第12回口頭弁論を傍聴した人から寄せられた感想や意見など
(意見1)
本人は気づいていないのだろうけど、加藤被告の訴えは神世界のあり方そのものに見えた。
「自分は悪くない」。「自分は違う」。「そんなつもりはなかった」が自分の真実だと訴える姿は、どう見ても神世界の主張と同じです。
自分はそう思っても相手はそう取っていないから裁判になったのであり、自分は違うと思っても、訴訟を起こされている以上、用意された主張の場まで待ち、正しいかどうかを判断するのは裁判所です。
裁判が素人なのは原告も同じです。原告が長い歳月、どんな思いで待ち続けているのか想像しようともしないその言動には、「自分が一番」、「反省はしない」という神書の教えが滲み出ています。
神世界に浸っている人は、『自分はこう思う』という主張は得意ですが、自分が周囲に与えている影響に関してはまるで無関心です。
「自分さえ」がそこに根付いていることの恐ろしさにまったく気づいていない。
明らかな悪意だけが悪ではありません。自覚のない悪行はもっと性質が悪い。
(意見2)
今日から新しい裁判長になり、傍聴席がほぼ埋め尽くされた状態で開廷した。原告代理人から物的証拠として、神世界の暴利のグッズ類である「お守り」「神書」「ペットボトルの水」などが裁判長に提示された。各裁判官はそれらを手に取って、非常に興味深げに観察していた。「力」の文字が法廷内にさらされて、衆人環視の中でその稚拙な書体をさらけ出した。
昨年末に損害の認否と個別の認否を出すと約束したえんとらんすアカサカの代理人は、またしても約束を守らなかった為、裁判長に注意を受けた。心証を悪くしたのは当然と思われるが、何の意図で約束破りを続けるのか。自分の言った言葉に責任を取らないという神経にも呆れる。昨年12月、大幅に遅刻をしたことを自省したのか、本日は早くに着席していたようだが、やるべき事をやらないで早く来ているという行動は、矛盾だらけで笑える。E2の代理人も個別の認否が特に遅れていて、次回までに出すよう注意された。
プラス花が再度神世界と切り離してほしいと長々訴え始めたが、その主張は一方的で、感情に走るあまり原告代理人を非難しはじめた為、裁判長が割って入り、「何が言いたいのかを書面で出してください」とぴしゃり押さえた形になった。
新任早々、注意で忙しい初日の裁判長であったが、雰囲気が変わり、被告代理人の約束破りや言い訳などは今後通らないように感じられた。次回からはより速やかな進行が期待され、停滞感が解消されるように思えた。
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