2012年1月10日の公判を傍聴して思ったこと(以下は、個人の感想です)
【 】で囲んだ部分は、公判を傍聴しながら、私(傍聴者Y)が思わず心の中で毒づいたセリフです。言葉遣いが非常に悪くて恐縮ですが、臨場感がよく出ていると思いますので、どうぞご了承くださいませ。
●はじめに
りらは、弁護人市河とのやりとりはバッチリでしたが(いや、そうでもなかったか)、2人の検事さんからは鋭く突っ込まれてどんどんボロを出していきました。嘘を言う時、困った時は、「まあー、あのー」の大連発でしどろもどろになり、何を言いたいのかわからない(笑)。素人の私でもそう感じたのですから、専門家には全てお見通しでしょうね。途中、同じ列に座っていた母親であるKR山E子の顔を何度か見てみたら、真剣な表情で我が娘をじーっと見ていました。こりゃまずい、って気付いたのかしら。
佐野が車椅子だったのにも驚きましたけど、りらのわかりやすいイメチェンにもびっくり。厚めの前髪を作って、肩で切りそろえた内巻きボブヘアで、化粧も服装も変えて、清純そうなイメージを演出。さすが女優の娘です。
全体的に概ね本当のことを答えながらも、肝心なところでは堂々と嘘をついたのにはびっくり。知らなかった、よくわからない、覚えていない、の連発で、聞いていて本当に頭にきてしまいました。歯の浮くような、「反省している」とのセリフ連発。
でも、結局は、「詐欺をしたのは神霊能力のある者」って言いたいようです。そして「私には神霊能力ないからわかんない」。こんな滅茶苦茶な情状証言を、まさか裁判所はまともに受け取るはずなどないと、逆に安心しました(笑)。是非、偽証罪に問われて、旦那と仲良く一緒に塀の中で反省してください。
●佐野りらによる情状証言
被告人・佐野孝の妻であり、スタッフだったことから、当時の状況や今後のことなどを語る。以下、概略。
◎弁護人市河とのやりとり(主尋問)
平成13年11月頃に客として通いだし、平成15年2月に佐野孝と結婚。
通い始めた当時、実父が10年以上患っていた躁鬱病により、精神的ストレスを抱えていた。肉体的にも大変な状況だった。
初めて御霊光を受けたとき、体がポカポカする、汗ばむなどの体感があった。
スタッフになったのは、平成14年12月頃。平成15年2月に結婚して、佐野と共にNYへ。NYへ行った理由は、911テロの後で、NYが悲しみの念に包まれているから。それを救うようにとの神様の御意志があったから。海外での布教活動のため、6カ月間滞在。
【え、“布教”?なにそれ?】
NYで会社を設立、日本と同じように行った。沢山の人に話はしたが、なかなか理解してもらえず、そんなに沢山の客は得られず。
【なんだ、結局、結果を出せないで帰って来たんじゃないの。それでいいのー?あんたのかーさんKR山E子からは、私の娘はNYで凄いことやってきた、って聞かされてましたけど。あれは嘘だったってことね。】
平成15年秋に帰国後、佐野は山梨と東京を往復しながら今後のことを神様にお聞きするなどしていた。
【随分と佐野が“神様事に熱心でした”アピールするんだなー。】
当時、サロンでの取次などは行っていない。
平成16年7月、佐野と一緒に五反田のマンションに引っ越した。五反田では、少人数のスタッフや客らに取次を行うなどしたが、神霊鑑定は行っていない。
平成16年当時、神世界関係者の出入りがあったかどうかは知らない。なかったと思う。平成16年当時はあくまでも自分はえんとらんすアカサカのスタッフだった。
【え?平成16年って、KR山E子が札幌サロン立ち上げた年だよー?お母さんが先生になってたのに、それでも知らなかったんだ。へーっ。NYに行く前から、お母さんと一緒に山梨の祭典に出てたよねー?それでも知らなかったんだー。へえーっ。】
平成17年夏頃、主任となった。神霊鑑定は行っていない。取次は時々何人かにした。佐野から神霊鑑定を受けたことは1度か2度ある。
えんとらんすアカサカの天野先生の神霊鑑定講習会を受けたことは一度もない。
平成18年3月のえんとらんすの分社化についての経緯などは、知らない。はっきりと覚えていない。
【知らないわけないだろっ!】
平成18年6月、推進室、後に統括室の責任者、室長になったのは、佐野の指示。指示の内容は、9月3日に行われる大祭の準備のために、とのことだった。
当時、他にメンバーだったのは、Tさん(今はK山さん)とA葉さん。
【あくまでも祭典の準備のためだけの統括室、と強調したいのね。嘘つき!】
各サロンを回り、時々気付いたことや状態などを報告するなどしていた。
佐野と共にミーティングにも出席。佐野が売上について話したことは聞いている。
ミーティングは多い時で週に1〜2回。少ない時で2週間に1回位。
佐野はミーティングで指示以外に、神様のこと、神書について、スタッフや客のこと、日々の改善点についてなど話していた。
ミーティングは30分で終わることもあれば、1〜2時間のことも。
平成18年には、佐野はスタッフや客にも取次した。
月の3分の1は出張。
神様からの御歌の作成などを行っていた。
(佐野は奇跡の話を本やファイルにするよう指示を出したが、その際に修正や訂正をするよう言われたことについて)
奇跡をいただいた客が、興奮のあまり、「絶対御祈願すれば」とか、「絶対○○すれば」など、積極的に書いたものに対し、組織としてそれを容認することを懸念したものに関してや、「○○先生から」など客が勘違いしているものに関しては、本人の了承を得た上で修正したことがある。
【いやいや、りらちゃん。あなた、大袈裟に書きなおしたんじゃないの?ってことを聞かれてるのよ。ごまかすなよ〜。書きなおしたという事実は認めながら、焦点すり替えですか?ってか、それ、御霊光に絶対的な効果なんかないとわかっていたことを認めたことになっちゃってるよ。それから、「興奮のあまり」って、これ、準備してきた表現ね。】
平成18年当時、神世界の人たち、斉藤亨と佐野のミーティングには参加したことはない。
神世界の人たちとは、平成18年の大祭の前夜祭で初めて会ってご挨拶した。
佐野が淺原夫妻とミーティングしていたことは何となく知っていた。
【いやいや(笑)。バッチリ知っていたでしょ。】
佐野の収入については、全てを把握していたわけではないのでよくわからない。
【嘘つけー!】
佐野がクレジットカードでエルメスやブルガリなどで買物をしていたことは知っていたが、それらは佐野本人が身に付けるようなものではなかった。
母(KR山E子)が離婚したばかりで自己破産もしたため、クレジットカードが作れず、そのため母の活動に必要なものを購入するなどした。
また、自分達は2年近く一緒に住んでいなかったので、佐野が気を遣ってくれて誕生日や記念日にプレゼントをしてくれたことはある。
拠点内には色々な人が来るので、食器やティ−カップなどを購入した。
佐野が所謂ブルガリやエルメスなどで購入した身に付けるものは、ネクタイや靴だけ。
【ブランド物話対策も、万全に打合せ済みね。統括室に自分達専用のエルメスのティーカップを揃えてたことの説明ね。っていうか、KR山E子、自己破産してたんだー。ふーん。】
佐野の食生活は、肉毒や乳製品が良くないと神書に書かれている通り、基本的には所謂ベジタリアン、菜食。出先で付き合いの際に魚類など。
【うっそ!佐野は肉やラーメンが大好きじゃん〜。】
分社化した他の会社への貸付金があることは知っている。
平成19年12月以降、杉本逮捕後、佐野は自分に相談したことがある。
平成20年頃、佐野はお金を返したい、返さないといけないというのが神様の御意志、
すぐに自分もそのようにしたいが、そうではない意見があり悩んでいる、との相談。
その相談の頻度はだんだん高まり、逮捕前には何度も強い言い方で言っていた。
【あ、だんだんわざとらしさがわかりやすくなってきた。ってか、会主様に反対意見を言えるのは誰?】
佐野は、えんとらんすアカサカ活動に忙しく、プライベートな時間、旅行などする時間はなく、NYから戻った後に1〜2回、近場の海外に行ったことがあるだけ。場所は、アメリカ関係。(海外での布教活動のため、的な言い訳。このあたりから、「まあー、あのー」が非常に増える。)
【へー、海外旅行に行ってたんだー?遊ぶ時間あったんだ。スタッフは、まともな休みも与えられなかったのになー。近場のアメリカってつまり、ハワイとグアムかな。】
平成18年頃は、本当に24時間、自分のためやお酒、遊びなどなく、本当に24時間専業、全身全霊で活動していた。
【24時間全身全霊で御神業やってて、ビーチリゾート行けるんだ。ふーん。じゃあ、平成18年前は、遊ぶ時間あったってことね。】
佐野が神世界でナンバー2の立場にあったことは知らなかった。
【えええーっ!すごい嘘つくねー。佐野は神書を書かれた方と一心同体だ、って言われてたでしょーが!!】
説明があったかどうかは、よく覚えていない。そういう所に属しているとは聞いていた。今回佐野が組織的詐欺に訴因変更されたことを認めたことに関しては、佐野の保釈後に自分も認めた。
被害者に対しては、このような事態になってしまったことに対し、ご迷惑をおかけして申し訳ないと思っている。
妻という立場でも、統括室の責任者としてもお詫びしたい。
【出た―。口先だけのパフォーマンスお詫び。しっかりセリフ覚えて上手く演技できてるつもりでしょうが、棒読みだよ、大根役者。】
佐野は普段から話をしない、1人で悩みを抱えてしまうタイプ。本人(佐野)の話をもっとよく聞いてあげれば、と、私自身も反省している。
【出た―。やっぱりそうきたか。】
今後は神世界と離れる。
ご覧の通り、佐野が車椅子状態なので、まずは体調を整えてから。
【ああ、このセリフを言うための佐野の車椅子パフォーマンスなのね。】
佐野は保釈された日の朝、動けなくなり、車椅子で警察を出た。
12月半ばに保釈後、自分1人ではトイレにも行けず、自分が付きっきり。筋力が低下してしまっている。
【甘えたこと言ってんじゃねえ!会主様がそんなことでどうする。御霊光はどうした。情けねー。逃げてんじゃねーぞコラ!】
(今後の仕事に関しては)アトピーやアレルギー、食事制限などをもつ人のために、動物性ではないものや大豆などを安く販売、美味しく楽しく、そういう会社をやっていく予定。もう準備もしている。
【えっ、性懲りもなくまた会社立ち上げるの?もう準備もしてるって?神書の教えを実践する食生活のすすめ?…そんなに“経営者”でいたいんだ(呆)。まあ、今更まともに働くなんて、バカバカしくてできないだろうね。】
◎尾崎弁護士とのやりとり(主尋問)
平成15年、アメリカ滞在中は収入を得ていなかった。お金のためではない。
アメリカ布教の際、佐野がしていたことは、神様からの御意志を受け取ったり、お祈りしたり、神様のお話をしたりなど。自分達は英語が話せず、佐野は特に話せなかったので、自分が辞書を引きながら、つたない英語で頑張った。
【尾崎じいさんよ。あなたもここにきて「布教」という単語を使うんかい。】
【りらちゃんよ。あんたそんなとこで、会主様が自分よりも英語できないってことバラしてどうする。】
検察によると、不幸な被害者の話があったが、その反面、感謝している客もいる。
代表的なのは、若い女性の癲癇が良くなったケース。3週に1度、時と場所を選ばない癲癇の発作に何年にもわたって何度も悩まされていたのに、御祈願後、全く起きなくなった人がいる。
奇跡の体験談は3冊に及び、60人位の体験談が綴られている。
(佐野の性格について)人に優しいところがある。優しいを通り越して、人にとにかく気を遣う。私利私欲がなく、趣味も読書くらい。
全身全霊で御神業に取り組み、夜中に体調が悪い客がいれば寝ないで遠隔している姿も近くでずっと見てきた。
【きたきた〜。真面目で良い人アピール。「思いやりは、重い槍」とか、しょーもないことを真顔で語って、「だから思いやりなど持つな!」とかミーティングの席で怒鳴っていたのは誰でしたっけ。夜中に遠隔?そんなこと、他のスタッフも何回もやらされましたけど?】
平成19年12月以降、この4年間は予約を一切受けていない。
【人がいなくなっちゃって、取次ぎしなくなったんだよね。その代わり、額や文字の前に座っているだけでいいことにしたんだよね。ボケーッと座ってるだけでね。】
尾崎弁護士がくだらない質問をして裁判長に注意を受けるが、尾崎弁護士は質問の正当性を主張。裁判長も呆れて、じゃあどうぞ、となる。
【じいさん、何もこんなところで強がらなくても〜。】
質問の内容は、「神霊鑑定“士”」なのか「神霊鑑定“師”」なのかどちらなのか。
りらの答えは、「士」。
武士の士、弁護士の士。
【詐欺師の師ではないと主張したいのかな〜】
◎前田検事とのやりとり(反対尋問)
(佐野孝もりらも詐欺を認めた訳だが、何が、どのような行為が詐欺だと認めたのか?との質問に対し)
このような自体が起きることは知っていたのに防げなかったこと、売上に前のめりになり、詐欺行為を助長させる行為がいけなかったと思う。
【こうなることは神霊でわかってたけど、っていう強がりね。“詐欺行為を助長させる行為”、って、ちょっとちょっと。それって、詐欺行為を行ったのは自分たちではなくて一部のスタッフで、それを助長させちゃった自分達の行為が悪かった、って言いたいの?結局認めてないんじゃない!】
事件当時は詐欺だと思っていなかった。裁判で佐野が認めたので、佐野の保釈後、自分も認めた。
宗教であると自分は認識している。客から宗教かと聞かれてそう答えたことはない。覚えていない。
えんとらんす内部でのことはわからない。既存の宗教とは違うと話したことはある。
(ミーティングの時に佐野は、宗教ではないと説明するように指示をしていたのを聞いていなかったのかとの質問に対し、つまったあと、)
既存の宗教ではないと聞いた。
ヒーリングやアイディ―ルという別な言い方もしていた。
神霊鑑定のことを、カウンセリングとも言っていた。
初めての人に入りやすくカウンセリング、と言うこともあった。
自分には、神霊能力はない。
佐野、天野、橘にはあった。
【えー、りらちゃん、あなたも神霊能力日常的に使ってたよねー。】
神霊能力とは、神様からのメッセージを受け取れる能力。客の相談内容の答えを伝えるためのもの。
未来に関してわかる、見えないものが見える、霊が見える、などは自分には全くない。
(検察官からスピリチュアルコンベンションでのリズムバランスのことを突っ込まれて)
やっていたと思う。当て物かどうかはよくわからない。
客の体の痛みや部位がわかることはあったと思うが、よく覚えていない。
【ちょっとちょっと、やっていたと「思う」って?よく覚えていないって?「やっていた」でしょうが。】
(すかさず検察官から、りらがスピリチュアルコンベンションでリズムバランスを行っていた、その際、こうやるようにと指示された、というTさんの証言を出されて)
取次ぎと同じようにしてわかった。取次ぎを通して、取次ぎしながら感じたことを伝えた。
(検察官から、「天野の講習などでの『頭を空っぽにして何も考えずに』という取次ぎは、神霊鑑定なのでは?」と突っ込まれる)
【あっ、突っ込まれてる(笑)。検事さん、ナイス突っ込み!】
神霊鑑定ではない、自分はTさんに行ってない、自分はそう思っていない。
【おっ、天野に責任をなすりつけて、とにかく自分は逃げるのね。】
神世界とえんとらんすの関係は知っている。えんとらんすの事務所、サロンは、今は活動していない。スタッフも去年解雇。解雇された時期は知らない。思い浮かばない。このような事態が起きて、被害者や民事の被害者が出て、経営者が逮捕されて会社自体が回らない。解散を決めたのは佐野かどうかわからない。
【そんな大事なこと、あんたが知らないわけないでしょーが!】
今後、名前や名称変えて活動再開することは、自分と佐野はない。
えんとらんすの会員が集まって何かするということや、名称を変えて活動するかどうか、他の人のことは知らない。
【うっそー。それに、他の人のことは知らないって、随分無責任ねー。傍聴席にいる、えんとらんす残留組は、こんな風に言われちゃってるその意味ちゃんとわかってるのかなー。傍聴を聞けなかった人達は、こういった事実を知らされることもないんだろうなー。お気の毒。】
母については、そのような流れでご迷惑をおかけしたので、神世界からは離れる。
【そのような流れ、って何?どういう流れー?】
◎大久保検事とのやりとり(反対尋問)
母(KR山E子)は、平成11年に会員となり、スタッフ、先生を経て平成18年3月の分社化で、わーるどヒルズの社長になった。
母が離婚した時期ははっきり思い出せないが平成15年。その後活動開始。自己破産したのは15年、スタッフのとき。当時母が収入を得ていたのかどうかはわからない。自分はアメリカに行っていたのでよくわからない。スタッフ、先生、社長、となってからは、収入を得ていた。
クレジットカードを作れない母に対し、佐野が気を遣って、わーるどヒルズ設立直後にエルメスやブルガリなどで必要なものを買ってくれたことがある。
【会主様が、KR山先生に「気を遣う」んだー。自己破産したおばさんにエルメスやブルガリが必要だったってことね。なるほど。あれ、でもなんで自己破産したのかなー。】
アメリカでの活動を半年でやめたのは、なかなか理解してもらえなかったから。人数が、というより、VISAが半年で切れたから。
【数で結果を出せなかった事実は、残党達の前では言えないよねー。「なかなか理解してもらえなかった」って、責任は他人にあるという言い方、これで2回目ね。VISAのせいにしてんじゃねーよ。本当に会社としてやる気あったのか?】
神様からこうするべし、と出された目標が達成できたかどうかはよくわからない。今振り返ると、海外への足がかりになった。一歩踏み出した意味があったと思う。
【達成できたかどうかわからないなんて、随分甘いんじゃないの?足がかり?どんだけ結果出した?数値で示しなさいよ、数値で!結果が全てでしょ!】
奇跡話の添削については、本人が良くしていただいたことをとても興奮のあまりその勢いで、御祈願すれば、御霊光受ければ、と保証する表現を組織として懸念したから。
【「とても興奮のあまり」、これで2回目ね。】
【っていうか、この子、宣誓したのに、さっきから嘘ばっかり付いてる。特に宗教かどうかのあたり。】
(奇跡のファイルの修正について。「客が感激のあまり書いたことなんて、それこそ奇跡として紹介するべきなんじゃないの?」という検察官の突っ込みに、りら、つまる。どんどんしどろもどろになる。「まあ、あのー」がますます増える。)
ちょっとニュアンスがあって…外すということはしていない、絶対こうするとみんな良くなるという言い方は良くない、なぜならそれは神様が決めることだから、との説明。
(「神様が良くしてくれないこともあるの?」との検察官の突っ込みに、りら、さらにしどろもどろになる。)
【検事さん、さすが。ナイス突っ込み!】
それとこれとは違う、などの言い逃れ。
(一部を)外したのは全てりら単独の判断ではなく、佐野と一緒に決めた。人によってはよくならないこともあるというのが2人の共通の認識だった。奇跡は神様が決めることなので自分にはわからない。
佐野がお金を返さないといけないと、ぽつりぽつり言った。相談してきたのではない。
(検察官からの鋭い突っ込み連発。「一旦神様に収めたものを返しても良いの?」
「返すことも当たり前なの?」「それって普通のこと?」「ところがなかなか返さなかったのは何故?」など。それに対してどんどんメタメタになるりら。)
何か事情があって…とか、自分が佐野に尋ねればよかったと反省してる、など苦し紛れの言い逃れの度に、検察官に突っ込まれる。
【検事さん、いいぞいいぞ、やれやれ〜!】
当時の佐野は初代の神霊鑑定士で地位が高かったのに、疑問は持たなかったのか?との問いに、疑問ではなく何か事情があったのかと思った、との答え。
質問しなかった特別な理由の有無を聞かれて、なかったと答える。
佐野はこうなることを予測していたのに防がなかったことに対して、佐野から説明はなかったのか?の質問に対し、それだけではないけど、と、どんどん支離滅裂に。
佐野は当時からこのような詐欺行為をしていると思っていたと思う。自分は全く予想していなかった。衝撃的だった。
(予想していたのに防がなかったことに対しての疑問、「このような事態」ってどのようなことを指しているのか、などを検察官がぶつけると)
見ての通り佐野は体調が悪く、話すのも途切れ途切れ。これからゆっくり聞いていきたい。
【はいはい、そうやって逃げるのね。とにかくこの場をしのぎたいのね。見え見え〜。車椅子の演技、御苦労。】
治りますよと言っていたけど正しくない、嘘だったことは認める。
今の時点で、佐野が神霊能力持っていると思っている。でも、神霊が伝えたことが間違っていたことについては、自分には神霊能力がないのでわからない。
【あー、とにかく自分は悪くないって言いたいのねー。】
高熱で亡くなった件については全く知らない。(ブツブツ言いながら最後は申し訳ないとかなんとか。)
(このあたり、3名の裁判官はりらに対してすっかり呆れているような表情。女性裁判官は軽く嘲笑。)
(検察官から、「こうなると言っていたのに結果ならなかったというのがこの事件の本質なのに、そこから逃げてどうする?」的な突っ込みに対し)
自分は知らない。神霊能力ないからわからない。神霊能力ある方が、誤解与える発言をしたことによっての詐欺と認識している。佐野からは、それ以上正確な説明はない。
【こいつケンカ売ってんのかー?つまり、詐欺をしたのは神霊能力のある者が勝手にやったこと。それだけは認めてます、あとは知らん、ってことね。よくこんなんで情状証人として出てくるわあ。全然情状になっとらんやんけ!】
◎裁判長とのやりとり
自分は、佐野には今でも神霊能力があると思っている。神霊能力とは、神様の御意志を鑑定をする者が相談者に伝えるもの。
19年12月下旬からは4年間一切していない。対外的にではなく家族にも一切していない
【うそつけー!!!あ、それとももしかして、取次してないから会主様は車椅子になった、というストーリー?】
(ここでさすが裁判長、今取次してないなら、佐野に神霊能力あるかどうかわかんないんじゃないのと、鋭い突っ込み。りら、慌てて、いや、それは昔のこと、言葉が足りなくて、など言い訳必死。すかさず裁判長が「でも、あなたは今でも佐野には神霊能力あると思ってるんでしょ?」と更に突っ込む。)
佐野の神霊能力を信じたのは、当時、なんで私のこと知っているんだろうと思ったことがあったから。
今現在は神霊能力があるかどうかどうかわからないが、当時は佐野には神霊能力あると思っていた。
【わはは、バーカ。今ちょっと前に言ったことと違うこと言っちゃってるー。まあ、どうせ嘘ばっかりだからこうなるんだよね。嘘をつくのは大変だねー。おつかれ!】
●午後の部
髪を短く切り揃え、スーツ姿の史利が登場。ボサボサ頭の教祖様が余計みすぼらしい。天野先生、もうちょっと教祖様に気を遣った方が良かったと思います。斉藤亨の手のひらは、やっぱり膝頭の上でパー。それを確認したあと、私(傍聴人Y)は、その後すっかり斉藤亨の存在を忘れてしまいました。それほど面白かったんです、午後の部。
特に後半、検事さんから突っ込まれまくりの史利の返答には、これはスネークマンショー的ギャグか?と思ってしまうほど。それなのに傍聴席のおばちゃん数人は、そこ笑うとこだろ!ってところに限って妙〜に真剣な顔で軽くうんうんと頷いていて、唖然。彼女たちには、あれがおかしいとは聞こえていなかったのでしょうか。
2人の検事さんは、とても段取り良く次々と的確な質問をし、史利のすっとぼけた答えにも更に鋭く突っ込み、史利はタジタジ。検察官と被告人の頭の回転の速さの違いがこんなにも明らかだとは。史利は、困る度に「先程も申し上げましたが…」を連発してとてもわかりやすい。何回言うか正の字つけてカウントしたろか、と思いましたが、あまりに多くて途中で数えるのをやめました。
相変わらず尾崎さんが笑いをとってくれて、裁判官も呆れていて、そのやりとりがとても面白かったです。史利の相当ふざけた発言に激しく怒りを覚えながらも、必死でメモをとりながら、私の頭に浮かんだネタは、『絶対に笑ってはいけない裁判所』でした。
引き続き、【 】内は、私が心の中で毒づいたセリフです。そのまま記載します。一部不快な表現がございましたら、どうぞご了承くださいませ。
●淺原史利の被告人質問
◎市河弁護人とのやりとり
<罪状認否について再確認>
被害者Dと被害者Eというえんとらんすアカサカに通っていた客に対する組織的な詐欺で起訴されたことについて、詐欺をしたという事実を認めている。
<団体とかかわるきっかけ、東京進出までの経緯>
本人(被告人・淺原史利)の経歴について。神世界に入る前は理学療法士だった。山梨県の公立病院でリハビリの仕事。平成元年から平成13年4月まで3つの病院に勤務。
当初千手観音教会と呼ばれていた神世界に初めて通ったのは平成9年。きっかけは妻(被告人・淺原嘉子)から話を聞いて。淺原夫妻は平成8年、9年と続けて同じ日に死産、流産で子供を失った。何か因縁めいたものを感じた。妻が行ってみたいと言い、最初は妻が行き、自分は遠隔で受けた。自分も千手観音教会に行った時には御霊光を受け、体中が温かくなるような感覚があった。
当時、酷い腰痛に悩まされていた。中学生の頃に野球で壊して以来、19年間の酷い腰痛。御霊光を受けてすぐに腰痛がよくなったわけではないが、継続的に受けるようになって半年でほぼ消滅した。千手観音教会に通い始めた頃は、神様や御霊光の効果について疑いの念を持っていたが、自分が千手観音教会に行った時には既に妻の病気(バセドー)の症状が大分落ち着いていた。治らなかった妻の病気が短期間で良くなり、最初は一体何が行われていたのかわからなかった。何かあるのではないかと思っていた。
最初は疑いの気持ちを持ちながら通っていたが、2つのきっかけがあり、疑いを捨てて、最終的には平成13年に、えんとらんすアカサカの役員になった。きっかけは、19年間抱えていた自分の腰痛が半年でよくなったこと。7〜8年間患っていた妻の病気、バセドーの症状が約1年でほぼ消失したこと。医学的な知識や経験で理解しようとしたが、後に事実をありのままに受け入れようと変わった。
御霊光に効果がなくて病気が治らなかったケースや亡くなったケースは、自分が千手観音教会の客だった頃にはない。アカサカの役員になってからは、はっきりと覚えていない。そういう人がいたと聞いた覚えはある。具体的、細かな話は聞いたことがない。
【知らないわけないでしょー。】
アカサカの役員になった経緯は、平成13年、佐野先生(被告人・佐野孝)から、御霊光を拡げる活動をしませんかと誘いを受けて。当時理学療法士として誇りを持って仕事していたし、病院で働きながらも御霊光を広めることはできると半分思っていたので迷ったが、病院を辞めて、最終的には役員になった。
今まで時間とお金と労力かけて治療してきてもだめだった妻の病気が、奇跡的に神様によって救われた。御霊光を世の中に広めていくということをやってきたいという気持ちが少しずつ芽生え始めたときに誘いを受けた。
当初のえんとらんすアカサカの場所は、山梨の赤坂台。現在のえんとらんすアカサカの本店所在地。所謂サロン、御霊光を受ける取次所というのを運営していた。佐野孝、代表取締役は妻(淺原嘉子)、自分の3名が役員。後にE藤M美、その4人で始まった。
【あれ?私が聞いた時は、教主様(被告人・斉藤亨)から直接誘われて翌日に病院を辞めた、って話だったけど?そういえば、取締役のE藤先生はどこいっちゃったのかな?】
山梨で出発したえんとらんすアカサカが東京に進出したのは平成13年秋頃。
東京進出に関して、神世界あるいは佐野孝から直接指示があったかどうかは知らない。御霊光を世の中に広めるため、山梨だけではなく日本の中心である東京で拡げようと3人で合議した。東京の上大崎(かみおおさき)に最初の拠点を持った。その後平成16年頃に品川、それより半年以上か1年後に青山。サロンの場所は会社名義で借りていた。サロンでは、御霊光、神霊鑑定、御祈願などを行っていた。
【ふーん。東京進出なんて、そんな大事なことを決めたのが佐野の指示だったかどうか、“知らない”んだ。】
<神霊能力について&言葉の定義から宗教性の主張>
(神霊鑑定の前提となる神霊能力について説明。)神様という存在がまずあり、その元に神霊界で存在する神霊というものがある。神様のメッセージを人間に伝える神霊という存在を通じて、私たち人間に伝えてもらうのだが、その神霊からのメッセージを受け取る能力が神霊能力。
神霊能力を用いて、相談者の質問に神霊からの回答を与えるものが神霊鑑定と思っていた。
御祈願とは、会員が望むもの(プラスを増やすこととマイナスを減らすことの両方)に対し、御玉串を神様にお上げして神様にお願いする行為。
御玉串とは、浄財。御霊光や御祈願など、神様にお願いをする時によくしてもらうための御布施のようなもの。
【なに?“浄財”っ?そんな言葉、今初めて聞きますけど?】
御礼とは、御霊光や御祈願することで神様から与えられた良い結果に対して、自分の意志によって感謝の気持ちを表すもの。例えば神様からいい結果をいただいた時に御礼としてお上げする行為。
御霊光とは、私たちが信仰の対象としている太陽神から発せられるプラスのエネルギー。それによって人間が肉体的変化を得たり、幸福になるもの。
【え?“信仰”?“信仰の対象”?なにを言う〜。それに、信仰はだめって、神書に書いてなかったっけー?】
このような言葉を前提とすると、神世界、アカサカで活動していたのは宗教であると思う。
【出たー!宗教アピール。そうそう、途中から宗教だ、って主張する方向に変えたんだもんねー。】
一方で、宗教ではないという言葉をえんとらんすアカサカで使っていた。当時「宗教ではない」という言葉を使っていたのは、宗教を超えた宗教であるというような認識で。矛盾していると思うかもしれないが、我々が行っていた御神業という活動は、これまでの宗教とは違うものであるという自負のようなものがあった。
自分たちの教えの本である神書の中で否定的にとらえている宗教そのものを信じるということはできない。神書で否定されている、信じるという行為を代表するのが宗教である、だから宗教と呼ぶことできなかった。
【なにぬかすー!!】
スタッフや会員や客から宗教ではないかとの質問はあった。「宗教ではありません、神様がオーナーの会社です」という風に答えることもあったし、表面的、外部から見たら神様を信仰対象とし、御神体をお祀りするなど宗教的活動を行っているから宗教と見られても仕方ないけれども、宗教ではないんですと、わかりにくい説明かもしれないが、そのようなことを話していた。
自分達の活動は超宗教であるが宗教ではないといっていた。そうスタッフや客に説明した。今思えば非常に分かりにくかったと思う。
【なにそれ、“超宗教”ってー。今初めて聞いたー!】
神世界や佐野孝から、宗教ではないとスタッフや客に言うよう特別な指示があったとは記憶していない。自分が一般会員として通っていた時代から、当時の千手観音教会のスタッフから宗教ではないと言われていたので、自分としては宗教ではないということをあまり抵抗なしに受け入れてしまっていた。違和感は感じなかった。
宗教と呼ぶか呼ばないかよりも、自分の身体的な状態や妻の病気が良くなったことの方が大事だった。どのような名称で呼ぶかどうかは既に大事ではなくなっていた。
【へえーっ。自分も昔そう言われてきたから、って、昔の人のせいにするんだ。】
<神霊能力開発講座について>
平成14年初め頃、佐野孝から神霊能力を授かっていると言われ、神霊能力を得て、神霊鑑定をやった。
最初は大変戸惑った。当時、神霊能力は佐野のように長年月修行した者、あるいは魂のレベルの高い者が授かるものと思っていたので、自分に神霊能力が本当にあるのかと思った。自分の今の状態で授かれるのかなという疑問があった。
佐野から神霊能力を授かっていると言われて、まず神霊能力があるかどうかやってみようと思い、いろんなことをやってみた。街を歩いていてこの店の状態はどうだろう、とか、自分の知識では知りえないことを神霊に対して聞いてみることをやってみた。トレーニングのようなもの。その結果、これが神霊からのメッセージだと確証得たことがある。
初めは全く受け取れる状態ではなかった。神霊能力を授かっていることに、本当にそうなのかという、なんともいえない疑問のようなものがあった。
しかし自分と妻が神様から大きな奇跡いただいていることを思い出し、結果を下さった神様が神霊能力を授けて下さったのであれば、役割のもと神霊能力を使って活動していこうと、自分の気持ちが少しずつ神霊能力に対して前向きになっていくに伴って、メッセージを受け取れるようになっていった。
最初は佐野から神霊能力があると言われてもどうなのかと疑問を持っていたが、だんだん神霊能力があると確信するようになった。
【疑問を感じたところの心情表現は、私の調書のパクリね。で、その後あんたは神霊メッセージを受け取れていると確信したんだね。そこが私との大きな違いね、よしよし。それで?】
平成14年初め頃に神霊能力を授かり、その年の10月か11月頃、神霊能力開発講座というものを主催した。きっかけは、「神霊能力開発講座を行うから講師を担当して下さい」と佐野から言われて。
本来佐野がやるべきなのではと思ったが、佐野がNYに行くことが予定されていた時期だったので、代わりに自分なのかと理解した。教える役をいただいた時は荷が重いと思った。
神霊能力開発講座の内容は、自分で考えてはいない。講座の内容を3回で行うことや、講座の内容、レクチャー内容は、佐野から指導を受けた。
神霊能力開発講座は3日間行ったが、3回の講座ではよくわからないという人がいたので、その人に対して納得できるまでという意図でフォローアップ講座を行った。納得できるまでとは、授かっている方が能力を使用できるようになることを目標として、との意味。
神霊能力開発講座を受けたが、神霊能力を授かってないという人も何人かいた。神霊能力が身に付かなかった人はいなかったが、よくわからないとか、やり方がわからないと質問する人がいた。その人のために行うフォロー。フォローアップの回数は決まっていなかった。フォローアップやりますので希望の方はどうぞというのだったかどうかはよくわからない。
神霊能力開発講座の参加費用、御玉串の金額は、全3回の講座の1回が10万円であると佐野から教えてもらった。御礼の金額は、講座が終了した時点で自分が神霊に金額を教えてくださいとお願いして、神霊から教えてもらったものを個々人に伝えた。
【神霊能力開発講座は佐野の指示ってことは認めるのね。ところで今、神霊能力が身に付かなかった受講者はいなかった、と言いきったね。あなた、全員に神霊能力が身に付いた、ってわかったのね。受講者がだめだったのだ、と言いたいのね。ふーん。で、御礼を払えとあなたが言ったんだ。人によってそれぞれ違う金額をね。ぼったくりですね。】
出席者に誓約書を書かせていた。理由は、自分で責任を管理する自覚を持ってもらうため。当時、神霊能力開発講座はえんとらんすアカサカでやっていたが、様々な団体、会社、組織があり、講座が終わった後は、自分や嘉子が継続的に神霊能力の使用に対して指導的な立場に立てる状態ではなかったから。それぞれ神霊能力を授かった方が、神霊能力を活用するという状態だった。
それが佐野の指示だったかどうか覚えていない。3人で、こういう自覚もってもらうためにはこうやったらいいんじゃないかと合議した。3人とは、佐野、自分、嘉子。
【出たー。誓約書。昔からしょーもないことやってたんだ。東京のサロンでもあったよなー。10万円以上の御祈願や商品購入の際、返金を要求しませんって誓約書をお客さんに書かせてたよね。意味ないのに。それにしても、この時期から組織的にやっていたってことなのねー。だけど結果として、今も昔も、えんとらんすアカサカは、いつも貧乏くじを引くってことだ(笑)。】
御礼の分割については、御礼そのものが大きな金額だったので、一度でお上げした人の方が少なかった。何回かに分けてお上げしている人が多かった。そのうちに自分が幾らお上げしているか忘れてしまったという人が多くいたので調べるために、両方で確認できるような用紙を送った。督促という意図ではない。こちら側と本人の間で、どのくらい上げたかわかるようにしよう、というもの。
しかし、その後御礼をお上げに来ない人もいたので、3カ月から6カ月以上来ていない人に、滞っていますよという内容で通知を出した。通知は1回だけで、後は本人の自覚に任せましょう、となった。
【えーっ、ちょっとちょっと!そんなことしてたんだ?!図々しいね〜。御礼の強要ですか。この頃、御礼を強要された方々って、どんな気持ちだったんだろう?人の恐怖心につけ込むやり方って、ほんと許せん!】
神霊能力開発講座が終了になったのは、神霊能力を授かりたいという希望者がいなくなったから。神世界あるいは佐野からも辞めるよう指示あったかどうかは記憶にない。自分独自の判断で神霊能力開発講座を打ち切った。希望される人がいればと思ったが、応募がなくなった時点で終了した。
【そんなバカらしいもん、誰が受けるか、アホ。】
<被害者Dさんについて>
(被害者Dについて。特別御祈願100万円の件。先日従業員Cが出てきた。被告人は事前に被害者Dから子宮筋腫の悩みについて御相談を受けていたことを覚えているかどうかの質問に対し、)
自分が受けたのは、子宮筋腫そのものの相談ではなく、耳鳴りのこと。カウンセリングのとき。子宮筋腫に関しては、御霊光の取次のとき。それ以前に鑑定したことがあった。具体的な鑑定内容は、耳鳴りを解消したいということ、家の中で転落死した者がいるがどうすればよいかという内容の他、いくつかの相談だったと思う。
家系図や見取り図は、被害者Dだけでなく他の人にも提出させている。提出は前提ではないが、できるだけ資料は提出してもらった。5万円の相談は複数の相談内容があるので。鑑定は資料を見ながら行う。被害者Dのときも家系図や見取り図見ながら品川で鑑定したと思う。
このくらいの正方形の大理石のテーブルを前に、自分と被害者Dと向かい合って、右側に筆記用具を置いて、ファイルを置いて(部屋の様子の説明をする)、適宜それを見ながら(行ったという説明)。
被害者Dにお墓のお浄めをするよいと話し、被害者Dはそれを実行した。
お浄めとは、土地や墓地や屋敷神など、自分たちの考えでいう霊的なマイナスを帯びている所を、神様の御霊光でそのマイナスを消していただくことをお願いすること。
【はいはい。品川の部屋の様子は確かにその通りでした。でもね、そんなことはどうでもいいの。】
詳細は記憶していないが、被害者Dから御霊光の取次の時に、子宮筋腫について今後どうしたらいいかと質問された。具体的には手術した方がよいかどうか、筋腫はどうやったら治るかといった主旨の相談。従業員Cのカウンセリング、鑑定を受けるよう指示した。
自分が正式な神霊鑑定を行わなかった理由は、当時、神霊能力を授った従業員Cには、神様からいただいた役割をしっかりやっていってもらいたいと思ったから。神霊能力は、御霊光を拡げるために授かるものであると理解していたので。
【はいはい、そこで私の名前をフルネームで何度も言うのは、こないだのリベンジのつもり?なになに?私のためにやらせてやった、ってこと?はーん。臍で茶が沸くわ。】
【ところで市河さん。あなたが、「何故あなたがちゃんと正式な神霊鑑定を行ってあげなかったの?」なんて言い方するんだー。へえー。史利は「えーと」って焦っちゃってますよ。そしてあなた、最後に「ふーん」って。あなた、史利の弁護人ですよね??りらちゃんには優しかったけど、男には意地悪ね。】
平成18年春頃から神霊鑑定を行うようになっていた従業員Cに早く慣れてもらいたい、御霊光を拡げてもらいたいと思って彼女に敢えてやらせた。その際に、被害者Dが悩んでいること、御祈願したいと言っていることを伝えた。
被害者Dが悩んでいることは、その他のスタッフも知っていた。被害者Dのことは従業員C以外のスタッフから報告受けていた。被害者Dを取次ぎながら教えていただいた内容を従業員Cに伝え、その上で従業員Cが鑑定を行うことによって御祈願の御玉串の金額を被害者Dに言うよう、従業員Cに伝えた。
御玉串の金額は従業員Cに伝えなかった。100万円の金額を言うように指示していない。高額の御玉串の金額を言うようにも指示しなかった。
(ここでまた市河弁護人、「ふーん、はい。」)
【大変な状態で悩んでいる相談者のそんな大事なことを、従業員のためを思ってやらせました、ってことー?よく言うねー。】
従業員Cが鑑定して、現実に100万円の特別御祈願となった。鑑定の結果100万円となったという報告を、事後的に従業員Cから受けた。
(市河弁護人は、史利の答えに対し、「ふーん。うんうんうん。」)
【うそつけーーー!!!その直前に、佐野が「これからは100万円の御祈願を教会長(嘉子)がやるように」って指示してただろーが。さんざん、「被害者Dさんは重いよ、大変な状態だからしっかり御祈願しないとだめだ、わかってますよね?」って言った上で、「御祈願は教会長にやってもらうといいですね」って言ったのは、おめーだろー!!!】
(このあたりから史利、焦り出す。)100万円の御玉串の御祈願は、その時期によって違うが、その時は教会長が行うことになっていた。100万円ということを今度は自分が淺原嘉子に御祈願前に連絡したと記憶している。
(市河弁護人、「した?ふーん。」)
祈願内容についての連絡、教会長に御祈願お願いしますと電話でしたと思うが記憶が定かでない。祈願の前のお願いだったか後だったか。
【おいおい、前、と言いきっておきながらすぐに今度は後だったかも、って?わかんないって?ああ、嘘がバレそうになって、どういう打合せだったか自分でも混乱して、焦り出してるからそうなるのね。】
<被害者Eさんについて>
被害者Eについて自分が鑑定したこと、子宮の厚い薄いといった言動は覚えている。
厚い薄いは、現実にエックス線のように映像として子宮が見えたのではない。鑑定時、どうしてそういう状態になったのか神霊に教えてくださいと聞き、メッセージとしていただいたのが霊体の子宮の部分的なところが薄いのだという答えだったのでそう言った。
(市河弁護人、また「ふーん。」)
(気圧の変化によって子宮が悪くなるということについて、医学では常識となっている等の主旨の発言をしかかどうか確認の質問に対し)
類似しているがちょっと違う。正確に覚えているのではないが、自分の記憶、持っている知識では、気圧の変化で血流が変わるので、それで影響される、と伝えた。毎回そう伝えている。気圧の変化によって状態がよくなくなっているというのが神霊からのメッセージだったが、血流の変化によってということは、自分が以前勤めていた医学的な知識から。つまり血流の話というのは神様ではなく自分の知識。以前の職業上得た知識と思っている。
【はいはい。つまり、神霊からのメッセージの他に、自分の知識も使って答えを出しているということね。】
一切合切御祈願とは、自分に関わりのある霊的なマイナスをできる限りとってくださいという御祈願で、30万円以上と決まっている。千手観音教会時代から30万円。自分自身が一般会員の頃から何回かあった。少なくとも自分が継続的に御霊光をいただくようになった頃には既にあった。
【へー、千手観音教会時代から全く同じものがあったんだ〜。金額も決まっていたのねー。】
(市河弁護人より。「被害者Eの発言によると、平成18年1月に従業員Cのカウンセリングを受けており、従業員Cもそうだと言っている、従業員Cが言うには、その結婚はよくないということを被害者Eさんに伝えるようにあなた(史利)から指示を受けたと言っているが?」という質問に対し、)
関係については記憶あるが、そのように自分が従業員Cに伝えたかどうか、思い出せない。その時の従業員Cの証言を自分もその場で聞いていたが、思い出せない。
【えーっ!被害者Eさんの結婚に対して、最初、肯定的な答えを提示した私に対し、思いっきり否定したのはあんただろ〜〜〜。「え〜、結婚した方がいいって答えなの〜?そう思うの?だめだよ〜全然。やめた方がいいよ。あなた全然だめですね。」って言っただろうが!】
従業員Cは、自分(史利)の鑑定には傾向があると言っている。悩みの原因には3つ、霊的、環境、毒素、なんらかの不幸の原因があって、それに応じた説明をすることが神霊鑑定なのだと鑑定に立ち会って気付いたということや、現実に自分(史利)は鑑定時3つの原因に限定していたと言っている。しかし自分ではそう限定していない。
(「あなた自身ではってことは、別の人は?」と市河弁護人に突っ込まれて天野、「いえ、わかりませんけど、その」など、焦る。沢山の調書を読んだので、そういう人もいたのかなと。)
自分の認識では、鑑定でパターンにはめて話すことはしていない。
御祈願の御玉串の金額について、相場額はない。この原因にはこの御祈願、この御祈願にはこの金額、子宮筋腫のように重いものは10万円や20万円じゃなくて50万円とか100万円、などはない。金額はその都度(神霊から)教えていただいたものである。
【いやいや、思いっきりワンパターンだったでしょうが。】
<佐野孝とのミーティング、売上指示について>
佐野と、経営に関するミーティングをしたことはある。その際、佐野から、今回売上が足りない、売上を上げなきゃいけない、えんとらんすアカサカはこうしなきゃいけない、こうだからダメ、といった発言はあった。それを聞いて責任を感じた。(当初から自分は取締役という立場だったし、そのミーティング開かれた時期に関しては代表だった時期もあるのでとかごちゃごちゃ。)
(市河弁護人、「ふーん。」)
売上が足りない責任を感じていた。売上上げる、つまり御玉串、御霊光の手数料を増やす、特に鑑定、御祈願を増やしなさいといった指示が佐野からあった。(といいながら)それを受けて鑑定、御祈願増やそうと何か努力したかというと、佐野から指示はあったが(ナントカナントカ)たくさんの事情があって、新規を増やすとか、既存客の来店頻度を上げることが大事で、その中で鑑定増やしていこうという話だった。
(市河弁護人、「ふーん。」)
【あれ?弁護士の誘導によってぐちゃぐちゃになっていってるよ?】
<神世界との契約関係>
神世界とえんとらんすアカサカはロイヤリティ契約を結んでいた。具体的には、物品以外に関して総額の30%をロイヤリティとして支払う。それは御玉串から払われる。契約の対価の支払いは、宗教的な観点からみれば神世界に御玉串を上げているということ。
【そうそう、物品は50%でしたよね。だから、物品よりも御霊光の数字を上げろって、教会長が青筋立てていたよなー。でも物品も、神世界からのノルマがあったんでしたっけ。】
平成18年頃、神世界の斉藤亨とミーティングあったが、具体的なことや頻度など詳細な記憶はない。月に1回程度だった。神世界の方々がえんとらんすの拠点に来ていた。ミーティングの話題で一番多かったのは、御霊光によって、どのような結果をえんとらんすでは神様からいただいてるか、多いか。
その時に、数字のことが出たとか、売上や数字を上げるように言われたことは、記憶にない。月に1回報告書をあげていたので、また新たにそこで数字の話題が出るというのは考えられない。
【うそつけー!!!わざとらしい演技してんじゃねえー!教主様がわざわざお茶のみだけに来るんかい!!】
平成18年当時、杉本明枝のことは知っていた。彼女がイースクエア、びびっとに吸収されたけどもサロン経営をしていたことは知っていたが、杉本と祭典などで会って、お互いの売上について情報交換をしたことはない。
(市河弁護人、「ない?ふーん。」)
杉本が以前、民事事件で裁判沙汰になったことは、今回平成19年12月以降のどこかの時点で耳にしたことがある。それ以前、平成18年当時は、民事のことは聞いていなかったと思う。
【へー、杉本が起こしたトラブルって、やっぱり裁判沙汰だったんだ。イースクエアがびびっとに吸収された理由は、杉本が教主様を激怒させた、とは聞いていたけど。そっか、それでもクビにされなかったのは、杉本には吉田(元警視)がいたからなのね。そういえば昔、史利が「行先は秘密です」ってよく都内某所に出かけたてたけどあれって杉本の件だったのかな?たしか、えんとらんすで面倒見るかどうするか、って話もあったんだよね?平成17年頃だったかなー。】
えんとらんすアカサカで分社化した。それ以外にも神世界関係の会社がいくつかあるが、付き合いはなかった。
神世界や佐野から他と接触してはいけないと指示があったかどうかは記憶にない。自分が一般会員時代から、神様と自分との縦のつながりが大事であって、人間同士の横のつながりは大事でないという話を、えんとらんすアカサカのスタッフから聞いていたので、そのような考えでいた。自分の所属するなかでの活動以外、横の情報、意思、意図はない。
【ふんふん、横の繋がりはだめよね。そうよねー。ねー、ねー、でもなんで今はみんなで横に繋がってんの?】
(市河弁護人より、「佐野孝は売上に対してのミーティングの際、例えばびびっとはこれだけ売上あげている、みろくはこう、それに比べてえんとらんすアカサカは足りないなど比較されることあったか?」との質問に対し、)
具体的な数字は聞いたことないが、ある時点でえんとらんすは2番目だったが今は3番目、などと聞いたことはある。
このままではえんとらんすアカサカはなくなっちゃうよという話はあったと思うが、どこかに吸収されてなくなってしまうと言われたかどうかは記憶ない。
【いやいや、あるでしょ、このままでは吸収されちゃうかも、って。実際に杉本のとこだって吸収されたでしょー。教会長もよくそう言ってましたけど?】
<罪状認否の変更について>
(何故最初、捜査段階や起訴されたときには否認していたのか?との質問に対し、)
捜査関係者に対する非常に強い不信感があったから。平成19年12月から始まった経過の中で捜査関係者との関係が色々あったが、それまで聞いてきた内容と現実があまりにも違う状態になってしまったから。
平成22年12月か9月末に警察から電話があり、もうこの事件はもう終わりにしたい、終りにするためには調書をとらなきゃいけない、調書を作るのに協力してくれ、という話があった。捜査に協力すればこの事件が終りなると思って協力していたが、突然3月に杉本が逮捕され、自分も5月に逮捕された。
不信感から、自分の正直な気持ちを全部話して本当にいいのだろうかというのがあった。
【なにそれ、おれは警察に騙された、とでも?】
(どうして今回事実を認めた方が良いと思ったのか?方向性を変えたのか?との質問に対し、)
【えっ、市河さん、「認めると方向性変えた」って。そういう表現使うんだ?】
逮捕拘留されたのち、弁護士から差し入れられた大量の調書を読んだ。公判が始まってから被害者の証言を聞き内容を知るなかで、これは自分たちに原因があったのだと認識を改めるようになった。
【いやいや、そうじゃないでしょ。裁判始まって、調書読んでみたり証言聞いてみて、こんなにバレてるのならこりゃ争えねーなーって判断した、ってことでしょ。】
(今回あなたが認めた自分の行為の何が悪いと考えているのか?との質問に対し、)
自分自身には病気を治す力がないと自覚していたにも関らず、自分にそれがあるかのように相手に映ってしまうような言動があったこと。自分がすごい先生であるといわれることで、自分自身に力が備わっていると誤解与えてしまったことが大きな問題であったと思う。
【え、なに、誤解した被害者が悪いとでも?それに、オレは自分自身で自分のことすごいとは言ってねーぞ、そう言った奴がいる、言えって言った奴がいる、って。人のせいか?】
自分が詐欺を行った、被害者の方に詐欺を行ったという自覚はある。
【意味わかんねー。日本語ちゃんと使えー。】
神世界とえんとらんすアカサカの間において、売上といったことが今回の事件に関係している。神世界からは売上を上げなければという指示は受けていた。売上を重視することが今回の事件に影響与えていた。全体として人数や売上、数字をあげなければいけないというのがあった。
【また意味わかんないこと言ってる。売上指示があった、って?矛盾してるじゃない。ってか、この弁護士、本当に被告人を弁護するつもりあるのかな?この人、なんか、もしかして依頼者である史利を法廷でハメてない?】
売上や数字を上げなければいけないといったことが詐欺行為を誘発、あるいは行為に影響を与えたと考えている。数字が原因だと思っている。
【そうか、人のせいではなく数字のせいにするのか。】
(教えによるところの御霊光、神霊鑑定、御祈願など、神様との行為によって奇跡という結果、良い結果が生じる筈だが、現実には生じておらず、今回の被害者の健康状態については治らなかった、よくならなかった。そのことに関してどう考えているか?との質問に対し、)
自分自身は自分のことしか言及できない。自分自身については、自分がやったことで結果が出なかったのは自分の責任。鑑定時や鑑定以前に、自分に力があると被害者たちに誤信させてしまったのであれば、神様からみればおまえは何をやっていると神様から言われても仕方ない。
【うわー、すっごい失礼なこと言ってる!訳わかんないこと長々言ってんじゃねー。つまり、「俺は俺のことしかわかんね。俺がやった鑑定で、2人の被害者が俺に力があると思ったんならそれは俺の責任、と言っておこう。あとは丁寧できれいな言葉遣いと、神様の御意志とは違った物が含まれていたとかなんとか、神様からみればとか、神様からそう言われてもとか、いろいろくっつけて長い言葉にすればごまかせるからオッケ。」ってことね。ふざけんな!】
(ここで弁護士から突っ込み。んー、もっと端的に聞きますが、と言われちゃう史利。)
自分が詐欺をはたらいたから、結果が生じなかった、という考えでいる。
【違う。自分が働いた詐欺に対する認識が根本的に間違ってる。】
神書には、心と言葉と行動ということが書いてある。単にお願いするだけ、御祈願するだけ、御霊光受けるだけでは足りない、実際に受ける側の考え方の努力が必要。それは祭典や神書の会などを通じて平成18年当時、客にも言ってある。
(今回は結果が出なかった、詐欺をはたらいたというのは、被害者の努力が足りなかったと考えていたのか?との質問に対し、)
本人に関してはわからない。「心と言葉と行動」、神書の中の「御霊光の強さと幸福化の速度は、自分の心と行動によって変化する」とある。自分はそういう考え。今回の件は、自分自身の言動が誤解を招いたと思っているが、本人のことに関しては本人に考えてもらうしかない。(2人の被害者はそこができなかったといった意味の発言)自分の言動によって十分行われなかったので、結果生じなかった責任は自分にあると理解している。
【ちょっと!それって、被害者の方々に向かって、お前の努力が足りなかったんじゃねーの、オレはおまえのことなんか知らね、ってことじゃない。ケンカ売ってんのか?!】
【御霊光の強さは自分次第で変化するって以前に、御霊光そのものが完全無欠なんじゃなかったっけ?】
被害データ、被害者に対して交渉中であることは弁護士から聞いている。返金求めている人にも支払い交渉中であることは聞いている。
今回の被害者に対しては、自分自身としては個人的に可能な範囲においては弁償したいと思っている。
(2名の被害者の方々以外にも支払うのか支払わないのか、如何様にもとれる言い方。)
【一部しか、なの?全員なの?多くの人から返金要求されていることは弁護士から聞いている、だけじゃなくて、それに対して自分がどうする予定なのかもっとはっきり言え。「個人的には可能な範囲においては」って、まさか会社清算後、えんとらんすアカサカにはもうお金ないからこれしかできないとか言い訳して払わないつもり?神世界にたんまり残っているお金が減らないよう、神世界にはご迷惑おかけしませんってこと?おいおい、ふざけんなよー。賠償金の支払い先、支払い原資・支払元に関しては、今後の公判できっちり明らかにしてくださいよ。】
<今後の神世界とえんとらんすアカサカの関係について>
えんとらんすアカサカに関しては、9月いっぱいで活動停止している。法人としてはまだ残っているが、清算法人を作り、滞りなく被害弁償を行っていこうと思っている。神世界とはもう関らない。
【「えんとらんすアカサカに関しては」って、2度言ったね。他の団体はまだ活動停止していないってことね。】
<被害者に対しての気持ち>
(弁護士から、刑事事件の被害者に対しての現在の心情を聞かれて)
心から謝罪したい。その上で自分のできる弁済行為については真摯に取り組みたい。神様の所にきて神様からの御霊光によって幸福になりたいと思って来てくれたにもかかわらず、私の至らない言動によってこのような事態になってしまい、云々。(まるで客が自ら進んで神、御霊光を求めてきたかのような表現。)
【いやいや、最初の段階で神様とか御霊光とか隠して、ヒーリングとかリラクゼーションとか言って私たちを騙したでしょ。それに、「このような事態」って、りらも午前中何度も言ってたけど、「このような事態」って一体どういう事態よ?被害者が訴えやがって裁判になっちまったよ、っていう事態のこと?あんたたちの話聞いてると、そうとしか聞こえないけど。】
◎尾崎弁護人とのやりとり
逮捕拘留された時は、供述調書をとられていない。逮捕される前の警察の取調べで調書をとられた。警察から、事件を終りにしたいと言われたから調書作成に応じた。警察からは、検察審査会の話をされた。捜査を尽くして終息したという状態にしておかないと、審査会に申し立てられた時にまずいから調書を作っておかなければという内容。
【はいはい、自分は警察にハメられたとでも?】
尾崎弁護人より、平成19年12月に押収された証拠品のその後について、グダグダと質問。すかさず裁判長から突っ込み。押収品がどうなったかは今関係ないのではと言われても、尾崎弁護人は、関係ないわけないじゃないかと主張。検事さんからも、請求していますよ、とコメントを入れられる。尾崎弁護人としては、被告人が取調べに応じなかった理由として、証拠品が押収されてしまっていたことが情状として関係すると主張したかったようだ。裁判長は情状に関係するのか?とかそれ(取調べに応じなかったこと)についてはもう説明済みではないか?もういいじゃないか、必要なの?と言っているのに、やりとりが続く。
(結局)証拠品は還付されている。
【オイ〜。】
(押収品のその後について史利から説明。)大量の押収品は、ある一定期間、警察がトラックに積んで山梨に保管していた。御神体や御肉筆などは自分が加賀町署に出向いて受取りにいった。
預金に関しては、時期は覚えていないが、平成19年12月に家宅捜索後の早い時期に凍結された。押収品が全て還付されたときに凍結が解除された。
【え、預金凍結解除されてるんだ。】
(吉田(杉本)明枝も主張している、横浜地検の幹部の検事から弁護人に電話があった件について、尾崎弁護人は裁判長からまた指摘されながらも、史利に証言させる。)
会話があるということは間接的に知っていた。実際に杉本逮捕後に録音を聞いたことがある。警察官から9月に事情聴取に協力してもらいたいという旨の申し出があった時、そのようなものがあるということを聞いた。弁護士にその旨伝えたところ、弁護士も検事から話を聞いているから、とのことだった。捜査段階で調書に応じなかったのは、そのような諸々のこともあったから。
【それって、弁護士の方から当時の検察の責任者に一方的に電話でもかけて、「こういうことでどうでしょう?」って提案して、いろんな言葉を引き出した会話を弁護士側がこっそり録音してた、ってことなんじゃないの?こじつけの証拠づくりしてたんじゃないの?それを知っていて、それで自分達は絶対に逮捕なんかされないと、高をくくってたんじゃないのー?】
神霊鑑定や御祈願など行った中で一番記憶に残っているのは、子宮頸癌が消えた件。相談時、医師の診察ではステージ3のAからB、その後ステージ4になった。神霊鑑定後に御祈願、お墓のお浄めをして、出産後に3のA、2、1となり、癌が消失したケース。他には、卵巣のう腫が御祈願後に消失したケース。その他いろいろ。
但し本件に関しては私の責任だったと十分反省している。神霊鑑定がまちがっているわけではない。
【確かにそういうケースもあったのは事実。でも、私だって難病が消えてますけど?御霊光受ける前から。御霊光受けなくなって何年も経って、こんなに神世界の神様に逆らっている今もすこぶる元気ですが。それについて、今度ちゃんと説明してくださいね。】
【癌を消してもらって感謝している人が沢山いるなら、そういう人を情状証人として出せばいいのに。】
休憩
◎前田検事とのやりとり
<被害者Eさんのカウンセリングの件>
被害者Eには、神霊鑑定で「霊体の子宮の壁に」と話した。自分の記憶では霊体の、と言ったが、被害者Eがそう言っているならそうかもしれない。
(史利、だんだん自信がなくなってきたからか、声が小さい。裁判長から、「もうちょっと大きい声で」と注意される。)
(史利、私の記憶の中では…そのような…等、説明を繰り返す。)被害者Eの子宮の「右前が厚くて左後ろが薄い」と言ったことには間違いないが、あくまでも「子宮」ではなく「霊体の子宮」と言った、との主張。)
被害者Eには、神霊からのメッセージをそのまま伝えた。
医学で証明されていると言ったのは、血流の影響が、ということ。気圧の変化で、とは言っていない。婦人科と言ったかどうかは記憶していない。
(被害者Eの鑑定時、家系図を見ているが、家系図はそもそも必要だったのか?神霊能力によって神霊からのメッセージを受け取れるのならば、見なくてもどこに問題あるかわかるのでは?との検察官からの質問に対し、史利、つまる。焦る。家系図に関しては…とごちゃごちゃ説明。全く説明になっていない。)
家系図を見るが、家系図に書いてあることだけを言っているわけではない、鑑定においては家系図がなくてもわかることもある、全てに家系図が必要であるということではない。
【おーい。検事さんからの質問の答えになってませんよー。】
自分が以前、神霊能力開発講座において受講者に教えた通り、神霊能力とは、思いついたものをそのまま伝える、ひらめいたものをそのまま伝える、というもの。
被害者Eに、子宮が厚い、薄い、といった状態を絵に描いて説明した記憶はない。家系図に書き込みした記憶はないが、被害者Eの証言がそうならそうかもしれない。自分には記憶ない。証言、証拠によるとそうかもしれないが、それが被害者Eの時だったかと聞かれると記憶がはっきりしない。
【へー。随分しらばっくれるんですね。】
神霊能力とは、思いついたこと伝える。映像ではなく、音を伝えるだけ。
絵を描いたことは他の人の鑑定でもある。被害者Eのときだけではない。自分で描いた絵が何かわからず、神霊に聞くと、例えば同じような形をした石が出てくるなど、そういうことがあった。
【ん?なんかヘンですよ?映像ではない、音だけってこと?でも絵が出てくるの?】
神霊能力開発講座では言葉と断定したように思われるかもしれないが、神霊能力を使って伝わってくるのは、言葉だけのこともあるし映像のこともある。両方のこともある。自分ではコントロールできない。
【あれ、さっきと言っていること違いますよー。】
<被害者Dさんの件>
平成18年5月、被害者Dにヒーリングの取次ぎをした際に、会話の中で子宮筋腫の話をされた。その際、被害者Dに対し、子供の頃から医者に処方された薬を大量に飲んできたことが影響していること、その薬の毒素が肝臓と腎臓の解毒作用を低下させた結果、子宮筋腫になって現れたと伝えた。それは神霊からのメッセージ。
被害者Dに限らず、当時の御霊光の取次ぎは、かざした手を頭部から腹部、下腹部へと下ろし、今度は横側から挟むように動かしていくというものだった。被害者Dに限ってそうしたのではない。
(手をかざして探さなくでもメッセージをもらえるのではないか?かざす必要あったのか?との質問に対し、)
手をかざす行為と、神霊からメッセージをいただくという行為は、くっついてはいない。手をかざさなければ神霊メッセージをいただけないのではない。(史利、こうやって…と、手を動かして一生懸命同じことを説明。)
被害者Dに、おばあさんの霊が見えるとは言っていない。先祖と言った。記憶がはっきりしていない。先祖がいらっしゃってますよ、と神霊に教えていただいたのでそう伝えた。見えた訳ではない。霊の存在を見たわけではない。
<従業員Cのカウンセリングについて>
被害者Dに、従業員Cのカウンセリングを受けるといいと伝えた。従業員Cに鑑定をやらせようと思ったのは、当時神霊能力を授かった従業員Cに、役割のもとしっかりやってもらいたいと思ったから。自分ができるようになったように従業員Cにもなってもらいたいと思った。なるべく鑑定の機会を経験してもらいたいと思った。
従業員Cに対し、被害者Dの問題が子宮であることを伝えなければならなかった理由は、鑑定内容が御玉串の金額を決めることだったので、相談内容がわからなければ従業員Cが神霊にどのように質問したらよいかわからないだろうと思ったから。
当時従業員Cが神霊鑑定士として神霊メッセージを受け取れる能力があったかどうか、曖昧だったかどうか判断することは自分にはできなかった。ただ、従業員Cが神霊能力を授かったのであれば、神霊能力を使ってしっかりやってもらいたいと思った。
【ふーん。会社経営者である自分にも“判断できなかった”のに、そんな大事なことを従業員にやらせてみたんだ。】
(従業員Cに神霊能力が備わっているのであれば、子宮筋腫のことを伝えなくても、神霊能力を授かっている従業員Cに原因を特定させて、御祈願させればよかったんじゃないの?との検察官からの突っ込みに対し、そう言うけど…と、だんだん苦し紛れの言い訳になる。)
相談者が何について具体的に神霊からの答えをいただきたいのかの内容を知らなければ、相談にはならない。相談内容については伝えるべきと思っていた。
(あなた(史利)が御祈願の金額も含めたメッセージを受け取って、従業員Eに伝えればよかったのでは?との突っ込みに対し、)
そうすることもできたと思うが、先程も述べた理由から従業員Cに鑑定をするよう伝えた。
<御霊光の効果について>
(検察官からの鋭い突っ込みに、史利、何度も質問を聞きなおしたり、タジタジになりながら答える。)
悩みの原因を的確に特定したり、病気を治す力が御霊光にあったかどうかと聞かれると、自分の経験としては、そうだと思っていた。
ただし、御霊光を受けることによって、100%確実に病気が治るかなおるかどうかと言われると、そうではない。結果は神様がくださるもの。人間側がちゃんとやっているかどうかどうかによる。
神霊鑑定や御祈願も、同じように確実に病気が治るかどうかと言われると、100%ではない。鑑定が結果を100%保証するものではない。鑑定もそうだが、特に御祈願は、結果が出る人、出なかった人がいた。
【おーい。言ってること、完全に破綻してるよー。御霊光の力は絶対なんじゃないのー。御霊光そのものは100%なんじゃないのー?】
<宗教性について>
宗教ではないと客に嘘をついていたのではない。超宗教と言わずに説明しなかったのがわかりにくくて客から誤解を招いた。宗教ではないと、自分が一般会員の時から聞いていたので、自分には違和感がなかっただけ。
【天野先生、もうボロボロですね〜。検事さんに突っ込まれ、自分で言っていることもわからなくなっちゃってますよ。これって、コントですか?】
えんとらんすアカサカでは、「御霊光」ではなく「ヒーリング」、「神霊鑑定」ではなく「カウンセリング」という言葉を使っていた。ある一定期間そうしていた。あるいは同じ客に対しても、ある時期によっては違う提示の仕方をしていた。そうした理由は、「神様」「御霊光」という言葉を使うと、敬遠されてしまうから。宗教は敬遠します、宗教っぽいから嫌ですという客がいっぱいいたから。
御霊光による奇跡や良い結果を、多くの人にも知ってもらいたい、受けてもらいたいと思っていた。誤解されたくない思いから、カウンセリングやヒーリングという言葉を使った。
(新しい客の獲得のために意図的に宗教と言わなかったのでは?と突っ込まれて)
そう言われればそうかもしれないが、とにかく御霊光を体験してもらいたい、名前や宗教というイメージだけで嫌わないでもらいたい、御霊光をまず受けてもらって判断してもらいたいという思いがあった。
【あのー。言ってること、またここでも破綻してますけどー。本当の姿を隠して嘘ついていたんだよね?】
<神霊能力開発講座について>
神霊能力開発講座受講者の中には、スタッフ、さまざまな経営者、神世界の幹部もいた。斉藤葉子や日原易子もいた。終わった後に全員から誓約書をとった。神世界幹部からもとった。
(検察官から、とってないのがあるけど、と突っ込まれて)
記憶では全員から誓約書をとっている。
3カ月または6カ月連続で御玉串を上げていない人、分割払いの途中で金額がわからなくなった人に一回だけ通知を出した。
神世界幹部の斉藤葉子がこのとき未納状態だったかどうかは覚えてない。誰に誰が誰に通知を出したか覚えていない。督促状ではなくて、忘れているという人がいたので、全体がそうであるという可能性があると思い、通知を出した。督促的な文面になっていると思うが、御玉串とは、本人の気持ちで御礼を神様にお上げするもの。
【ハイ!またおかしなこと言ってますね。斉藤葉子がどうだったか覚えていないなんて、そんなわけないでしょーが。で、結局、お客さんにだけ督促状出したってことね。】
<斉藤亨からの売上指示の有無について>
斉藤亨が月に1回えんとらんすアカサカに来た際、売上指示が出たこともあったかもかもしれないが、そうだったとは考えられない。何故なら、数字に関しては月に1回報告書をあげていたから。それ以外に売上のことが話題に出るとは考えられない。
【あっ、そう〜。自分から売上報告していただけで、あくまでも売上指示はされていないと主張するのね。あなた、そこまで斉藤亨を庇う理由は一体なあにー?】
平成18年頃、毎月1回、25日に日輪祭という祭典が神世界で行われていた。その祭典に参加したときに斉藤亨に会うことはあった。
月に1回斉藤がえんとらんすアカサカに来る以外で、斉藤と自分が毎月会う機会は一切なかった。
斉藤が月に1回えんとらんすアカサカに来た時の話題は、売上の話も出たかもしれないが、それよりも日本人が世界に御霊光を拡げて行くにあたって日本の文化を身につけていたほうがいいという話題の方が印象に残っている。一番印象に残っているのは、茶道とか書の話を聞いたこと。それで実際に自分も茶道や書を始めた。様々な人と知り合うきっかけになったし、習い事先でお弟子さんたちに御霊光の話をする機会があった。そのようなことが重要な活動であるといった話。でも、数字に関しての話題もあったかもしれない。
【はいはい、どんどん苦し紛れになりますね。】
日輪祭以外に、東京じゃなくても京都で斉藤と会っていたことはある。その時にも、売上や指示の話ではなく、今言ったような話(茶道や書など)が多かった。数字のことは強く印象に残っていない。
全体として、みろく、びびっと、えんとらんすは何番目だという話があり、えんとらんすアカサカの代表取締役としてはえんとらんすアカサカとして頑張りたいと思ったが、細かな数字の指示を受けた記憶はない。
えんとらんすアカサカ単独でなく、神世界全体として売上をどうしたいといった話は聞いたことがないが、将来的な話として、遠方の会員の方が安心してこられるような場所を作っていきたいといった話はあった。
具体的に全体でいくら集めろという風な指示や数字の話が斉藤からあったことは記憶にない。
【ああ、京都ねー。毎月京都にこっそり行ってましたよねー。「“京都”という言葉も一切出すな、スケジュールにも載せるな」って指示してましたもんね。それから、さっきからことあるごとに「代表取締役として」とか何度も言ってますけど、会社の代表が“頑張りたい”だけで、売上や数字のこと気にしてなかったんですか?印象に残ってない?売上が大事、利益が大事なんじゃないの?今まで散々お客さんやスタッフに対していい加減な対応してきて、よくもまあ、代表取締役としてとかなんとか、そんなことが言えるもんだわー。】
(ここで検察官から、京都での斉藤の発言内容を史利が記録したノートが数冊存在することを指摘される。ノートの記録は、平成16年から平成18年にかけてのもの。史利は、京都で斉藤から言われた話を佐野に報告するため、忘れないようにノートに書きとめていた。)
平成18年4月、斉藤から「5年で100億もっていないと神様からしてみたら寝ていたのと同じ」と言われたことを書きとめたのは、全体の物凄く大きな大枠での数字であって、個々の細かな数字ではなかった。当時のえんとらんすアカサカの具体的な売上状態から100億という数字は途方もなく桁外れで遠い存在だった。実感を持った話というよりも、そうなればいいなあ程度の受け止めかたをしていた。
【教主様から具体的に出された数字について、そうなればいいなあ、でいいのか、代表取締役!おまえは寝ていたのと同じだ!!】
斉藤亨から、株で儲けろと言われたことに関しては(史利、答えにつまる)、基本的には株はよくないので、株そのものやれという指示はなかったと思う。株をやってみようかと思ったが、自分には機会がなかったので、結局は買うことはしなかった。
【へ、買おうとは思ったんだ。】
斉藤亨から、「大きくなれば危険回避できない、安全であれば利益も上がらない」と言われたことについては、何の話か思い起こせない。どのような会話の流れで、何についての話かわからない。なんとも言えないが、ノートにそう書いているのであればそうかもしれないが、自分が思ったことを書いたのか、誰かが言ったことを書いたのか、今の話では記憶想起しかねる。
【自分で書いたこと忘れたってー?大事な教主様からのお話だったのに?会主様にご報告しようと自分で書きとめたことを忘れたってー?そんなことでどうする。】
*ここで、傍聴者Yは、気分が悪くなり、数分退室。以下、一部は他の傍聴者から教えてもらった内容。
◎大久保検事とのやりとり
<神霊能力について>
現時点で自分が神霊能力を持っているかどうか、判断できない。神霊鑑定を行っていた平成19年12月までは、あったと思っていた。それ以降は神霊能力を使っていないので判断できないし、あると実感するような出来事もない。
神霊に質問してみることをやめた理由は、神霊能力が問題視されているのでは?と思ったから。神霊能力や神霊鑑定にもし問題があったのであれば、神霊能力や神様そのものに問題があるのではなく人間、使っている自分の責任だと思った。
神霊能力とは、御神業上、御霊光を広めるために授かったもの。自分に原因があって起こしたものを解決するために使ってはいけない。本当の問題は何かを神霊に聞くのではなく、自分達の頭で考えて分析することが必要。今もそう思っている。
分析はまだできていない。現在も考えている。調べようがなかった。事件発生当時、家宅捜索のときに一切誰の何の家宅捜索か教えてもらえなかった。事実関係がわかったのは公判が始まってから。証言を聞き、調書を読んで、自分の反省点に気付いた。
人間力に頼らず神霊に聞いてみようとしなかったのは、自分自身が原因であれば、自分で考えないといけないと思ったから。調べようと色んな人と話はしたが、家宅捜索されて記録がなかったので、調べられなかった。考える材料がないので神霊に聞けば?と言われればそうかもしれないが、そうは考えなかった。
*ここで傍聴人Y、傍聴席に戻る。
【お、検事さん、突っ込んでる、突っ込んでる。史利、困ってる、困ってる。】
これまで人様の悩みについて神霊の言葉であれこれ言ってきた自分が、何故自分の悩みをきいて解決しようとしなかったか?それは、わからない。ただ、今回は神霊に答えを聞くことをしなかった。自分自身の問題であると思った。神霊に聞いても答えを得られないから聞いていないというわけではない。
<史利が神霊能力を確信した時期について>
神霊能力を得た最初は、実感はなかった。その後少しずつ前向きになり、神霊からメッセージをもらえるようになった。時期については、ここからここ、とはっきり線引きできない。これが神霊だとわかったのは、自分の経験では知りようのないことが自分の中に出てきたことがあったから。
神霊能力を試してみたことはある。当たることもあれば外れることもあった。(と言いながら、史利、「今検事さんが言っているのは、私が神霊能力を授かった最初の頃のことですよね?」などと尋ねる。)
【天野先生、アホ?】
(検察官から、「神霊能力を確信した後の話をしている、それでも外れていたのか?」と突っ込まれると、「いえ、ここの時点って断言は難しい」と史利。「断言じゃなくていいですよ、わかるようになったと言うから、その頃のことを聞いてるの」と言い返される。史利は、色合いが違うといったらいいのか…ブツブツ。「確信を得られたのはどことして私は考えるべきなんでしょうか?」と検察官に尋ねる。)
【アホ???】
(検察官から、「あなたがその時点を設定して、この時点ではこうでした、と説明して」と言われ、「自分にまだ疑いがあったころには外れることもあった」と答える。)
確信を得てからは、試すということはしていない。確信を得たのは、いちばん最初の神霊鑑定のとき。お父さんが突然行方不明になったというケース。地元の消防団の方にもお願いして、山も含めていろいろ捜索したが見つからない、既に数カ月経っており、生きているのかどうかもわからないという状態だった。
そのときはまだ神霊能力を授かっているという確信には至っていなかったと思う。3時間、神霊からメッセージをいただけない状態が続き、前に座っている客を大変待たせてしまった。最終的には…(電車があっちとこっちと流れて行くのが見えてどうこうと長々と説明、検察官から「結論から先に」と突っ込まれる。)当てることができた。
東京の西の方にいるというのが出た。家族からは根拠も心当たりもないと言われたが、数カ月後に連絡が入り、東京の西の方の友達を頼って確かにそこにいたということであった。
【東京の西の方って、随分幅広いねー。山梨から確かに一番近いのは確かに西側だわなー。】
そこで神霊能力に確信を得たが、その後は確認していない。授かった神霊に対して疑うという自分の意思が上回ってはいけないと当時思っていたから。その3時間の中で前向きになったことで確信した以降は試していない。
他の人が神霊能力を持っているかどうかはわからない、例えばぼやっと光って見えるとか、見分けられるとかは、ない。
神霊能力開発講座のとき、答え合わせはしなかったし、するものでないし、しなくてもいいと説明していた。
自分自身は自分で当たっていたとわかった時に神霊能力があると確信した。でも、受講者に対してはテストをして確認してみようとはしなかった。何故なら、考えたこともないから。
( この辺りから、コントでもやっているのかというくらいの史利のすっとぼけたアホな返答に、何度も噴き出しそうになった。検察官「何故です?」史利「はい?(すっとぼけた声で)」検察官「何故です!」史利「考えたこともないので、考えていいですか」など。)
神様からいただいた神霊能力を人間が疑うこと自体、良くない。
(じゃあ誓約書いらないのではないか?何故書かせたのか?神様から選ばれて神霊能力を授かった人にきっちり指導しなければ何か事故が起こると想定するのか?など検察官から突っ込まれて、)
誓約書を書いてもらったのは、事故を想定したのではなく、神様から能力をいただいた人が神様の言葉を伝える役割だと責任と自覚をもってもらうため。
(検察官から、「そんな重大な使命を受けた人が、紙ぺら1枚で…」と突っ込まれ、史利は返答できず。)
契約書を書かせた会員が、神霊能力を使って御玉串をいただいたら、神世界に上納していたのかどうか、過去の経営者のことは知らない。えんとらんすアカサカと同じ契約なら基本的には同じようにやってくのかなと思っていたが、具体的な内容までは知らない。
(「じゃあどうなると思ってたの?」と怒られる。)
<御玉串、浄財という言葉について>
御玉串について浄財という言い方は、神様に心からおあげするものと言う意味ではしていた。御玉串は商品に対する対価である、とも説明していた。宗教的な所謂御布施や浄財というものと、一般の世の中の売買商品と代金の関係は同じ。おかしいと言うかもしれないが、御玉串は心からおあげするものである。
【げーっ。傍聴席のおばちゃんたち、この会話聞いていておかしいと思わないのかー。まじー?】
(新規会員増やすためにはまず体験してもらわないといけない、宗教と言うと乗ってこないから、体験してもらうためには小さいけど嘘くらいついていいと思っていたのか?と聞かれ、)
そういう気持ちではない。嘘ではない。とにかく体験してもらいたいと思っていただけ。当時、宗教という言葉をとりまく人々の印象が非常に悪かった。宗教というだけで御霊光を嫌って、御霊光をいただけないのはよくないからそうした。
今振り返ってそのようにすることがずるいとは思わない。不適切だったと思う。自分は、御霊光を受けてもらえばなんとかなると思っていた。客には入り口の段階で勘違いされた。勘違いの入り口を作ってしまったことについて不適切だったと思う。
神世界全体として入り口を絞ってしまうと人が集まらないから、宗教じゃない言えという方針だったわけではない。ヒーリングという言葉も神世界の指示でなく、えんとらんすアカサカの中で決めた。アイディールという名前をつくってやっていこうということも、佐野と嘉子と3人で決めた。方針に関して神世界から指示があったという記憶はない。
【当時も今も、宗教だと説明されていたら私は絶対に関わらなかった。そうやって偽りの入り口を設けて、多くの女性を騙してきたんじゃないか、ボケ!】
<再度、従業員Cにやらせた鑑定の件>
(史利が神霊から聞いたという内容を従業員Cに伝えたことについて、検察官から再度質問。何故史利が聞いた神霊の内容を、同じく神霊能力のあると史利が思っていた従業員Cに伝えなければならなかったのか?)
まず、神霊鑑定の全部を当時の従業員Cに依頼したのではない。御玉串のところだけ神様に聞くよう伝えた。
【改めて聞くと、ホント変な話よね。】
(御神業のための神霊能力を授かったのだから使わなければというのであれば、一部に限った話ではなく、全て自分でやってみなさい、という理屈になりそうなのに、何故自分が聞いたことをわざわざ従業員Cに伝えたのか?と更に質問。)
【検事さん、ナイスですー☆】
当時、神霊能力を授かった従業員Cから、どういう風にしたらよいかわからないとよく相談を受けた。神霊能力開発講座の時も、受講生からもそういう質問があった。自分はこうすればよいという答えを持っていなかった。ただ、自分の経験として、役割をやっていこうと思った時にメッセージがいただけるようになったので、そのことだけを考えていた。ただ、従業員Cは当時まだ不安に思っていた状態だと判断していたので、大切なことだけやってもらおうと思っていた。
【ちょっと。また人の調書や証言を、自分に都合よく利用しないでよ!】
従業員Cの当時の神霊能力が必ずしも十分ではないと認識していたかどうか、その評価は自分にはできない。ただ、従業員C自身が不安を抱えているということを従業員Cから聞いたので、彼女はそう思っていたと判断した。
(検察官から「だとしたら、非常に重要な御玉串の額だって、あなたが神霊にきいて従業員Cに教えてあげなければ間違うんじゃないの?何故それをしなかった?」と突っ込まれる。)
そういう可能性もあったかもしれない。わからないが、当時は神霊能力授かった者が神霊能力を使って鑑定をすることが本人にとって大事と判断からだと思う。
【要は、自分たちに責任が及ばないよう、責任を追及される可能性のあるところは使い捨て従業員を利用したんだもーん、ってことね。】
(従業員Cが不安を抱えていたから、内容を伝え、「橘教会長にやってもらうといいですね」と暗に100万円以上だと伝えたのでは?との質問に対し、)
そこのところは従業員Cの証言と自分の記憶が違う。従業員Cから100万円と聞いた時であれば、「教会長にやってもらいうといいですね」と言った記憶は確かにあるが、鑑定以前に教会長にと言った記憶はない。
【そんな嘘、証拠でバレるのに。】
<神霊能力開発講座について>
(神霊能力開発講座を受けた人全員が神霊能力を使って神霊鑑定をしていない。御神業のために授かった神霊能力をちゃんと使うべきだというならば、神霊鑑定をしていない人もにその旨示唆していたか?との質問に対し、)
3回の講座以降のフォローアップは、本人の希望で行った。個々人が別の所属長のもとで、所属するなかで許可をいただいてやっていくものだったので、他のところに関してはわからない。フォローアップは、本人が希望しなければ強いていない。
【はいはい。他のことは知らん、てね。】
<再々度、従業員Cの鑑定について>
( 「従業員Cに、相談内容だけは伝えたということだが、そもそも神霊能力で相談者が何に悩んでいるかわからないのか?」と検察官に聞かれた史利。「それを言わない理由は何か?」など、意味不明な返答。検察官から「では、紙に書かせなくてもわかるのか?」と聞かれる。)
相談者が解消したい内容を相談者が言って、神様からメッセージをいただくというのが神霊鑑定。神霊能力を持った者が何もしないで全てがわかることが神霊能力ではない。以前、頼まれてもないのに神霊能力を使おうとしたことあったが、それは練習の時のときだったから。
神霊能力とは、御霊光をいただきながらも何か悩みを抱えている人が、具体的な内容について神霊鑑定士を通じて答えを得るもの。それが神霊能力だと思っている。できるかできないかで言うと、相談内容について知らなくてもできたかもしれないが、その時は(そうではなかったといったような返答。)
【ああそうか、御霊光を信じてくれてるバカな奴らにだけ通用するもんなんだよ、って言いたいのか。】
必ずしも要らないかもしれないものを客に提出させていたということではなく、それを見るまでは具体的な相談内容がわからないので見てから、ということ。神霊に聞いて本人が気付いていないことも言い当てることはあったが、(それとこれは別、といったような言い訳。)
【ありがとう、天野先生。あなたの滅茶苦茶な言い訳を聞いているうちに、改めてあなた達のやってきたインチキシステムの仕組みがよくわかるようになりました。】
<被害者Dへのヒーリング中の手の動きについて>
被害者Dから、ヒーリング中に急に相談を受けたとき、自分が手を下げてあたかも丸いものを握るような動作をしたのは、当時のヒーリングの動作の一部であり、神霊のメッセージを得るためではない。御霊光の取次方法は、そのときによって変化していた。平成18年当時の取次方法は、肉体と霊体に取り次ぐというやり方だったので、その時の自分の手の動きが被害者Dさんにそう思わせたのであればそうかもしれない。
【そうそう、御霊光の取次のやり方は変化していきましたよねー。そういえば私が“ヒーリング”を受け始めた頃、KR山E子は、一切手なんかかざしていませんでした。もしあのとき手かざしされてたら、ドン引きして2度と行かなかったのにな。いつの間にか、大袈裟な手の動きに変わっていきましたよね。それを教えていたのは、陽龍様と呼ばれていたばーさん、日原易子でしたよね。】
平成19年12月以降は、神霊能力を使おうとしたことがないから、現時点で自分に神霊能力があるかどうかはわからない。それ以外、取次、御玉串を上げる、自分自身が御祈願するなどは、平成19年12月以降もある。御霊光はずっといただいている。逮捕された後も遠隔をお願いしている。御祈願も何回かしている。(逮捕後どれくらい御玉串を上げたのかについての検察官からの質問に、史利、つまる。)
最後に御玉串を上げたのは、今日から1週間くらい前。最近の御祈願は、逮捕された後。拘留中に弁護士を通じて自分に支払われる給料の中から10万円で御祈願をお願いした。(えーと・・・えーと・・・がやたら多くて、答えに困っているのがバレバレ。検察官の質問の仕方はなかなかのもの。流石。)
【なにー!!!10万円で御祈願〜?たったの10万円?・・・夫婦2人で1億円以上報酬を得てきたあんたらが、こんな大変な状態にあって、御祈願の御玉串がたった10万円ーーー?!そんな少ない金額でいいのか〜?これからどんだけの活躍とお取引するつもりじゃ、ボケ。私、嘉子から言われたこと忘れてないわよ。被害者Dさんのこと、「Dさん、100万円で御祈願して安心しちゃってるよ。それでいいの?Dさんは重いから、100万円じゃ足りないよ!もっと活躍させないと、奇跡神様に取り上げられちゃうよ!」と言って、さんざんDさんにも無理難題押し付けてきたじゃない。】
(検察官より、今後、神世界とはもう接触しないと言っていたが、今後、御霊光を受けたり御祈願することはなくなるのか?それとも神世界との関係は続くのか?との質問。)
どういう風に答えたらよいかわからないが、自分自身が神様からの御霊光をいただくことによって奇跡をいただいたのは事実なので、個人的には御霊光を受け続けたい。神世界と接触しないで、どういう風にやっていったらいいかわからないが、御神体があれば御神体から御霊光がいただけると今は思っている。
【なんですと〜(呆)。】
(検察官より、「今後どうするかまだ考えてないのか?今後どうすると誓うこともできないし、具体的に考えてもいないということか?」と突っ込まれる。)
組織としての神世界とのつながりは継続的にはない。(検察官の、「それでどうやって御霊光受けるの?もう一回言って、それじゃわからない」という突っ込みに、史利、しどろもどろ。)
今は御神体があるし、御守り様もあるし、御額もある。その物から御霊光いただこうと思っている。現時点ではそのアイデアしかない。
【は?】
(ここで検察官が更に鋭く追及。「あなた、さんざんこれまで会員とかお客さんとか従業員に、継続的に取引しなきゃだめだ、御玉串払ったりすることを止めたらすごく悪くなるとか、元の運命に戻るとか、下がるとか言ってきたのではないのか?今後、御霊光だけ受けて御玉串を上げずにいたら、またあなたの腰は痛くなるということか?)
御玉串は、自分の判断で上げていきたいと思っている。
(検察官、すかさず「どうやって神世界の組織と接触せずに御玉串あげるんですか!」と史利を叱る。)
【天野先生よ〜。これ、極めつけのコントでしょうか。】
神世界の組織と接触せずに、今御霊光を受けている人たちがどんな活動をしているかはわからない。自分は、自分の部屋で御額の前に御玉串をあげて御霊光をいただこうと思っている。その上で、どうなっていくかわからないが、神世界とは違うもので何か活動が行われるのであれば、そこに御玉串を上げたいと思っているが、今現時点では決められない。
ちゃんと考えてないのではなくて、全くわからない。現時点では、えんとらんすアカサカの組は織再開しないし、活動もしない。神世界という組織とも関らないのは確実だが、現時点では御霊光をいただきたいという気持ちあるだけ。どんな形でどのようにするか、はっきりしろと言われてもはっきりさせる材料がない。
【みなさん。天野先生と言われていたおっさんが、自室の御額の前でボケ〜っと座って御霊光を受けている姿、御額に向かって御玉串を上げている姿、「御霊光だけはいただきたいんです」とか言ってる姿を、想像してみてくださいよ・・・。】
◎再度、市河弁護人とのやりとり
<神世界との関係について再確認>
組織としての神世界との活動は、今後関係しない。神様は信じている。信じている神様の教えからすると、当然御玉串を神様に対して上げるのだが、今はその方法がわからない。現実今考えられるのは、御神体を拝んで、御神体に御玉串を上げる。
【僕困っちゃう〜みたいな言い方は、気持ち悪いからやめなさい。だから、とっつあん坊やとか言われちゃうのです。】
これから神世界との関係は断つ。神世界の人間、佐野や斉藤からもう一回活動始めないかと勧誘されても断る。
【今はそうとしか言えないだろ。】
◎裁判長とのやりとり
<神霊能力について>
(史利は、神霊能力開発講座を受けていない。受けずに神霊能力を授かった。だが他の人には神霊能力開発講座で教えていた。神霊能力開発講座を受講すれば誰でも神霊能力を授かると言うが、これまでの説明によると、講座を受けてもできないということにならないか?と裁判長に質問される。)
「神霊能力開発講座を受講すればできるようになるが、神霊能力は、役割という自覚を持ってはじめて使えるようになるもの。」と答える史利。
(史利は、神霊能力開発講座を受けずにできるようになった。だから神霊能力開発講座を受けたかどうかは、神霊能力を取得できるかどうかに関係ないはずでは?)
「3回の神霊能力開発講座終了後、受講生が授かっているかどうか神霊に尋ね、授かっている人にはそう伝えた。自分が自覚なかったときには神霊能力をなかなかいただけなかったので、それは本人の自覚…(とブツブツ)。」
(史利は、神霊能力開発講座で、神霊メッセージの答え合わせはしてはいけないと言ったが、どうやってあっているか間違っているかを判断するのか?と聞かれ、)
「神霊からいただいた言葉に対し、本当か嘘か、人間が評価・判断するのはおかしい。」と答える。
(神様の言葉は一つの筈。バラバラだということはおかしいのでは?と裁判長。)
「神様は一つだが、神霊は一つではない。神霊は神様のもとで働いている存在(だから答えも一つではない)。答えはバラバラでよい、というか、見方が違うから答えが違う。」
【あーでもない、こーでもないと、言い訳タイヘンですね、天野先生。】
(神霊能力を授かったということで受講者が支払った御礼を、講師が御礼をもらうのはおかしくないか?との質問に、)
「御礼は、講師がもらうのではない。本人が自分の判断で御玉串として神様にあげるもの。自分は伝えるだけ。」
(神霊能力を取得できていなければ御礼を払わなくてもいいのか?との質問に、)
「受講者全員が払ってはいない。本人が決めること。神霊能力を授かったと自覚した人が上げるもの。」
【ああ、これでもう裁判長にはインチキだってことがちゃんと伝わりましたよ、天野先生。】
<被害者Eさんに伝えた内容について>
被害者Eに対して、子宮の壁が厚い薄いと言ったのは事実。気圧によって血流が変化するとは言った。気圧そのものという言い方はしていない。はっきりしてない、被害者Eがそう言うならそうかもしれない。
気圧が影響してるとは、神の言葉として本当に聞いた。医師の調書によると医学的には間違っている。自分は医学的なことはわからないが、神霊から聞いたことそのまま伝えた。
(途中、検察の調書がどうこうと言いだして、裁判長から「あなたが言ったかどうか聞いてるんです!」と怒られてしまう、情けない史利。)
【あ、また言ってることが破綻してる。さっきと反対のこと言ってますよー。】
気圧影響説が医学的には間違っていると医師が言うならそうかもしれない。医学的なことは自分には判断できない。神霊から自分に伝えられたものは、気圧というものがイメージとして出た。血流の話は証言には出ていないので何とも言えない。(裁判長の、「神霊は医学的に間違ったこともあなたに伝えるわけですか?」という質問には、結局答えられていない。)
(同様に、裁判長からの「あなたは被害者Eさんの話を聞いて、自分が間違っていたと思わないのか?」にも、結局答えられず、)
「自分の言動が誤解を招いた。それが本人(被害者)たちの行動(=刑事告訴)を決定させてしまったことにおいては、反省している。」
【信じられない。被害者に対してケンカ売ってんのか?!それからね、天野先生よ。とにかくまずはイエスかノーか、どっちかで答えろ、ボケー!!!】
終了。
【腹が立つやら、おかしいやら。ぐったり。疲れたー。】
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