は5億円以上。賃貸では月100万円を超えるでしょう」とのこと。びびっとはどこからそんな金をだしているんだろう・・・?。
 なにかと話題の多い場所だが、次に話題になるのは(有)神世界が捜査当局に踏み込まれたときだろうか・・・。
 表札には、デカデカと(有)びびっと東京の会社名と代表者の名前が表示されている。

深沢サロンの内部はこんな感じ!?

右記の記事はネット上に一時期掲載されていたものだ(現在は見つからない)。強制捜査が入る5〜6前に偶然このサロン内に足を踏み入れた神世界とは関係のない第三者のインプレッションであるだけになかなか興味深い内容が書かれている。


(記事の内容)
神奈川県警警視が関与していたことで一気に問題が大きくなったかの風な「神世界」。

この団体は宗教法人格を受けている会社ではなく、有限会社だ。
全国各地に「ヒーリングサロン」を展開したりしている。

さて、ヒーリンブサロンとはなにか。
店舗によって全く違うようだけれど喫茶店のような場所であったり、「占いの館」風であったり、なにやら怪しげな「ハンドパワー」?で体の痛いところを治すとかややこしい所もあるようだ。

さて、この名前を聞いた時にはピンとこなかったのだけれど、今回神奈川県警の家宅捜索を受けた団体の中に聞き覚えのある名前が。

「びぴっととうきょう」

上記サロンを展開する会社の一つなのだけすれど、実はこの名前に覚えがある。
もう5〜6年以上前の話になると思うが、仕事上で知り合ったある地方公共団体の「市役所職員」に「ある有名女優の家に行ってみないか?」と言われたことがある。

現在その女優さんの家は賃貸に出されていて「喫茶店」になっているという。
都内でも有数の高級住宅地にあるその「家」の前に着いたときにその姿を見て思い出した。

あの「次男坊・麻薬で逮捕」の有名女優さんの家だ。
ワイドショーで何回も見たことがある。

表札上は「VTYD東京」とあるが。
高いコンクリート塀に囲まれて、「店」に入るにはインターホンを押さなければならず、設置されたTVカメラがジーっと音がしているとても「喫茶店」には思えない建物。

内部はまさに「豪邸」そのものの絨毯、一部大理石貼りであちらこちらに「待ち受け」のように豪勢なソファが並んでいる。

「代表がご挨拶したいそうだ」

その不思議な台詞を聞いた時、始めて「新興宗教団体」という言葉が頭をよぎった。

かなり不思議な段取りで、中庭を囲むようにある廊下の曲がり随所にガーゼのような服装の女性が立っており、全ての伝言がその人達に「伝言ゲーム」のように伝えられ奥の部屋へと届く。

なんだかよく分からないけれど、その代表が「超」演出の上に登場してきた後、「今日はどのようなご用件で?」と聞かれあきらかに騙されて宗教団体の施設に連れてこられたことに気づいていたので、「用は全く無いのです○○さん(女優)の家が喫茶店になっていると聞いたので見に来ただけです」と言うと、「代表」という人は横に立っていた女性に一瞥して消えていった。

「代表は大変多忙なので」とその女性は言うが、こっちは別に代表に会いたいと言ったわけでもなく。
確かにあの様々な事件が起こったとされる「地階」には喫茶店のような飲食スペースがあり、カウンターも設置されていた。

「ここで紅茶とクッキーが・・・」というが、成分も分からないとあまりに不気味なので食さずに早々に後にした。

イメージと違ったのは、その「地階」には大きめの「ドライ工リア」が設けてありさながら「中庭」風で明るかったこと。

法的に設置が義務付けられている地下居室のドライ工リアはあんなに大きなものではないから。

さすがお金持ちの豪邸というか・・・
地階から玄関へ戻る「道」すがら激しい視線を感じてそこが宗教関連施設であった事を知った。

ある1面だけ壁の無い部屋(むしろスペース?)の横を通り過ぎた時、背後から視線を感じて振り返った。

壁一面にでっかい「観音菩薩」の姿絵が掛けられてこちらを見下ろしている。

さらにその中庭を挟んだ向こう側の廊下からレースのカーテンの向こうに女性が3人立ちこちらをじっと見ている。

最強に気味悪かった。

以来そこには行っていないがあの鳥肌が立つような不気味な空気は忘れられない。




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